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0(ゼロ)/柴田よしき(読書)

2008-09-23 19:30:40 | 読書
今回の記事は『0(ゼロ)』(柴田よしき、祥伝社文庫)です。
前作『ゆび』からの続編、今度は突然に人が爆発するというホラー。
SF度も急上昇してます。

■内容紹介 ※裏表紙より
「口にダイナマイトをくわえさせて火を点けたら、こんな感じじゃないかね」
東京都下で頭部を木っ端微塵に吹き飛ばされた死体が、相次いで発見された。
不思議なことに、首から下には外傷がまったくない。
この異様な連続殺人は人間の仕業か? それとも……。

10から0へ。
日常に溢れるカウントダウンの数々が、一転、驚天動地の恐怖を生み出す新感覚ホラー!

■感想
この小説は『ゆび』の続編にあたります。
登場人物は前作『ゆび』に出ていた人が多数登場します。
前作も終盤、展開がとんでもないことになっていたのですが、今作はさらにすごい!
終盤というよりは、もう中盤あたりからホラーというよりは、SFに傾いているような気がします。
ぶっ飛んでるなー。

今回の主人公は山本満留という男。
働かずに女の子に養ってもらっているというダメダメな生活を送る男です。
そんな彼がまさかの変貌をとげます。
と言っても、精神的に一皮向けるとかいうのではなく、彼の存在意義的な大変化です。
彼自身はあまり変わりません。
一見ダメダメな主人公が意外な活躍をする物語って面白い。
これは心のどこかでそのダメな主人公に期待をしているからかもしれない。
この物語も、そういうのとは若干違ってはいますが、それに近いものがあります。

物語は予想もつかない展開で進んでいき、面白く読めるのですが、ラストが何とも残念です。
何だかすごく中途半端なところで突然切れた感じがする終わり方です。
著者の中では、この物語はもう少し続きがあったんじゃないかと思います。
(もしくは続編を書く気だったとか)
そうじゃないと、前作の主人公だった上村のパートが何の意味もないような気がします。
読み終わりが少しモヤモヤします。


書名:0(ゼロ)
著者:柴田よしき
ジャンル:小説(ホラー)
メモ:『ゆび』の続編
おすすめ度★★★


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読書家 (萩 ますび)
2008-09-25 00:40:24
本読んでますねー
尊敬します
私なんていつ買ったんだろっていう
「ガネーシャ」の本
まだ完読してないし・・・
頭だけ爆発しちゃうの?
なんか怖いですね
でも読んでみたいなぁ
そうそう
アルカナのバトル理解しました
でも私のレベル低すぎて
戦える日はいつになるのか・・・
みんな確かに強いよね
この前LVが3つ下のアバターに負けました
ううう
返信する
ますびさんへ (ichi-ka)
2008-09-26 01:55:20
それでも、読むペースを考えずに本を買っているのが僕のバカなところです。そうとう溜め込んでいる未読の本が読み終わるのはいつになることやら。

アルカナは確かにみんな強いですね。僕も負けまくりです。
アルカナのレベル上げは(http://www.bozzlog.com/arcana/)とか使うと便利ですよ。最近見つけました。レベルが低いうちはいいけど、高くなるとなかなか経験値が溜まらなくなるので助かります。
でも「旅立つ」でまだ見ぬアルカナ会員さんのブログを旅していくのも楽しい。
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