かんしゃかんげきあめあられ

ぼん太とぴょん吉の家造り奮闘記

再び宮島にて ~千畳閣

2009年11月18日 | その他
旅の残る最後の目的とは、千畳閣を訪れることでした。
初日に厳島神社には寄ったのですが、時間の都合で近くにありながらも
寄れなかったので、何とか時間をやりくりして
やっと見れることになりました。

千畳閣とは、厳島神社末社の豊国神社の本殿となっていて、
豊臣秀吉と加藤清正が祀られています。
実際に畳が千畳もあるわけではないのですが、
857枚もの広さがあることからそう呼ばれているようです。

秀吉の命令によって造られ始めたものの、
秀吉の死によって工事が途中で中止され板壁も天井板もない
未完成の建物となっています。

階段を昇ったところに千畳閣の入口がありました。
靴を脱いで、いざ中に入ります。


中に入って、圧倒されました!
広さも凄いですが、それ以上に木の存在感に。


天井に向けて写したものですが、かなり高い位置になる部分にも
太い木材が一杯使われています。


継手や仕口の木組のたくましさが伝わってきます


柱もとても太いですよー。
手を回して抱え込めそうなくらいです。


この部分の木の厚さも相当なもので、
元々の木も相当樹齢の高い太い木だったことが想像できます。


人の足を二つ並べた以上の幅がありそうな床板です。
こんな幅のある床板がとれる木って、どれだけの大きさだったのでしょう


とある位置で、天井に向けて写したものですが、
何本もの木材と組まれています。


がっちりと太い木同士で組まれていますが、
これだけの大きな建物を支える木の強さと技術って、
素晴らしいものですね。


千畳閣をこうしたアングルで眺めると、
時を経た木の構造美を感じます。


床下も折角なので覗いてみました。
予想通り、太い木が中心の頑強な土台になっていました。


こんな具合に千畳閣のスケールの大きさに圧倒されながらも、
あちこちでシャッターを切っていました。

それにしても、ここは国の重要文化財のはずですが、
大人も子供も寝転び、体育館かと思えるくらいに
元気に子供たちが走り回っていましたが・・・。

少し、高台にあるので、千畳閣の中を吹き抜ける風が
とても心地良かったです。
まあ、観光の合間の広い休憩所代わりに
大らかに使わせてもらえているのでしょうね。


にほんブログ村 住まいブログへ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅へ にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ


最新の画像もっと見る