
今回の記事は『ライアーゲーム -再生-』(2012年、監督:松山博昭)です。
甲斐谷忍の人気コミックスを実写ドラマ化し、大ヒットしたライアーゲームの劇場版第2作。前作ファイナルステージから2年後に再び開催された“イス取りゲーム”での壮絶な心理バトルを描く。
主演は松田翔太、新ヒロインに多部未華子。それにしてもこのシリーズ、ウザキャラの濃さは半端ない。
■内容紹介 ※goo映画より
帝都大学を卒業したばかりの篠宮優のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届く。
戸惑った優は、かつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求めた。
秋山は最初は優を拒否したものの、自分の元にも招待状が届いたため、ライアーゲームに参加することに。
工場跡のような廃墟で行われる今回のゲームは、“イス取りゲーム”。
総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが15脚の椅子を取り合う心理戦が始まる…。
ようこそ、禁断の“イス取りゲーム”へ――



■感想
良い映画かどうかは別にしておいて、面白い映画だった。
こういう漫画的に楽しめるエンタメ映画は単純に観ていて楽しい。濃いキャラたちが繰り広げる極限状態での心理戦はドキドキ可笑しく楽しめる。
実写版カイジ系(オーバーアクション&急展開ドラマ)が好きな方なら間違いなく楽しめると思う。
映画の内容の方はかなり不思議な展開であり、先はまったく読むことはできない。良い意味でとんでもない脚本だった気がする。細かいところを気にすると疑問符が際限なく出てきそう。
それから主催者側がかなり謎だ。江角マキコさんが演じた主宰者・Ωはもとより、最年少事務局員アリス(芦田愛菜)など意味深な役っぽい雰囲気を存分に感じるけど、この二人について語られることはほとんど皆無。
ちなみに今回のゲームのルールは
(1)各プレイヤーは参加時点で1億円が贈呈されている。
(2)ゲーム終了時、各プレイヤーから2億円ずつ回収される。つまりゲームによる獲得金額が1億円未満だった場合、負債が確定する。
(3)プレイヤーには自分の名前が刻まれた20枚のコインが与えられる。
(4)プレイヤーはイス取りゲームで競い、優勝者1名を決める。(イス取りゲームの詳細なルールは省略)
(5)優勝者のコインは1億円で換金してくれる。つまり賞金総額は20億円。優勝者のメダルさえ持っていれば優勝者じゃなくても賞金を獲得可能。
という内容。ルール(2)がブラック過ぎて泣けてくる。1億あげて2億回収って…。
キャラの濃さはシリーズ最強かも。
ライアーゲームで屈指のウザさを誇った福永ユウジは今作ではゲームプレイヤーではない為、そのウザさは若干影を潜めていますが、残りのイス取りゲーム参加者の胡散臭さがもの凄い!
秋山と篠宮優は主役なので別として、残りの参加者は赤城コウタ(要潤)を除いて全員胡散臭いとか一体どんだけなのだろうか。
今作で新ヒロインの篠宮優を演じた多部未華子。ヒロインが変わってしまったのはどうやら大人の事情によるところらしく、それは残念でもあるのだけれど、新たなヒロイン篠宮優は神崎直とはまた別の魅力を待ったヒロインとして描かれていたところは良かった。
篠宮優は、神崎直ほどお人好しじゃなく、けっこう普通の女子大生っぽい。途中の重要な局面では秋山のことを裏切ったりとなかなかやってくれてます。神崎直と同じくらいどん臭く、けれど自分の作戦に素直に乗ってくれない優には秋山も手を焼いたことでしょう。
