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Aコース / 山田悠介

2005-12-12 23:43:52 | 読書
山田悠介さんの書き下ろし短編『Aコース』です。
この人の小説は初めて読みました。
普通は『リアル鬼ごっこ』から読み始めるべきなのかもと思いつつ
一番薄かったやつ『Aコース』を手始めにってことに。
それでは内容紹介に移ります。

Aコース
毎日に退屈している高校生の賢治たちは
スリルを求めてゲームセンターの新アトラクション「バーチャワールド」に挑戦することにした。
幾つかあるコースから彼らが選んだのは「Aコース」
炎に包まれた病院から脱出するのがクリア条件だった。
しかし、どこか様子がおかしい…。


いつもと比べると内容紹介あっさりめにしてみました。
これぐらいの方が読むのが楽でいいのかもしれませんね。
以降感想です。
この『Aコース』にはバーチャワールドのゲームに挑戦する奴らとして
高校生が5人(賢治、怜、憲希、敏晃、飯田)が登場します。
で、こいつらが生意気でテキトウでなんか腹立ちます。(1名を除いて)
今時の高校生ってこんな感じなんだろうか。
(この辺のノリについていけないのはもう年をくってることか?)
正直いってこの5人にはあまり魅力を感じなかった。
と、いきなり厳しい感想を書いたけど物語自体はなかなか面白かった。
最後まで先が気になる展開で飽きたりはしませんでした。
終わり方も意外だった。
ゲームオーバー(=死亡)があっさりしてたのはやっぱりゲームのノリだったから?
もっといろいろ悩んだり怒ったり衝撃受けたりしないんだな、あいつら。
あれ、また感想が不満に…。

『Aコース』は読みやすくて小説自体も短かったからあっという間に読み終わりました。
楽しく気楽に読める小説でした。
ただ楽しいだけで読み終わった後、特に何も残らない(特に何も感じない)
そんな小説だったようにも思う。


『Aコース』 / 山田悠介 / 幻冬舎文庫
ジャンル:小説(ゲーム/若者/ドラマ)
メモ:バーシャ・シリーズ第1弾
おすすめ度:★★★
は最大で5つです)


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