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全国障害者問題研究会兵庫支部のブログです:ホームページ資料館は、ブログ左最下にリンクがあります

先行告知*12.9.Sun.「気になる子どもをどう理解するか?~発達的理解と保育・教育~」

2012年09月22日 | 最新のお知らせ
12月9日(日)に行われる“講演×対談”の先行告知です!

気になる子どもをどう理解するか?
       ~発達的理解と保育・教育~


◆日時:12月9日(日)13:30~16:30(13:00受付開始)

◆会場:未定(JR神戸駅周辺を予定)

◆内容:“講演×対談”

  ★講演13:30~15:15
   田中孝彦さん(武庫川女子大学:詳しくはこちら

  ★対談15:30~16:30
   田中孝彦さん×木下孝司さん(神戸大学:詳しくはこちら

◆主催:全障研兵庫支部

◆問い合わせ:E-mail:hyozen@mail.goo.ne.jp
       TEL・FAX:(078)-341-6510

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会場や内容など、随時ホームページにて更新していきたいと思います。
また、お二方のことや著書なども紹介していきます。

どうぞ、お楽しみに!

連続4回講座「障害者と医療・介護制度」のお知らせ

2012年09月07日 | 最新のお知らせ
こんにちは。
NPO法人兵庫障害者センターが主催している連続4回講座「障害者と医療・介護制度」、
第2回~第4回までの日程と会場が告示されたので、お知らせします。

ぜひ、ご参加ください。

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連続4回講座
「障害者と医療・介護制度」


○第2回○
「医療保険制度の現状と問題点・あるべき姿」

■日時:2012年9月8日(土)13:30~16:30
■会場:あすてっぷKOBE・セミナー3(定員50名)
 (JR神戸駅・高速神戸駅・地下鉄大倉山駅下車5分)

■講師:藤末 衛 氏
 (全日本民医連会長、東神戸病院)
■資料代等:500円


***
○第3回○
「国保と後期高齢者医療制度の現状と課題」

■日時:2012年9月29日(土)13:30~16:30
■会場:あすてっぷKOBE・セミナー3(定員50名)
 (JR神戸駅・高速神戸駅・地下鉄大倉山駅下車5分)

■講師:角屋 洋光 氏
 (兵庫県保険医協会)

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○第4回○
「介護保険制度の現状と課題」

■日時:2012年11月10日(土)
■会場:こうべまちづくり会館
 (JR・阪神「元町駅」西口から西へ8分/神戸高速「花隈駅」東口から南へ3分、「西元町」東口から東へ5分)

■講師:日下部 雅喜 氏
 (大阪社保協介護保険対策委員)


主催:NPO法人兵庫障害者センター

問い合わせ・申し込み:
〒650-0016 神戸市中央区橘通1丁目1-2
TEL (078)341-9544 FAX(078)341-9545

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 特定非営利活動法人兵庫障害者センターでは、「障害者と医療・介護制度」をテーマに4回の連続講座を企画しています。
 「健康に生きたい」というねがいは、すべての国民のねがいであり、憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と規定しています。
 障害のある人は、一般的に病気にかかりやすく、治りにくいという特徴を持っています。また、障害があるがゆえに予防から治療、リハビリ、管理など一生涯医療と縁が切れません。まさに障害児者にとって、医療制度の在り方は「いのち」にかかわる問題です。
 しかし、医療や介護制度は、住んでいる自治体によってその制度のありようや利用料なども異なり、複雑です。
 自立・自助の名で社会保障を切り捨てる動きが強まっている今、私たちは障害者への医療制度の拡充を求め、どこに暮らしていても安心して医療・介護が受けられるようにしたいと願い、4回の連続講座を実施します。多くの皆様のご参加を呼び掛けます。

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9.23.Sun.「青年・成人期の発達と支援を考える会」!

2012年09月04日 | 最新のお知らせ
みなさん、こんにちは。

いよいよ会が迫ってきました!今月の下旬に行われる学習会です。
様々な職種の方が、一緒に学び合える内容になっています。
ぜひお越しください。以下、詳細です。

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青年・成人期の発達と支援を考える会

日時:2012年9月23日(日)
    14:00~17:00(13:30開場)

場所小田地区会館(JR尼崎駅から南に徒歩5分)
    (尼崎市長洲本通1丁目15-38)→地図はこちらから

参加費:500円

◆問い合わせ先:kazuho.kev@gmail.com(早川)までご連絡ください。
        タイトルに「9月23日学習会」と明記ください。

学習会内容
14:00~:<Vo.1>「青年・成人期の発達と支援について」
         講師:河南勝さん
15:00~:<Vo.2>「見方が変われば願いが見える:障害のある人を発達的に理解する」
         講師:赤木和重さん
16:00~:グループトーク
         参加者の皆様でグループに分かれて、実践のいろいろをお話しましょう。
     フィードバック
         河南さん、赤木さんからグループトークの内容についてお話していただきます。
 
***
学習会の詳細です。

~Vo.1~
「青年・成人期の発達と支援について」
講師:河南 勝 先生(福祉事業型「専攻科」エコールKOBE 学園長)