ちなみに篠宮優は秋山のことを秋山先生と呼びます。大学の先生と教え子という間柄なのでこう呼んでるのですが、なんか良かった。
エンドロール後に描かれる3択心理テストの真意。秋山先生がかっこ良すぎます。
■登場人物ちょいメモ
秋山深一(松田翔太)
…元・天才詐欺師で2年前のファイナルステージの優勝者。現在は帝都大学心理学部の教授職に就いている。
冷静沈着なのに態度はふてぶてしく酷薄そうな発言も多々するが、実は自分を頼ってきた者にとっても優しかったりする。口癖は自信たっぷりに「必勝法がある」。
篠宮優(多部未華子)
…帝都大学の学生。真面目で純粋、意外と頑固で、でも打たれ弱い。ライアーゲームに招待され、自分の大学の心理学の先生(秋山)を頼る。
神崎直は天然系だったが篠宮優は優等生タイプ。素直には秋山の作戦には従ってくれず、あれこれ秋山を困らせる。
坂巻マイ(濱田マリ)
…2年前のファイナルステージ参加者。今作では皮肉がキツイが実は良い人という役なのだけれど、前作での前科がある為、どうにも胡散臭くてたまらない。
赤城コウタ(要潤)
…気が短くケンカっ早い。頭より体が先に動く兄ちゃん。心配性で義理堅い一面がある為、今作プレイヤーの中では胡散臭さが極めて薄い貴重な人材。公式HPでは戦略上は役に立たないという酷い書かれ様だが、実は裏切らないということは多数決がキーとなるゲームにおいてはとっても重要になり得る。
安川ノリヒコ(春海四方)
…2年前のファイナルステージ参加者。弱者を脅し、強者に媚を売るという典型的な下っ端キャラに、変で派手な服装が手伝い尋常じゃないまでのウザさを発揮する。
月乃エミ(小池栄子)
…無口で地味な性格でライアーゲームにおいても控え目に振る舞う。その態度に篠宮優はすっかり彼女を信じ、一緒に勝ち残りたいと思うようになっていくのだが…やっぱり胡散臭かったりする。
桐生ノブテル(新井浩文)
…頭脳明晰で冷静沈着。秋山とは違ったタイプの天才で危険で威圧的なオーラを纏う。前回のゲームの優勝者の秋山を(一方的に)ライバル視する。こんな性格だから故にラストでみんなで仲良くバスに乗って帰るシーンがひときわ微笑ましく感じてしまう隠れた萌えキャラ。
猿川ケンジ(高橋ジョージ)
…元暴走族。強ぶっているが根は小心者で何かとヘボい。桐生チームの中で立場の弱い人。
犬塚エイコ(野波麻帆)
…頭の回転が早く損得勘定に長ける。気が強く同じ桐生チームの猿川にあれこれ言って振り回す。
張本タカシ(船越英一郎)
…とあるカルト教団の教祖様。何故か信者を抱えての参戦という不思議なVIP待遇で優位にゲームを進める。明らかに胡散臭い。
信者たちに対し「俺様だけが助かればいいんだ!お前らなんか知ったことか!イーヒヒヒィィィィィ!」(セリフに若干の記憶の齟齬あり)なんて想像していた通りだけどそれを言うか?というシーンには誰もが絶句させられる。
酒井マコト(川村陽介)
…寡黙なチンピラ。修羅場をくぐり抜けてきた嗅覚から弱者・強者を的確に嗅ぎ分ける。印象は薄いけど勝ち残っていく人。
嶋タカヒロ(池田鉄洋)
…サンバイザーをかぶって参戦したアイドルオタクのお調子者。その場の空気を読んで右へ左へ振る舞う。ずるい。そしてウザい。
他のプレイヤーたち
…あまりの扱いなのは分かっているけど、全プレイヤー20名の紹介を書くなんて嫌です。知りたい方は公式HPのCASTページヘなんて丸投げしてみる。
谷村光男(渡辺いっけい)
…ライアーゲーム事務局員。小ずるい性格で掴みどころのない元刑事。すっかり解説役が定位置となっている感がある。相変わらずの金歯。
福永ユウジ(鈴木浩介)
…2年前のファイナルステージ参加者。今回はライアーゲーム事務局員となっておりゲームには参加しない。けどウザさはやっぱり凄い。
アルサブ(?)
