茨城生科研あぐりブログ

農作物の栽培情報や肥料等についてアップしていきます。

高温に関する異常天候早期警戒情報が発表されております。

2014-05-30 18:01:09 | 日記
こんにちは。

平素は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、
誠に有難く厚く御礼申し上げます。

明日で、五月も終わりですね。

重ねてになりますが、稼働日数の少ない5月ですが、多くの皆さまのご支援のお陰で何とか、やっていく事ができました。
本当に感謝・感激でございます。

さて、そんな月末ですが、

昨日気象庁から
「高温に関する異常天候早期警戒情報」は発表されました。

それによりますと、6月3日から1週間くらいはかなりの高温になるとの予報が出ております。

以下気象庁の文章を引用しております。
ここから↓

高温に関する異常天候早期警戒情報(関東甲信地方)
平成26年5月29日14時30分
気象庁 地球環境・海洋部 発表

要早期警戒(気温)
警戒期間 6月3日頃からの約1週間
対象地域 関東甲信地方
警戒事項 かなりの高温(7日平均地域平年差+1.7℃以上)
確率   30%以上


 今回の検討対象期間(6月3日から6月12日まで)において、関東甲信
地方では、6月3日頃からの1週間は、気温が平年よりかなり高くなる確率
が30%以上と見込まれます。
 農作物の管理等に注意してください。また、今後の気象情報に注意してく
ださい。
 なお、関東甲信地方では、今後1週目から2週目にかけて気温のかなり高

い状態が続く見込みです。

ここまで↑


引用した文章にも書いてあるとおり、2週目も暑くなるみたいです。

急激な温度の上昇は、農作物の生育にも影響を与えてしまいますので、十分管理には注意するようにしてください。

特に、急激な温度変化はカルシウム欠乏等の症状を発症する場合がありますので、カルシウムの葉面散布(当社だとカルタス1,000倍液)などを行うようにして下さい。

ただ、葉面散布等を行う場合は、散布時間に十分注意して散布を行うようにしてください。
(早朝もしくは、夕がたに散布するようにしてください)

また、農作物も高温に注意しなくてはいけませんが、

一番注意しなくてはいけないのは、我々人間です。

今日もニュースで、熱中症の報道がなされておりました。

まだ、高温に体がなれていませんので、無理をしないで、休息と水分補給をしっかり取る様にしてください。
なんと言っても体が資本です。

と言う事で、大汗をかきながらのブログ更新をしております。
私も、これから水分?補給を行いにいきたいと思います。

それでは、皆さま良い週末をお迎えください。

そして、来週も茨城生科研をよろしくお願いいたします。

最後に、またまたですが気象庁の資料を引用&貼付けをしておきます。




カメムシの発生が予想では多いみたい!

2014-05-29 08:36:37 | 日記
おはようございます。

日頃は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。

日に日に暑さが増してきております。
急激な温度上昇は、体がついて行けず、熱中症になりやすいと言われておりますので、
こまめな水分補給と、休憩を取りながら、農作業等を行ってくださいね。


さて、本日のタイトル「カメムシ・・・・」ですが、

毎朝の恒例として、新聞(自宅は読売、会社は日本農業新聞&日経MJ)を読んでいるのですが
今日の読売新聞の茨城版に気になる記事が載っておりました。

そのタイトルが

「果樹病害虫 県が注意報」

とありました。

内容ですが、茨城県病害虫防除所が28日(昨日)、果樹に被害を与える「チャバネアオカメムシ」の発生が、茨城県全域で平年より多く予想されるとの事です。

そのため、病害虫発生予察注意報を発令したようです。


果樹生産者はご存知だと思いますが、カメムシは梨・柿・りんごなどの果汁を吸います。
当然挿して吸います。
吸われた果実は、形状が悪くなります。品質価値が落ちます。

私も数年前まで梨を7年ほど栽培しておりましたが、病害虫の中でも、カメムシはとても厄介でした。
果形がボコボコになり。吸われた所はクレーター状で、どうにもなりません。

変な話ですが、黒星病などは、見た目の本質は悪いですが、味自体にはそんなに影響なく、近所におすそわけして喜んでもらえますが、
カメムシなどの虫害は、まったく食いもんになりません。