 障害者自立支援法に基づく自立訓練事業にのっとった「学びの作業所」=福祉事業型「専攻科」の取り組みである「エコールKOBE」の実践を通して、青年・成人期の全体的な把握のためのお話をしていただきます。
(エコールKOBEについては、こちら<http://eko-ru.jp/>を参照ください。)

~Vo.2~
「見方が変われば願いが見える:障害のある人を発達的に理解する」
講師:赤木 和重 先生(神戸大学 准教授)


 障害のある人とどのようにかかわればいいのか、悩みは尽きないと思います。強いこだわりを持っている方もいるでしょうし、自傷行為を見せる方もいるかと思います。
 ただ、今回は、遠回りなようですが、どのようにかかわるかのまえに、障害のある方が、どのような願いや悩みを持っているのかについて「発達的に理解する」というところから考えていきます。
(赤木先生のプロフィールについては、こちら<http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/staffs/AKAGI%20Kazushige>を参照ください。)

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青年・成人期の発達と支援を考える会(仮)について
 阪神間には障がいのあるひとたちが働く場所である作業所がたくさんあります。また、余暇を過ごす場所やサークルなどもたくさんあります。障がいのある人の生活を支えるたくさんの支援者がいます。いろんな悩みや活動があるのですが、なかなか共有できなのが現状ではないでしょうか。各事業所だけでは抱えきれないケースもあるだろうし、いろんな問題を職種や地域・職場を超えて語り合う場をつくれないかなと、このような会を提案しています。ざっくばらんに語り合え、元気になれる会を目指します。ぜひ、ご参加ください。

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「福祉パス連絡会」結成総会・学習交流会のお知らせ

2012年09月04日 | 最新のお知らせ
<神戸市>福祉パス制度をまもろう!!

 神戸市は、突然「福祉乗車制度のあり方検討会」(会長:伊多波良雄同志社大学教授)を立ち上げました。3回の検討会の開催で、しかも当事者の声を聞くことなく「検討会報告書」を9月初旬には市に提出することになっています。
 第3回検討会に提出された「報告書(案)」では、「生活保護世帯は制度対象から除外」「障害者等は所得制限や一部負担の導入」等が明記されています。
 神戸市の福祉パス制度は、全国でも優れた制度内容であり、現在の対象の人たちの社会参加の促進と移動保障として大きな役割を果たしてきました。
 私たち福祉パス利用者は、現行の福祉パスを守り、神戸市内どこに暮らしていてもこの福祉パスを気兼ねなく使い、様々な社会活動に参加できることを強くねがっています。この福祉パス制度を守るために、「福祉パス連絡会」を結成することになりました。多くの皆様のご参加を呼び掛けます。

***
日時2012106(土)13:30~16:30
会場神戸市勤労会館403・404号室


第1部:学習交流会「福祉パスはなぜ必要か」
         「敬老パス有料化の実態」
         「当事者からの訴え」他
第2部:「福祉パス制度の現行維持を求める連絡会」結成総会

連絡先:福祉パス制度の現行維持を求める連絡会(準備会)
〒650-0016 神戸市中央区橘通1丁目1-2 兵障協内
TEL:(078)341-9544 ・ FAX:(078)341-9545
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福祉乗車制度とは?
 1968(昭和43)年に、身体障害者等の社会参加の促進と移動支援を目的に、市バス・市電を対象交通機関として、福祉乗車制度が発足。
 現在では、障害者、母子世帯、生活保護世帯、原爆被爆者、戦傷病者、中国残留邦人等の世帯を対象として、約9万枚の福祉パスが発行されています。
 また、対象交通機関は、市バス、市営地下鉄、神戸新交通、市内の民営バスとなっています。


書籍紹介*10.28発達講座の先生方の著書

2012年09月02日 | 書籍の紹介
こんばんは!

今回は、10月28日にある発達講座の先生たちの著書を紹介します!
→発達講座の紹介はこちら

10.28発達講座の講師である、青木道忠さん、笹森理絵さん、別府悦子さん、3人それぞれの著書を紹介していき、
どのようなお話が聞けるのかを具体的に参考にしていただけたら良いなぁ、と思います。

以下、講演順に、1.青木さん、2.笹森さん、3.別府さんで紹介しています。
リンク先にも飛ぶことができるので、合わせて参考にしてください。

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1.青木道忠さん
青木さんは、
大阪発達支援センターぽぽろ所長、子どもわかもの支援ネットワークおおさか副理事長を兼任しています。また、大阪の支援学級での実践経験も豊富で、現在は発達相談もおこなっておられます。

主な著書はこちら↓
「発達のつまずきによりそう支援―理解はまるごと、ていねいに」

この本は、2011年11月にかもがわ出版から発売されました。(Webページはこちら。)

内容は3章構成です。
●第1章 生きづらさをかかえて育つ
●第2章 自分づくりを支えるかかわり
●第3章 発達障害児・者支援論の探求

編集者さんは、
「常に子どもの側に立ち、ていねいな支援をつづけてきた著者。その取り組みと、実践から生まれた理念は、発達支援が何十年にもわたる息の長いかかわりであることの意味が伝わってくる。」 と語っています。

