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柳生の里

2015年02月09日 | 歴史街道


柳生の里は、陣屋跡、家老屋敷、柳生一族の墓が点在する剣豪の里だった。

柳生石舟斎宗厳やぎゅうせきしゅうさいむねよしは、戦国末期に上泉伊勢守かみいずみいせのかみについて新陰流しんかげりゅうの秘伝を授けられ、新たに無刀の術を極め、柳生新陰流を創始した。
「剣は人を斬るに非ず、人を活かすにあり」と説く人を生かす「活人剣」こそがその極意とされ、それゆえに無刀取り(世に言う「真剣白刃取り」)という神技にいきついたのだと思われる。

石舟斎が修行中に天狗を斬ったと思ったら天狗はいず代わりに巨石が2つに割れていたと伝わる。

この伝説の一刀石は、柳生の里から薄暗い山道を30分ばかり歩いたところにある。


石舟斎の五男の但馬守宗矩むねのりは、将軍家の兵法指南役として秀忠・家光に柳生新陰流を教授し、将軍側近をつとめ一万石余で大名の列に加わり、後に大目付の要職についた。


←柳生家墓所(左から宗冬、宗矩、十兵衛))

柳生の里に通じる柳生街道の春日山原始林内に石仏が点在する。
朝日観音は、朝日があたると美しく浮かび上がる。
大仏殿建設の石材を掘り取った跡に20体の石仏が彫られた春日山石窟仏、

 <注>
18年ほど前の関西のテレビ「歴史街道」に放送された画像を使用。


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10 コメント

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お早うございます (延岡の山歩人K)
2015-02-09 07:13:18
柳生新陰流
 >「剣は人を斬るに非ず、人を活かすにあり」
素晴らしい言葉ですね

 >石舟斎が修行中・・・
2年前にご参考にさせていただきました
 ↓
 http://blog.goo.ne.jp/yamakawa_trek/e/66ad35118dd2b141a48fe80a2f4ed05c

柳生の里 (らいちゃん)
2015-02-09 07:23:59
柳生の里には苦い思い出があります。
昭和41~2年だったでしょうか、組合の下部組織である青年婦人部(独身男性と女性で組織された部)の主催で近鉄奈良駅前から柳生の里まで約20キロメートルほどの山道を歩く行事に参加した時のことです。
最初は元気よく歩き始めたものですが、15~6キロメートルほど行ったところで、2~3年前に痛めた膝痛が再発し、苦しみながら到着したことが思い出されます。
帰りはバスで帰ったのですが、その後、暫くビッコを挽いての通勤でした。
見学したところはよく覚えていませんが、外から見た長い白い塀はよく覚えています。
Unknown (焼酎学生)
2015-02-09 08:33:46
奈良各地を歩きましたが、十兵衛で知られた柳生地区へは行っておりません。
(延岡の山歩人K)さん へ (iina)
2015-02-09 08:47:42
俳句は、575に季節感を入れるのがルールですが、川柳は、風刺とおかしみを盛り込めれば、グーなのです。

     石舟斎 カランコロンと 真っ二つ / iina川柳

「一刀石「を伝説に残すほどの技を、石舟斎は宮崎県の岩山・比叡山で修行して「カランコロン岩」を試しに斬ったのてしたね。
柳生の里には、一度しか行ったことはありませんが、録画した「歴史街道」を見直すと書き残しを感じて追加しました。

川柳の交流相手は、次の「晴れおとこ」さん宅の「しりとり川柳」です。いちど此方で修行を・・・。
http://homepage2.nifty.com/hareotoko/top2.html

(らいちゃん)  へ (iina)
2015-02-09 09:21:08
根回しをなつかしむ心情が吐露されていました。わらや土で根をおおうために「根伐り」も必要ですね。

iinaは、狭い庭の木の剪定程度ですから、木の根回しをする心配はありません。せいぜい、定価を「値切る」ことを
店員に試みています。

柳生街道を歩き膝痛が再発とは、苦い想い出があったのですね。

(焼酎学生) さん へ (iina)
2015-02-09 09:27:03
さいきん焼酎学生さんののタイトルは、巧く俳句になっています。^^

>天体を撮影構図へ取り込む場合、情緒のある月が良いと思います。
再び指摘すると、また怒られそうですが、タイトルに年月日は無粋です。写真に情緒を盛る心得があるのに、タイトルに
日付はいただけません。
備忘録として日付を入れているとのことですが、投稿日は自動で印字されるので、記事と投稿日を正く記憶したい場合は、
但し書きに残すことで叶います・・・。
観客の関心は、題目ですから日付は邪魔です。なにより無粋ですから、情緒を気にする焼酎学生さんらしくありません。

またまた、余計なことをコメントしてしまいました。ご免なさい。

やっと (mone)
2015-02-09 11:06:28
私が行ったことがある数少ない場所が紹介されました。私も歴史街道で紹介される様な場所にもいってたんだ。
(mone) さん へ (iina)
2015-02-10 14:06:45
歴史街道は、次のように紹介されています。
関西の「歴史・文化の宝庫」として世界に誇れる地域です。伊勢・飛鳥・奈良・京都・大阪・神戸といった主要歴史都市を
時代の流れに沿ってたどる「メインルート」と各地域の特徴をテーマとして活かした3つの「ネットワーク」です。
http://asahi.co.jp/rekishi/index.html

そんなことから、柳生の里も歴史街道に含まれます。

史実と創作 (更家)
2015-02-12 08:00:22
柳生の里は行ったことがありませんが、映画や小説で見たり読んだりしているので、どこまでが史実で、どこからが創作なのか、非常に興味があります。
未だ、子孫の人達が住んでいるんでしょうかねえ。
(更家) さん へ (iina)
2015-02-12 08:50:09
(更家)さん宅の方が、iina宅より遠いのに大山の上に富士山が顔を出しています。宅からは、頂だけが見えます。

>柳生の里は・・・どこまでが史実で、どこからが創作なのか、非常に興味があります。
謎めいたところに惹かれるのは、更家さんと同じです。

奈良から柳生街道を行った直ぐに浄瑠璃寺があります。ここの寺は、奈良的で好感です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/215dfa12183b7b8f8340957ff3cb5962

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