なので防除所では、栽培生産者に対して、果樹園への飛来防止のために、網の設置や薬剤の散布を呼びかけているそうです。


ちなみに、一般の方でご存じない方もいらっしゃると思いますので、
チャバネアオカメムシはこんな奴です↓




こいつが果実に悪さをするとこんな感じになってしまいます。
まず梨です。


次に柿です。



そして防除の調査によると、
笠間市とかすみがうら市の果樹園で捕獲したカメムシの数が
2004年以降の調査で、笠間市が1位、かすみがうら市が3位の多さだそうです。

このデータだけ見ても、ちょっと今年は怖いので、
生産者の皆さま、充分な対処をお願いいたします。




イチゴ栽培情報~親株の管理~

2014-05-23 17:45:35 | 日記
こんにちは。

平素は茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、
誠に有難く厚く御礼申し上げます。

すっかり初夏を思わせる陽気になって、ちょっと動いただけでも汗ばむようになってきました。

さて、イチゴの収穫も終わり、本格的に26年度産にむけての気持ちの切り替えを行っている時期だと思います。

今回は、「イチゴの親株の管理」について、アップしてまいります。

まずは、

追肥管理として

肥料切れに注意しましょう。です。

親株定植後は、肥料切れに注意してください。液肥の場合は2~3日おきに、粒状肥料の場合は、追肥用の化成肥料のようね即効性の肥料を月1回程度採苗終了まで、しっかり追肥してください。
有機肥料は、コバエやカビなどの発生の原因になりますし、ロングタイプの肥料では、肥効が遅すぎてランナーの発生がよくありません。
特に、直受けの場合は後半の親株の肥料切れに注意してください。


潅水の管理として

かん水量(回数)=ランナーの発生数であるということです。

親株へのかん水は、常に株元が充分濡れているようにしてください。プランターなどに親株を植えている場合は、1回のかん水が必ずプランターの下から水が出てくるまで行い、酸欠を防いでください。
ランナー発生後は、1日になるべく多い回数(4~8回程度)かん水してください。


葉かきとランナーの管理について

ランナーの先枯れ防止と、ランナーの発生促進のために、ランナーが5~6本出てきた頃に、葉かきを行ってください。
葉数は1芽の場合10枚以下、2~3芽でも12~13枚程度にして下さい。
また、大きくなった太郎苗や次郎苗の葉数も2~2.5枚程度に整理してやると効果的です。

ランナーは、次郎苗の展葉時期頃から先枯れが出始めます。この頃までに、つる配りを行い、ランナーの先端をしっかりピンなどで固定すれば、先枯れはかなり防げます。必ず行ってください。



ポット・トレーの準備

育苗培土は、毎年圃場に大量に投入されるものです。前回のブログに書きましたが、出来ればイチゴ専用育苗培土「ベリーグッ土」を使用してください。
培土の量はポットの上部に5~10mm程度の余裕があるぐらいが適当です。土を入れた後には、培土と水のなじみを良くするために、必ず数回かん水をして下さい。専用培土は水をはじきやすいので、確実にポットの底から水が出てくるように、たっぷりとかん水してください。



次ですが、各採苗別の管理について

まずは、さし芽での採苗の場合
・さし芽の時期
 さし芽の適期は、6月20日~30日頃です。梅雨明け前に活着するように行ってください。作業が7月以降になってしまう場合は、直受けをおススメいたします。

・活着促進と芽無しの予防
 ランナー切り離し前日にアミノメリット青500倍+ファイトオーツー1,000倍液を苗に葉面散布して、ポットの土には新チャンス液S300倍をかん水してください。
 さし芽後には、アミノメリット青500倍液を葉が1枚展開するまでの間、2~3日おきに葉面散布して下さい。
 ※ベリーグッ土には、チャンスの成分が添加してありますので、新チャンス液Sのかん水は必要ありません。


次に直受けでの採苗の場合
・受け始めの時期と受ける苗
 受け始める時期は、6月中旬ごろからで、この時点で展葉4枚以上の苗は芽無しが出やすいので、なるべく使用しないでください。

・葉かき
 切り離しなでの間、すべての苗の葉数を2.5枚程度に揃えてやるように、葉かきをしていくと苗の大きさや、花芽の分化がそろいやすくなります。
 また、苗の徒長やランナーの先枯れも防ぎます。


・切り離し
 切り離しは、7月中旬ごろまでにお願いします。夜冷をかける場合は、夜冷開始1ヶ月前を目安に切り離しを行ってください。
 また、芽無しの予防に、切り離し前日にアミノメリット青500倍液を葉面散布して下さい。




その他で、
苗が万が一足らない場合
さし芽時期になってもランナーの発生が悪く苗が足らない場合は、小さい苗を手前の大きい苗とランナーでつなげたまま、さし芽する方法などで、さし芽を行ってください。それでも足りない場合は、ランナーがでるまで作業を待たずに、逆に早めに1回採苗して、株の負担を軽くして、あらためて出たランナーを再度さし芽を行うか、直受けで採苗するようにしてください。そのほうが、良い苗が多く取れますし、1度ランナーを採ると、親株の負担がなくなるので、次のランナーが早く出ます。
また、6月中にさし芽ができない場合は、直受け採苗を行ってください。