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2.笹森理絵さん
笹森さんは、
発達障害の当事者であり、また母親・精神保健福祉士という3つの視点を生かして、発達障害の啓蒙活動を全国で展開されています。NHK教育TVハートをつなごうにもよく出演されています。

主な著書はこちら↓
「ADHD・アスペ系ママ へんちゃんのポジティブライフ」

この本は、2009年1月に明石書店さんから発売されました。(Webページはこちら。)

内容は、発達障害の当事者である「へんちゃん」(笹森さん自身)をマンガで描き、
自分の姿や思い、感情などを様々なエピソードをもとに伝えています。
●第1章 へんちゃんができるまで~自分を探して~
●第2章 今のへんちゃん~自分を見つけた~
●第3章 へんちゃんのパートナーより~自分らしく生きる~

Amazonのレビューより一部抜粋します。
「筆者の これまでの人生の道のり が楽しいリズム♪をとるかのように書かれています。筆者の当時の苦難も現在の姿勢から書かれている事が分かります。表紙から中身のイラストが伝える家族愛の和やかさが伝わってきます。
困りごとなどが書かれた四コマ漫画は四コマという限られたスペースにギュッと凝縮されたものは気持ちが分かりやすく伝わりやすい内容となっています。挿絵の小さなイラストがパラパラ漫画になっており、文字の形、ページ毎のライン、成績表などを用いた資料の公開、文章の割り振りなどとても工夫された本であり、かなり素敵な演出をされた本だな♪と思いました。
この本でしたら、当事者の方はもちろん、周囲の方々、発達障害をこれから知りたいと思っている初心者の方にもお勧めいたします。」


***
3.別府悦子さん
別府さんは、
中部学院大学子ども学部子ども学科教授であり、教育研究活動と共に発達相談活動も行っておられます。「発達障害の人たちのライフサイクルを通じた発達保障」をテーマに『みんなのねがい』に連載しておられました。

主な著書はこちら↓
「発達障害の人たちのライフサイクルを通した発達保障」

この本は、2012年7月に全障研出版部より発売されました。(Webページはこちら。)

内容は、幼児期から青年・成人期までの各発達段階において、どのように支援をしていったら良いのかということを見ていきます。
●第1章 幼児期の子育て
●第2章 幼児期から就学への移行期の支援
●第3章 学童期の支援
●第4章 中学生・思春期・高校生への支援
●第5章 教師の指導困難とコンサルテーション
●第6章 青年期の支援・ライフサイクルを通じた支援

田中康雄さん(こころとそだちのクリニックむすびめ院長)からの推薦文を紹介します。
「希望をもち続けた者だけがたどり着く港
 この本は、ある偶然のなかで生まれました。この本のもとである連載の第1回目が掲載された月刊『みんなのねがい』(全障研出版部)2011年4月号ができた翌日が、あの東日本大震災が起こった日でした。別府さんが、なんとかなるという希望を伝えようと、書き始めたときでした。
 東日本大震災のあと、僕たちはたくさんのことを想い、ひとつのことを願うようになりました。それは、明日へつながる希望とよんでもよいかもしれません。
 この本は、発達に何らかの偏りがある方々に向けて、それでも強く生きていこうとエールを送る応援の書ですが、この時期だからこその必然性が根底に潜んでいます。人がていねいに歩んできた、歩もうとする道を描写した本です。
 僕は、著者の別府さんに、これまで何度かお会いしています。そのたびに、穏やかな笑顔に癒やされ、忙しく動き回る頭に感嘆し、静かな怒りをもち続けていることに敬服してきました。背景に赦しがあります。
 未来を託す子どもたちに向き合う僕たちは、感情のまま突っ走ってはいけませんが、想いと願いをもち続けないといけない、僕は別府さんに会うたびに反省します。
 この本は、どうかゆっくりとお読みください。よくある対応のマニュアル書ではありません。表題にあるように、幼児期から青年期に至る人生行旅を、ていねいに描写しています。Aくんにある障害を述べたものではなく、ある特性をもちながらも多面的な才能をもったAくんを、僕たちはどう理解して、どう付き合っていったらよいかを考え続けるための本です。その時その一瞬を一生懸命に悩み、泣き、そしてすっくと立ち歩むための希望の書です。僕は、この本を読んで、とても勇気づけられました。
 別府さんは、青年期の章で「誰もが笑って話せるときがくる」と小見出しをつけています。僕は「ときがくる」という文言に心が止まりました。自分が自分を見つけるためには、時間の時熟が必要です。しかし、それは希望をもち続けた者だけがたどり着く港です。
 僕は、別府さんがタイトルにつけた「発達保障」という用語を「希望」という文字に置き換えてみました。すると、遠い地平線の彼方の港がうっすらと見えた気がしたのです。
 ご家族の方々だけではなく、日々子どもたちと出会うすべての方に読んでいただきたいと思います。」