古代日本の歴史を謎解き

日本の古代史の謎に挑戦します。

時代別にみる人口と鉄器の分布

2016-09-30 21:00:49 | 歴史
弥生時代、古墳時代の地方別状況がわかるサイトがありました。
地域別人口の超長期推移
1、縄文時代、人口は東関東と北に集中
  近畿、中国、四国、九州は人口が極めて少ない。
2、弥生時代 大幅な人口の増加
  特に九州、山陽、近畿周辺で増加、機内も増加しているが
  他ほどではない。

地域別にみた鉄器の出土数
1、鉄器は、九州に集中
2、古墳時代に奈良で急に出土するようになるが、他の機内では
  ほとんど発見されない。
3.九州においては、
  弥生中期まで 福岡、佐賀、大分で出土、熊本では少ない
  弥生後期になると、急激に熊本での出土が増える。
結論としていえる事
1、弥生人の移住は
  九州北部から、
  山陰ルート(出雲、若狭湾)
  山陽ルート(吉備、淡路島)と船による航海ルート
2、弥生時前期~中期の鉄器は、佐賀、福岡、大分の九州北部から
  山口、安芸まで
3、弥生後期(AD250年以降)に宮崎で急激な増加
時代背景
1、弥生中期まで(邪馬台国が出来る事位まで)
  九州北部が農耕、武器の面でとびぬけて進んでいる。
  この時期に、倭国の大乱があった。
  倭国の大乱は九州北部の地域の戦争
2、弥生後期(邪馬台国は狗奴国と戦争している)
  宮崎で急激な鉄器の増加、狗奴国は宮崎にあった。
  狗奴国が武器を持ち軍事力を強める。
  邪馬台国VS狗奴国とは、佐賀、福岡、大分VS宮崎
3、機内(奈良、大阪、京都南部)はかなり遅れており
  人口も少ない。
3、古墳時代に、鉄器が増加する。人口の移動が起こり
  人口を支えるための農業と大規模古墳を作るに為に鉄器が必要となった。
  この時期、東方征伐が行われた。
4、古墳時代、九州北部の鉄器出土数が減っている。
  三韓征伐など、鉄器が朝鮮半島で使われる。
5、鹿児島、宮崎では鉄器の出土が少ない(ほとんどない)
  人口が増えているが、争い(戦争)がない(平和な部族)
  天孫降臨は、宮崎日向の地で、新しい国造りを始めた。
6、石川、長野などで鉄器が増える。
  農耕具以外に、翡翠など鉱物の産出や木材の伐採に使われた。
以上、過去に紹介した邪馬台国など歴史に合致します。
2世紀紀後半、吉野ケ里の環濠防衛が強化するように
九州北部では争いが絶えない無法地帯に近かった。
3世紀になる朝鮮半島のもめ事で出兵するなど軍事力が集中した。
鹿児島、宮崎は軍事とは関係のない生活で過ごすことが出来た。


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