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消えた千円

2014年11月11日 | 
3人が、10000円を出し合って30000円の品物を買ったところ、5000円負けてくれた。
5000円を3人で分け難いため、2000円を係員にチップとして渡し、1人1000円づつを返した。

ということは、
  3人は1人9000円を払ったことになり、チップ2000円をやったのだから、
  9000×3+2000=29000円 となる。
  ありぁ   1000円はいったいどこに消えたのだろう


千円は、鶴にも亀にもなるから、猫に化けたか  


いったい、千円は何処に消えたか  


よくさがしてみると・・・
30000円の物を、5000円負けてくれたのだから、
25000円(=30000-5000) を支払ったことになる。これを基準にすべきで、
(9000×3=)27000円から、2000円を加算するのではなく、そこから2000円を出してチップにしたと考えなければならない。
すなわち
9000×32000=25000円となる。 5000円を割り引いて呉れた 30000-5000=25000円 と一致する。
足すと引くとは、大違いという数の話でした。

落語『壺算』 

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

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消えた千円 (らいちゃん)
2014-11-11 06:57:56
まるで落語に出てくるような面白いクイズでした。
来月飲み会があるので話題にしたいと思います。
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お早うございます。 (延岡の山歩人K)
2014-11-11 07:37:18
面白いお話しでした。
「1+1=1」同様に最初は見事に騙されました(^o^)。

これは使えますね(*^_^*)

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2コメントに φ(..) (iina)
2014-11-11 08:25:56
(らいちゃん)  へ
伎楽面は、鼻の高い赤ら顔の異形の怪人に見え、金銀絵長花形几は、仏具だけに雲が湧き起っているように見えます。
でも、檳榔木画箱は、寄木細工した箱ですから、いまも箱根で売られています。

>落語に出てくるような面白いクイズ
らいちゃんは、勘が鋭いです。まさしく、「消えた千円」の話題は落語『壺算』の枕でつかわれた噺でした。

その『壺算』は、こんな噺です。
①:3円50銭だった一荷入り水壺を、最初に3円に値切り、3円支払い手に入れた。
②:一荷入り水壺を一旦持ち帰りかけ、「欲しいのは二荷入りだった」というていにして、再び店へ戻る。
③:番頭さんの「二荷入りの水壺は、一荷入りの倍額です」という言葉尻をとらえ、「3円で買うたから、倍額なら6円じゃろ」
  とゴネて、本来7円の水壺を6円で売ることを認めさせる。
④:今持っている一荷入りを「下取りにしてほしい」と言い、一荷入りが3円、先に渡した3円とあわせ「6円の勘定になるな」
  と強弁する。
こうして、最初に出した3円だけで二荷入りの水壺をせしめてしまうというカラクリです。




(延岡の山歩人K)さん へ
きょうは、見事な「皇帝ダリア」でした。
竹のような茎が、どんな花を咲かすかと気にしていたのが、この皇帝ダリアだったのです。

「消えた千円」の噺は、ひさしぶりに受けた「数」の話になったようで嬉しiina~。

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Unknown (焼酎学生)
2014-11-11 08:27:13
マジックめいた計算話、チョッピリ脳の運動になりました。
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(焼酎学生) さん へ (iina)
2014-11-11 09:52:41
秋の夜長に、クラシック鑑賞も好いですね。

iinaは、落語でも聴きに寄席に寄ろうかなぁ~。

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困った~ (野の花)
2014-11-11 18:46:22
高校生の時から 数学の学習障害にかかった
野の花はこの手の 足したり引いたりは 分からんな~~
これって拷問みたいだな~~
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(野の花) さん へ (iina)
2014-11-12 08:23:39
検査後の好い内容のごほうびにホテルでご馳走とは、いいなぁ~。

年間行事のひとつになっているのですね。 ^^

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おもしろか~~~ (^π^)
2014-11-13 10:34:03
落語でこんなややこしい算術の話をしよるんやね。
ちょっと聞かされたぐらいでは、だまされるばい。
落語も面白い話をするんやね。

                              バイバイ (^π^)/~~~
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(^π^) さん へ (iina)
2014-11-15 11:08:31
落語『壺算』は、前に聴いてますが、マクラになかなか巧みな「消えた千円」を出したのは、はじめてでした。。
でも、問題提起する太字の箇所だけを話して、本題に入りましたから、気になって仕方ありませんでした。

話を、「千円が消えた」という風に誘導されると、たしかに不思議でした。

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壺算 (tomiken)
2014-11-25 21:36:28
先日は私のブログにお越しいただきありがとうございました。
コメント拝見させていただきました。落語のファンが増えそうな「壺算」の解説でございます。
私は素人ですが寄席芸人の友人も多いので、嬉しいかぎりです。
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