人・企業・地域を元気に!いでっちの奮戦記

イデアパートナーズ㈱の井手修身(おさむ)の地域再生、観光地活性化に関する人・企業・地域の様々なエピソードを紹介する日記。

イデア塾 アレックス・カーさんの話し①

2008年04月20日 | イデア塾の紹介
先日、私が主宰する新しい価値転換・創出の場 イデア塾 に、

美しい自然環境や文化遺産への審美眼を持ち、
日本人より日本の「美」を知っている東洋文化研究者

アレックス・カーさん をゲストにお呼びしました。

「日本は『醜い国』になっている」

「かつて美しい自然環境と豊かな文化遺産を誇った日本は、
 今や見渡す限りのコンクリートと看板、電線に埋め尽くされている。」

「美しい日本を後世に残す、美しい町に美しい一軒家」

「何でもない田舎の素朴さ」

「安全・便利だけでは日本の文化は継承できない」

「文化を活用しビジネスで生きることが大事」など、

2001年には『犬と鬼』(講談社刊)を執筆されています。

『犬と鬼』は「犬馬は難く、鬼魅は易し」からきているもので、
いくらでもある、ありふれたものー犬や馬ーきちんと描くのは難しいけど、
奇怪な想像物である鬼ならだれでも描きやすいという意味で、
アレックスさんはこれを、
日本の官僚社会が創り出した土建国家の仕組みの中で、
官僚が、長期的・根本的な問題に取組まず『犬』、
豪華な、目立つモニュメント『鬼』ばかりを考え出す、というもの。

アレックスさんの言葉は胸に鋭く刺さります。


またアレックスさん達は、「美しい日本を次の世代に」を使命として、
2003年京都に株式会社「庵」を設立。
京町家の保存を目的に、京町家スティと日本の伝統文化体験研修事業を
スタートされています。
 http://www.kyoto-machiya.com/

コンセプトは、
暮らすように旅する 
今からの滞在型観光に向けて 重要なキーワードですね。
 
今回は、アレックスさんに合わせて、博多の老舗旅館、
旅館 鹿島本館 の座敷で、開催。


120名を超える参加者で熱気ムンムンした。
鹿児島、宮崎、長崎と九州各地、東京からお越しいただきました。


続く