長屋の猫のよもだ

これといって面白いことは書けません、あしからず。
日々のぐうたら日記どすえ。

恐怖のタンデム授乳

2012年06月16日 15時34分06秒 | 優午と澪の成長ものがたり

本日産後3週間。いよいよ床上げです。

まだ少し残る黄疸。

色白になって欲しい・・・。

 

澪は小さく生まれたのと、女の子というのもあってか、1回の哺乳量も少ないし、飲んだらすぐ寝るし(お嬢飲み、というらしいです)、

ちょっとぐずっても抱っことかで静かになるタイプなんで、

それこそ昼間で1時間半おきに、夜間は3時間開かないようにこちらからおっぱいの訪問販売に勤しんでおります。

生後3週間で、ずいぶん腕にずっしり来るようになったので、順調に大きくなっているんじゃないかな。

一人目の時よりも知識や経験があって、里帰りの余裕もあるから、今のところ疲れも不必要な不安もなく二人目育児楽しんでますよ~。

二人目育児のアイテムとして友人から勧められたスリングも購入しました。

それの効果についてはまた違う時にでも書きますね。

 

今日の日記はタンデム授乳について・・・それは兄弟同時授乳のことを指します。

この兄弟同時というのは「同時期に」ということを意味しているので、広義の意味では妊娠中の上の子への授乳もタンデム授乳というそうです。

まあ言葉の定義はどうでもいいんですが。

 

私は、母乳育児にこだわって、というか、

上の子が1歳を過ぎるころから周囲のママ友が断乳を敢行する中、

泣き叫んでも心を鬼にしておっぱいをやめさせるこの『断乳』というものに違和感を拭いきれず、

いろいろ調べて、うちは自然卒乳を待つことにしたんですけどね。

そんなこんなしているうちに二人目を妊娠しまして。

そりゃもう妊娠期間の授乳というものは想像を絶する苦しみがありました。

生理前にも授乳時に乳首が痛いという現象はあったのですが、それが妊娠初期から7か月ごろまで続きまして。

しかもおっぱいの分泌は妊娠5か月には全くなくなり、いわばぺっちゃんこになった風船(乳腺)を吸い続けるようなもんです。

乳腺組織がつぶされて?乳房の奥のほうも痛いし・・・。

妊娠6か月途中から再びすこーしづつ乳汁分泌が再開したのですが、

もちろん優午が満足するような量でもなく。

昼夜問わずの長飲み(30分以上)が日に4~5回、ちょい飲みも含めると6~7回は出ないパイにぶら下がってました。

もちろん妊娠の後半はお腹が張るわ張るわ。

だけど、ここまで来てなし崩し的に断乳するという選択肢はなかったなぁ。

もちろん張りが強いときは早産するんじゃあ・・・という不安もあったけど、

むしろ不安よりも、出産後は兄弟でおっぱいを分かち合うという微笑ましいおっぱいライフが待ち受けているものだという楽しみのほうが大きかったくらい。

 

で、実際澪が生まれて、本格的なタンデム授乳が始まったわけですが。

・・・いろいろ、考えが甘かったです。

まーずーはー。

それは出産直後、3時間経過して観察室から病室に戻った時の話。

出産の間は優午と母子分離状態になっていたというのもあり(といってもものの3時間くらいなんですがw)、

お母ちゃんが帰ってきた!と言わんばかりに病室のベッドでおっぱいにかぶりつき。

出産で多少なりとも出血してるわけですから、貧血状態でもちろん乳なぞ出るはずもなく。

胎盤が排出されたとはいえ、すぐにおっぱい分泌が始まるわけでもないので必然的に長飲みになりますわな。寂しかったっていうのもあるし。

こうなると乳頭刺激で後陣痛が半端ない!