イチゴの場合は、苗で勝負が決まると言っても過言ではありません。
上記を参考に、良い苗を作って、沢山取れるようにしてくださいね。


それでは、今週もありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。



イチゴ 専用培土のご紹介(しつこくてすいません)

2014-05-15 17:41:31 | 日記
こんいちは。

平素は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。

さて、25年度産のイチゴ栽培も終盤を迎えております。
早い方だと、もう終わりにしちゃった方もいらっしゃると思います。

終わったと思ったら、すでに次年度の栽培準備は始まっておりますよね。

そこで、再びの紹介になりますが、

当社一押しの商品のなので、何度も何度も
紹介しちゃいます。


その商品とは、
イチゴ専用の育苗培土です。

その名も「ベリーグッ土」です。

イチゴのベリーと、良いの最上級?Very Goodをちょっと掛け合わせて

「ベリーグッ土」と言う名前を付けました。



「ベリーグッ土」の内容のご紹介の前に、イチゴ生産者の皆さんに質問です!

ジャン←効果音のつもり(汗)

イチゴの圃場(本圃)に肥料や土壌改良などを施用しますが、一番多く本圃に入るものってなんだか分りますか?

えっ、肥料じゃないの?
と言う方もいるかもしれません。

さらに、堆肥じゃね~(今風の言い方)

確かに、堆肥を2t以上施す方は1番かもしれません。

でも、堆肥以外だと、どうでしょう?

いい加減引っぱっていないで、答えを言います。


それは、実はイチゴの培土なのです。
イチゴを定植するときに、土を落としてしまう方は別として、ポットやトレーなどで育苗して
そのまま定植すると場合は、土(培土)もしっかり圃場に入りますよね。


で、ここで何が言いたいかといいますと、

圃場に多く入るのだから、培土もしっかりとしたものを使わなくちゃダメですよ。
と言うこてなのです。

それと、なんと言ってもイチゴの場合は
苗で収量が決まると言っても過言ではありません。


では、中身のご紹介をさせていただきます。

この培土は、ココピートやボラ土、バーミキュライトなどの原料を使用して、
透水性・保水性に優れるようにブレンドした培土に、イチゴの育苗に最適な微量要素までを考えた肥料成分と、有効微生物をさらにバランスよく配合した
イチゴ専用の培土になっております。

この培土の規格は40リットル/袋です。

添加肥料成分量と性質ですが、

肥料成分(培土1?あたり)
リン酸 700mg
苦土   90mg

その他微量要素で
石灰、マンガン、ホウ素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン

・pHは6.5前後
・ECは0.35前後
・比重は0.5前後
に調整しております。
(ただ製品の性質上、製品により多少の誤差がある場合がありますのでご容赦ください)

中身の写真はこんな感じです↓

 

必要量ですが
育苗の本数にもよりますが、7500本目安だと

3寸ポット(約250cc)で 50袋くらいです。

ツイントレーの12型(約185cc)だと、35袋が目安になります。



この培土の注意点といたしまして、
・ポットに培土を詰めた後は、充分にかん水し、培土を乾かさないようにしてください。
・窒素肥料を含んでおりませんので、活着後はポット錠ジャンプP25や液肥等の追肥を行ってください。

そして最後に、この培土は多数の原料を使用しているため、袋の中で偏りが起きる場合がありますのでご容赦ください。

茨城県内のイチゴ生産者の皆さまは
最寄のJA様からお取り寄せする事ができます。

県外の生産者は弊社までお問合せください。


以上、
とりあえず、平成25年度のイチゴ生産大変お疲れまでした。
皆さまの努力のかいあって、美味しいイチゴの食べる事ができました。

で、また今年の冬も美味しいイチゴの楽しみにしておりますので、頑張ってください。


とあわせて、出来れば弊社の液肥をよろしくお願いいたします。



エルニーニョ?

2014-05-12 08:53:52 | 日記
おはようございます。

平素は?茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。

新しい一週間が始まりました。

週末は、とても清々しいと言うよりも初夏を思い起こさせるくらい、暑かったですよね(日中は・・・)


さて、ニュースでお聞きになった方もいらっしゃると思いますが、
今年は5年ぶりにエルニーニョが発生するみたいな・・・・

だから、今年の夏は冷夏?になるかもしれない、といっていたのですが

今朝のラジオで、そうは言っても温暖化の状態は続いているので、冷夏?は
分らないとの事でした。


ここ数年、もの凄い暑さで、農作物もさることながら
人間が参ってしまっているので、なんとなく”ほっと”しちゃうような感覚になりますが、

涼しさも程ほどにしてもらわないと、
また、食が脅かされてしまいますので、

例年並みの夏になる事を願っています。


と言う、たわいもない話題で始まりましたが、

今週も元気に、「明るい農業社会の実現」に向けて邁進して参りますので、

どーーーーーーーーーーーーーーーーーぞ
よろしくお願いいたします。