…“イス取りゲーム”のディーラー。仮面を被り映像でのみ登場。あくまで冷静にゲーム内容を説明、滞りなくゲームを進行する役目。
アリス(芦田愛菜)
…ライアーゲーム最年少事務局員。姿形は愛くるしい少女だが決して笑顔を見せずに冷酷に振る舞う。何故か秋山の敗北を確信している。2年前を知る人物ならその頃はさらに幼かったわけで、一体何者なんだという疑問しかない。
主宰者・Ω(江角マキコ)
…今回の“イス取りゲーム”の主催者。前回のファイナルステージの出資者のひとり。ライアーゲームを再開催した目的は秋山に対する復讐となっている。どちらかと言うと神崎直を恨みそうなものだけど、何故か秋山を恨んでいる。秋山以外にも前回の参加者が今回のゲームに呼ばれているが、その人選含め、あらゆることが謎に包まれている。
■予告編
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ライアーゲーム -再生- - goo 映画
■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ライアーゲーム -再生-」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター
+⇒2012年映画レビュー記事一覧
←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
甲斐谷忍の人気コミックスを実写ドラマ化し、大ヒットしたライアーゲームの劇場版第2作。前作ファイナルステージから2年後に再び開催された“イス取りゲーム”での壮絶な心理バトルを描く。
主演は松田翔太、新ヒロインに多部未華子。それにしてもこのシリーズ、ウザキャラの濃さは半端ない。
■内容紹介 ※goo映画より
帝都大学を卒業したばかりの篠宮優のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届く。
戸惑った優は、かつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求めた。
秋山は最初は優を拒否したものの、自分の元にも招待状が届いたため、ライアーゲームに参加することに。
工場跡のような廃墟で行われる今回のゲームは、“イス取りゲーム”。
総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが15脚の椅子を取り合う心理戦が始まる…。
ようこそ、禁断の“イス取りゲーム”へ――



■感想
良い映画かどうかは別にしておいて、面白い映画だった。
こういう漫画的に楽しめるエンタメ映画は単純に観ていて楽しい。濃いキャラたちが繰り広げる極限状態での心理戦はドキドキ可笑しく楽しめる。
実写版カイジ系(オーバーアクション&急展開ドラマ)が好きな方なら間違いなく楽しめると思う。
映画の内容の方はかなり不思議な展開であり、先はまったく読むことはできない。良い意味でとんでもない脚本だった気がする。細かいところを気にすると疑問符が際限なく出てきそう。
それから主催者側がかなり謎だ。江角マキコさんが演じた主宰者・Ωはもとより、最年少事務局員アリス(芦田愛菜)など意味深な役っぽい雰囲気を存分に感じるけど、この二人について語られることはほとんど皆無。
ちなみに今回のゲームのルールは
(1)各プレイヤーは参加時点で1億円が贈呈されている。
(2)ゲーム終了時、各プレイヤーから2億円ずつ回収される。つまりゲームによる獲得金額が1億円未満だった場合、負債が確定する。
(3)プレイヤーには自分の名前が刻まれた20枚のコインが与えられる。
(4)プレイヤーはイス取りゲームで競い、優勝者1名を決める。(イス取りゲームの詳細なルールは省略)
(5)優勝者のコインは1億円で換金してくれる。つまり賞金総額は20億円。優勝者のメダルさえ持っていれば優勝者じゃなくても賞金を獲得可能。
という内容。ルール(2)がブラック過ぎて泣けてくる。1億あげて2億回収って…。
キャラの濃さはシリーズ最強かも。
ライアーゲームで屈指のウザさを誇った福永ユウジは今作ではゲームプレイヤーではない為、そのウザさは若干影を潜めていますが、残りのイス取りゲーム参加者の胡散臭さがもの凄い!
秋山と篠宮優は主役なので別として、残りの参加者は赤城コウタ(要潤)を除いて全員胡散臭いとか一体どんだけなのだろうか。
今作で新ヒロインの篠宮優を演じた多部未華子。ヒロインが変わってしまったのはどうやら大人の事情によるところらしく、それは残念でもあるのだけれど、新たなヒロイン篠宮優は神崎直とはまた別の魅力を待ったヒロインとして描かれていたところは良かった。
篠宮優は、神崎直ほどお人好しじゃなく、けっこう普通の女子大生っぽい。途中の重要な局面では秋山のことを裏切ったりとなかなかやってくれてます。神崎直と同じくらいどん臭く、けれど自分の作戦に素直に乗ってくれない優には秋山も手を焼いたことでしょう。
ちなみに篠宮優は秋山のことを秋山先生と呼びます。大学の先生と教え子という間柄なのでこう呼んでるのですが、なんか良かった。
エンドロール後に描かれる3択心理テストの真意。秋山先生がかっこ良すぎます。
■登場人物ちょいメモ
秋山深一(松田翔太)
…元・天才詐欺師で2年前のファイナルステージの優勝者。現在は帝都大学心理学部の教授職に就いている。