いいんですよ、子宮収縮を促す意味でも。いいことだと分かってはいるんですが・・・。

おかげさまでその晩は後陣痛が激痛過ぎてほとんど眠れませんでした。

 

それから、赤ちゃん返りね。

出産の1週間前くらいから、食事のときは私の膝の上で、私が食べさせないと食べないし、

私がトイレに行くにもついてくるし、

年齢の半分になるとは聞いていましたが、まさにその通り。

出産後、当日こそ澪を抱きたがったりコットを押したがったりと、やたらかいがいしくやってましたが、

翌日からは豹変です。

『優午のおっぱい!澪ちゃんはダメ!』と言って独り占め。

澪との左右同時授乳を試みるも、澪の顔を押しておっぱいを口から外そうとしたり、肘で澪の体を押したり・・・。

澪が生まれたこと、わかってるんです。

赤ちゃんはおっぱいしか飲めないってことも、妊娠中に言い聞かせてきたので分かってるはずなんです。

だけど、心がついていかない。

出産して3週間がたちましたが、特に眠前とか夜間とか寝起きとか、機嫌が悪いときは今でも意地悪してしまうし、時には泣きじゃくりながらダメ!って訴えてくることも、まだ、あります。

そんな時、怒っちゃダメだって思ってるので、やっぱり今でもこんこんと言い聞かせながら、

それでもおっぱい独り占めしたい時があったら、3回に1回くらいは独り占めして飲ませてあげるようにしてます。

優午が飲んだ後のおっぱいなんてスッカスカだから、澪のか弱い吸引力では風前のともしび、みたくなってますけどw

澪も長飲みになるし、もちろんその直後のおっぱいは1時間もたたないうちに欲しがりますが、

優午も我慢して頑張っているし、たまにはご褒美に優午の希望にこたえてあげることも大切かなと。

そうやって親が上の子の気持ちをおおらかに受け止めていくことで、少しづつ、兄としての自覚が芽生えてくるんじゃないかな・・・と期待してはいるのですけどね。

一度だけ、左右同時に吸っているときにしつこく澪の顔に肘で攻撃を食らわしていたので、

無理やり優午をおっぱいから引きはがして、「危ないことするんだったらもうおっぱいはナシ!」と感情的になったことがありましたが、

あの時の優午の悲しそうな顔は忘れられません。

おやすみ前の、慣れない同時寝かしつけで(うちの両親は毎晩浴びるほどお酒を飲むので寝かしつけにおいては戦力外なんです・・・)、

1時間半かかっても両方寝ないし・・・てなところで少し私もイライラし始めていた時でした。

でも、あの悲しそうな顔を見ると、一気に頭が冷えますね。

「ごめんね、嫌いだからこんなことしたんじゃないよ。優午も澪も大好きやで。

でも赤ちゃんは優午よりもずっとずっと弱いから、痛いことしたらあかんよ。」

優しく諭すと、いつもはイヤイヤ期真っ只中でふたこと目にはイヤ、アカンばっかりいう優午が、泣きながら「うん。」っていった時、

私も自己嫌悪で泣きました。

この子だってまだ小さいのに、全身全霊でこの変化を受け止めようと頑張ってるんだよなぁ。

何やってんだか、自分・・・。

 

話が飛んでしまいましたが、そんなこんなのお二人さんによる頻回授乳のおかげで、今では二人分賄うほどにおっぱいの分泌量がアップしました。

あげればあげるほど、おっぱいは湧き出てくるって本当ですね。

ここまで来ると大変なことばかりでもなくて、それを上回る利点がたくさんあるのですよ。

おっぱいの立ち上がりがめちゃくちゃ早かったのも、妊娠中におっぱいケアしてくれてたw優午のおかげ。

出産前から乳管開通が左右で8本くらいありましたし。

退院の日(産後5日)の一回直母量を量ったら84mlあり、助産師さんに驚かれました。

それからおっぱいトラブルも皆無ね。

夜間も優午が一度は飲んでくれるので、キンキンに張るってことがありません。

もちろん乳腺炎の兆候すら今までなし。

それから二人分吸い取られますからそりゃもう米はうまいしいくら食べても体重は減少の一途だし。

ちなみに出産直前にはプラス8キロまで行きましたが(妊娠8か月以降、胃酸過多で増量なしでした) 、退院時はプラス3キロ、

今はプラス1キロまで来ました。

今回は恥骨結合ガッツリベルトで締めてるし、骨盤体操もボチボチしてるし、あとは食べ過ぎなければ産後ダイエットできるはず!と期待感大ですw

(次回お会いしたみなさん、変わってなければor太っていれば、食べ過ぎてるんだなと思ってやってください)

 

やっぱり寝顔はよく似てる。

 

産後2週間で裏山のミカン畑のぼりに付き合いました・・・。

腰が痛すぎる!

 

現在マクドのハッピーセットは変身する車がついています。

ばあば、言っても言っても買い与えすぎ!