かんしゃかんげきあめあられ

ぼん太とぴょん吉の家造り奮闘記

和傘をたずねて金沢へ (その4)

2007年11月04日 | その他
久々の更新です。

さてさて、金沢旅行の2日目は、前日に行けなかった兼六園へ。

まずは成巽閣へ。
成巽閣入口 成巽閣入口。

成巽閣 ここから御殿に入りました。

ここは加賀藩13代将軍前田斉泰が母親のために造営したものらしく、
一階が武家書院造、二階が数奇屋風書院造でとても凝った造りをしていました。

成巽閣広縁 「つくしの縁の庭園」。庇が美しいっ。

成巽閣では障子の腰板に絵が描かれていて、それが部屋の名前になってました。
謁見の間の欄間は両面透彫り。極楽鳥やら梅や椿が彫られていました。
二階の群青書見の間は、天井が美しい群青色で、鮮やかでした。
どの間もこだわりのある凝った空間となっていると同時に、
和の家を堪能しました。

石川県立伝統産業工芸館に突入。
石川県の伝統工芸種36種の名品の数々を堪能。
恐るべし石川県っ。

実はぴょん吉、院卒だからか?就職活動が結構大変でして、
そのとき採用先がなかったら伝統工芸師になろうと
まじめに考えたことがありまして。
(その頃から伝統工芸品に興味があったのです~)
結局、愛知の某企業に滑り込んだので
伝統工芸への道は閉ざされたのですが、

こうして昔から代々受け継がれてきている匠の技を
目の当たりにすると、伝統工芸師の道も悪くなかったなと
ちょっぴり後悔するほど感動しました。
見ごたえがあって見学できてよかった。

松田さんの和傘もちゃんと展示されてました

そしてようやく兼六園。
ぼん太とぴょん吉の場合、兼六園南側の小立野口から入園。
普通は北の桂坂口から入るんでしょうね。

兼六園根上松 根上松(ねあがりまつ)。根が露出してる

兼六園徽軫灯籠 お約束、霞ヶ池の徽軫灯籠(ことじとうろう)

やはりシンボルともいえる徽軫灯籠の写真スポットには
長い行列が。
もちろんぼん太とぴょん吉も並んで撮影。

その後、ぐるっと一周して兼六園を後にし、加賀友禅伝統産業会館へ。

松田さんの日傘が加賀友禅の絵師さんに描いてもらっていることもあり
絵師さんのお仕事を見学したいなと思っていたのですが
ちょうど作業中だったので見学できました。
ぼん太とぴょん吉が見終わって部屋を出たら、
すぐに絵師さんは昼休憩になったので、見れて良かった。

加賀友禅もこれまた美しく、デザインも彩色も素敵で
なんともいえない幸せな気分になりました。

さすがに高額すぎて着物は購入できませんが
風呂敷ぐらいなら、と思って地下の販売コーナーへ行ってみると
ほとんど気づかないような汚れやしみのために
定価の半額以下になっている風呂敷を発見。
しみの部分がシールで分かるようになっていましたが
シールが無ければ全く目立たず、お値打ちだったので
図柄を変えて3枚購入。(1枚は母へのお土産)

風呂敷 加賀友禅の風呂敷。

使うのがためらわれるほど美しい絵柄です。

そろそろ帰りの特急の時間が近づいてきたので、
石川県観光物産館に立ち寄って少し物色後、金沢駅に戻りました。

百番街でお土産を購入しました。
試食品が多く、味を確認してから購入できるのがグッド。

ぼん太とぴょん吉が購入したお土産(食べ物)は、
きんつば中田屋のきんつば。(程よい甘さで後味良し)
菓匠みのやとふじ井の羽二重餅(もちもちの求肥。金箔が豪華)
丸八製茶場の加賀棒茶(香りが最高のほうじ茶。ぴょん吉お気に入り)
諸江屋の落雁(意外や意外、ココア味が超美味)
金沢の地酒(これは近くの酒屋さんで購入)

我ながら、たくさん買いましたな。

21世紀美術館も、県立歴史博物館も、金沢城公園にも行けず
甘味喫茶も寄れず、消化不良の感はありますが
一泊二日なら十分かなと納得しつつ
しらさぎ号で名古屋にもどりました。
次回は二泊三日はしたいなぁ。

さて、しらさぎ号の中で食べた遅い昼食。

笹寿し ぴょん吉の食べた笹寿し

かに棒寿し ぼん太の食べた蟹棒寿し

最後の最後まで金沢の味を満喫しました。

盛りだくさんで楽しい金沢の旅でした。

追伸:なんと本日松田さんから雨傘が届きました。 はやっ。
近く写真アップします。