冷静沈着なのに態度はふてぶてしく酷薄そうな発言も多々するが、実は自分を頼ってきた者にとっても優しかったりする。口癖は自信たっぷりに「必勝法がある」。
篠宮優(多部未華子)
…帝都大学の学生。真面目で純粋、意外と頑固で、でも打たれ弱い。ライアーゲームに招待され、自分の大学の心理学の先生(秋山)を頼る。
神崎直は天然系だったが篠宮優は優等生タイプ。素直には秋山の作戦には従ってくれず、あれこれ秋山を困らせる。
坂巻マイ(濱田マリ)
…2年前のファイナルステージ参加者。今作では皮肉がキツイが実は良い人という役なのだけれど、前作での前科がある為、どうにも胡散臭くてたまらない。
赤城コウタ(要潤)
…気が短くケンカっ早い。頭より体が先に動く兄ちゃん。心配性で義理堅い一面がある為、今作プレイヤーの中では胡散臭さが極めて薄い貴重な人材。公式HPでは戦略上は役に立たないという酷い書かれ様だが、実は裏切らないということは多数決がキーとなるゲームにおいてはとっても重要になり得る。
安川ノリヒコ(春海四方)
…2年前のファイナルステージ参加者。弱者を脅し、強者に媚を売るという典型的な下っ端キャラに、変で派手な服装が手伝い尋常じゃないまでのウザさを発揮する。
月乃エミ(小池栄子)
…無口で地味な性格でライアーゲームにおいても控え目に振る舞う。その態度に篠宮優はすっかり彼女を信じ、一緒に勝ち残りたいと思うようになっていくのだが…やっぱり胡散臭かったりする。
桐生ノブテル(新井浩文)
…頭脳明晰で冷静沈着。秋山とは違ったタイプの天才で危険で威圧的なオーラを纏う。前回のゲームの優勝者の秋山を(一方的に)ライバル視する。こんな性格だから故にラストでみんなで仲良くバスに乗って帰るシーンがひときわ微笑ましく感じてしまう隠れた萌えキャラ。
猿川ケンジ(高橋ジョージ)
…元暴走族。強ぶっているが根は小心者で何かとヘボい。桐生チームの中で立場の弱い人。
犬塚エイコ(野波麻帆)
…頭の回転が早く損得勘定に長ける。気が強く同じ桐生チームの猿川にあれこれ言って振り回す。
張本タカシ(船越英一郎)
…とあるカルト教団の教祖様。何故か信者を抱えての参戦という不思議なVIP待遇で優位にゲームを進める。明らかに胡散臭い。
信者たちに対し「俺様だけが助かればいいんだ!お前らなんか知ったことか!イーヒヒヒィィィィィ!」(セリフに若干の記憶の齟齬あり)なんて想像していた通りだけどそれを言うか?というシーンには誰もが絶句させられる。
酒井マコト(川村陽介)
…寡黙なチンピラ。修羅場をくぐり抜けてきた嗅覚から弱者・強者を的確に嗅ぎ分ける。印象は薄いけど勝ち残っていく人。
嶋タカヒロ(池田鉄洋)
…サンバイザーをかぶって参戦したアイドルオタクのお調子者。その場の空気を読んで右へ左へ振る舞う。ずるい。そしてウザい。
他のプレイヤーたち
…あまりの扱いなのは分かっているけど、全プレイヤー20名の紹介を書くなんて嫌です。知りたい方は公式HPのCASTページヘなんて丸投げしてみる。
谷村光男(渡辺いっけい)
…ライアーゲーム事務局員。小ずるい性格で掴みどころのない元刑事。すっかり解説役が定位置となっている感がある。相変わらずの金歯。
福永ユウジ(鈴木浩介)
…2年前のファイナルステージ参加者。今回はライアーゲーム事務局員となっておりゲームには参加しない。けどウザさはやっぱり凄い。
アルサブ(?)
…“イス取りゲーム”のディーラー。仮面を被り映像でのみ登場。あくまで冷静にゲーム内容を説明、滞りなくゲームを進行する役目。
アリス(芦田愛菜)
…ライアーゲーム最年少事務局員。姿形は愛くるしい少女だが決して笑顔を見せずに冷酷に振る舞う。何故か秋山の敗北を確信している。2年前を知る人物ならその頃はさらに幼かったわけで、一体何者なんだという疑問しかない。
主宰者・Ω(江角マキコ)
…今回の“イス取りゲーム”の主催者。前回のファイナルステージの出資者のひとり。ライアーゲームを再開催した目的は秋山に対する復讐となっている。どちらかと言うと神崎直を恨みそうなものだけど、何故か秋山を恨んでいる。秋山以外にも前回の参加者が今回のゲームに呼ばれているが、その人選含め、あらゆることが謎に包まれている。
■予告編
![]() | |
---|---|
題名 | ライアーゲーム -再生- |
製作年/製作国 | 2012年/日本 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | 松山博昭 |
出演者 | 松田翔太 多部未華子 芦田愛菜 江角マキコ 高橋ジョージ 濱田マリ 要潤 春海四方 斎藤陽子 川村陽介 新井浩文 野波麻帆 池田鉄洋 竜星涼 大野拓朗 鈴木一真 小池栄子 鈴木浩介 渡辺いっけい 船越英一郎、他 |
メモ・特記 | ![]() ![]() |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ライアーゲーム -再生- - goo 映画
■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ライアーゲーム -再生-」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター
+⇒2012年映画レビュー記事一覧


※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます