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全国障害者問題研究会兵庫支部のブログです:ホームページ資料館は、ブログ左最下にリンクがあります

支部長雑感=酒の肴5

2008年11月30日 | 最新のお知らせ
早いもので、もう明日から12月です。
ずいぶん寒くなりましたが、みなさんいかがおすごしですか?
年の瀬を迎えると、年をとっていくの痛感します。もうあと2年ちょっとで退職を迎えるわけですが、師走を迎える感覚がずいぶん変化してきました。ほんとに区切りを迎える焦りを徐々に感じてきています。

先週は大阪で開催された「障害乳幼児問題研究集会」に参加をしてきました。この集会は全障研の分野別の研究集会として、10回目を迎えました。兵庫でも開催したことがあって、兵庫県下の実態調査をして冊子にまとめたことを思い出します。全体で600名以上の参加で成功させたのですが、その頃は勢いがあったのかなあ?大阪の集会に参加して、兵庫の取り組みの遅れというか、障害乳幼児システムの未整備を痛感しました。シンポジウムで進んだところの経験を聞いたから余計に感じたのかもしれませんが、兵庫の弱さを実感したのが正直なところです。
それにしても、障害者自立支援法が障害をもつ子どもと親にまで深刻な影響を与えている事実に、日本の福祉の思想の貧困さを痛感しました。
こういう時代だからこそ、一人ひとりがつながっていくこと、学習していくことの大切さを感じます。全障研の果たす役割はとても大きいものがあるんだなと改めて思いました。

この研究集会の参加で北千里駅から大阪大学工学部まで歩きました。途中の紅葉した並木の美しさに吸い込まれるような気分になりました。カメラで写真に収めて満足した次第です。
その夜に京都の紅葉ライトアップにも行きました。残念ながら人の多さと人工的なライトアップの美しさにちょっと幻滅してしましました。やっぱり紅葉は、青い空と燃えるような紅葉の色が一番だなと感じました。ライトアップの幻想的な雰囲気も悪くはないけど、あまりに人が多いのは興ざめですね。
                       2008.11.30  河南
       


新聞社WEBより

2008年11月25日 | 最新のお知らせ
①【連載】自立の現場 揺れる障害者福祉<1>施設利用料 働くにも金がいるのか(西日本新聞WEB)

②【連載】自立の現場 揺れる障害者福祉<2>施設から地域へ ずっとここにいたいのに(西日本新聞WEB)

③【連載】自立の現場 揺れる障害者福祉<3>共同生活支援 熱意と努力に頼るのか(西日本新聞WEB)

④【連載】自立の現場 揺れる障害者福祉<4>過疎地の作業所 唯一の居場所守りたい(西日本新聞WEB)

⑤【連載】自立の現場 揺れる障害者福祉<5>児童福祉 契約では子ども守れぬ
(西日本新聞WEB)

「世界人権宣言」絵本で学ぶ 兵庫の作家ら6人制作

2008年11月19日 | 最新のお知らせ
「世界人権宣言」絵本で学ぶ 兵庫の作家ら6人制作(神戸新聞NEWS) 
〈第1条 みんな仲間だ〉から〈第30条 権利を奪う「権利」はない〉まで、詩人谷川俊太郎さんが翻訳。ロニー・アレキサンダー、太田朋、つよしゆうこ、寺門孝之、西島よき、涌嶋克己の六氏が、四-六点ずつイラストにした。ほのぼのとした作品に、条文が示す社会の実現を願う気持ちを巧みに織り込んだ。

詳しくは、題名をクリックして下さい。

「世界人権宣言」絵本で学ぶ 兵庫の作家ら6人制作

2008年11月19日 | 最新のお知らせ
「世界人権宣言」絵本で学ぶ 兵庫の作家ら6人制作(神戸新聞NEWS) 
〈第1条 みんな仲間だ〉から〈第30条 権利を奪う「権利」はない〉まで、詩人谷川俊太郎さんが翻訳。ロニー・アレキサンダー、太田朋、つよしゆうこ、寺門孝之、西島よき、涌嶋克己の六氏が、四-六点ずつイラストにした。ほのぼのとした作品に、条文が示す社会の実現を願う気持ちを巧みに織り込んだ。

詳しくは、題名をクリックして下さい。

重症児者・病弱児の明日を考える研究集会(兵庫)

2008年11月19日 | 最新のお知らせ
重症児者・病弱児の明日を考える研究集会(兵庫)

11月22日(土) 午前10時~午後4時
神戸市たちばな職員研修センター
内容/講演、分科会(重症児、病弱児)
参加費/一般1000円 
問合せ/078・583・0799(前原方)


1.日時  2008年11月22日(土)10:00~16:00
2.会場  たちばな職員研修センター℡078-341-0120
      〒650-0016 神戸市中央区橘通3-4-2
3.日程
10:00 開会・全体会
10:10 中村肇氏(兵庫県立こども病院名誉院長・神戸大学監事)の講演
「医療の立場から教育と福祉に期待すること」

中村肇 (なかむら はじめ)氏のプロフィール 1940年生まれ。神戸大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士(小児医学)。神戸大学医学部教授・神戸大学医学部附属病院長・神戸大学大学院医学系研究科教授・兵庫県立こども病院長を歴任し、今年度より国立大学法人神戸大学監事。著書には『新生児学』『小児の成長障害と栄養-(今日の治療小児科)』『子育て支援のための小児保健学』など多数。

12:10 
昼食休憩(南へ徒歩3分で飲食店のある地下街)
      
13:10 分科会
①『重症児施設での実践を創る』分科会
木原健二氏(にこにこハウス療育センターPT)「PTから見た訪問教育」
赤松由起子氏(兵庫県立いなみ野特別支援学校教諭)
「モデル事業1期生Hさんとの2年半を振り返って」

②『子どもの理解を深める』分科会
富田純子氏(神戸市立友生養護学校保護者)「我が子あゆみのこと」
増田美栄子氏(兵庫県立こやの里特別支援学校教諭)
「重度障害児の実態把握とコミュニケーション」

③『医療と教育の連携を考える』分科会
北住千仲子氏(元・加古川市立加古川養護学校看護師)
「養護学校での養護教諭(もしくは教諭)と看護師との連携」上田由紀子氏(兵庫県立出石特別支援学校教諭)
「高等部訪問教育のベッドサイド授業の実践」

15:30 全体会
16:00 閉会

4.参加費 一般1,000円、学生500円、定員は100名です。



みなさん、週末は「重症児者・病弱児の明日を考える研究集会」でいろいろな思いや意見を出し合い、学びあいましょう。そして、兵庫から全国へ盛り上げていきましょう


案内のちらし

10回全国障害乳幼児問題研究集会(大阪)

2008年11月19日 | 最新のお知らせ
◆第10回全国障害乳幼児問題研究集会(大阪)     
  
今週の末に行われる乳幼児問題研究会。みなさん、ぜひ、大阪でみんなで学びあいましょう。

  チラシ表    チラシ裏(word)

 11月22日(土) 22日(日)
 吹田市民文化会館メイシアター
 22日 記念講演=茂木俊彦(桜美林大学)「障害乳幼児の豊かな発達と生活」
 23日 基礎講座=丸山美和子(佛教大学)「発達のみちすじ 大好きなおとなから友だちへ」
            近藤直子(日本福祉大学)「障害乳幼児の保育・療育における大切な視点」
 分科会(自閉症、知的障害、肢体不自由・重症心身障害、気になる子ども・発達障害、保護者)
 シンポジウム=地域療育システムの構築 ー障害乳幼児の療育と家族を支援する地域づくり

WEBより

2008年11月19日 | 最新のお知らせ

①「障害者の初雇用に奨励金支給 中小企業対象、100万円」(共同通信)



②「(上)助け合う従業員 障害は関係なし」(読売新聞)


③「(下)助け合う従業員 障害は関係なし」(読売新聞)


④「バリアフリー化、障害者が視察 阪急西宮ガーデンズ」(神戸新聞)


⑤「障害区分の判定法見直しへ 厚労省、批判受け」(共同新聞)


⑥「障害者:「自立支援法いらない」 新法求め6千人がデモ」(毎日jp)

支部長雑感=酒の肴 NO4

2008年11月11日 | 最新のお知らせ
みなさん、お待ちかねの河南支部長の「酒の肴」NO4です。お楽しみください。

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10月に加古川にある「播磨社会復帰促進センター」というところに訪問する機械がありました。いわゆる官民協働による刑務所です。民間の刑務所は全国で4ヶ所ということですが、加古川のセンターは昨年10月から運営が始まり、その中には男性受刑者が1000名収容されているそうです。その内、約120名が知的障害、精神障害、発達障害者だということで、特化ユニットがあり、そこでの社会復帰に向けたプログラムが組まれていて、取り組みが本格的にはじまっています。
特化ユニットでは、作業療法やSST,認知行動療法などがプログラムとして組まれているようです。さらに教科教育も取り入れたいということで、相談があり話しを聞く中で、私の学校の授業見学もしていただくことになりました。先日授業を見学していただき、ずいぶん参考になりましたと喜ばれました。
ただ、この取り組みも聞いていると大変な困難や課題もかかえています。犯罪を犯した障害者は、刑を終えて社会にもどっても、生活の場や就労の場が十分でないため、生きるためにまた犯罪を犯し、もどってくるケースも多いそうです。
なにより手帳を所持していないので、福祉的な支援が得れないという問題や、社会復帰するための生活基盤を整える課題、就労支援など、とても大きな問題があります。
教科教育をしようにも、刑務所の中での時間設定がそれほどできないということや、社会復帰にかかせない時計、お金などの課題をするにも、所内に時計がない(
時計があると時間を示し合わせて悪用される恐れがあるということらしい。)現金をもって買い物体験をするなどの機会がないといった制約がいっぱいあるなかでの活動になるということです。もちろん、手先の課題であるハサミなどの使用にも制約があり、書類にホッチキスも打てないそうです。こういう制約の中で、社会復帰に必要な力をつけていけるのかという、壁もある中での熱心な取り組みには、何か支援できないかなと感じました。
刑務所内での障害者の問題という、今まであまり考えたこともない課題ですが、とても重要な課題だと感じた次第です。皆さん、いかがですか?
                    兵庫支部長 河南 勝

支部長雑感=「酒の肴」NO3

2008年11月11日 | 最新のお知らせ
大好評の兵庫支部長の「酒の肴」のコーナーです。今回でNO.3になります。

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「酒の肴」NO3
  「有馬富士登山」
13日の休みに三田の有馬富士に登山をした。秋空のきれいな気持ちのいいハイキングになった。有馬富士公園から登山口に入り、ゆっくりと整備された遊歩道を登っていくと最後は急な登りになり、やがて頂上に着いた。
標高374mの小さな「富士山」と呼ばれるだけに、遠くから見た姿はけっこう美しい。山頂から眼下を見下ろすと、私にとってなつかしい風景が目に入った。
最初に教師として正式に着任したのが上野ヶ原養護学校で、兵庫中央病院とあわせてその姿が見えた。最近は有馬富士公園ができ、周辺も住宅地ができ様相は33年前と比べると変わってきたが、それでも当時の地形や雰囲気が十分に感じられた。
登山道はずいぶん整備されていたが、山頂の最後の登りは「わんぱく砦」と呼ばれ、当時の姿そのままだった。この山は実は、当時の上野ヶ原養護学校の子どもが
退院して、地元の学校に帰る記念に登山をする山だったのだ。当時の養護学校の子どもの大半は「ぜんそく児」で、しばらく療養すると元気になって家庭に帰っていくわけで、それはたいへんうれしいことであり、めでたいことであった。退院を記念してみんなで一緒に登って、病気の治癒を祝ったものだ。私はその度に下見で登り、一緒に登って何度も目にした風景だったので、とてもなつかしく感じた。
この病弱教育が私の障害児教育の始まりになったわけで、有馬富士登山はその意味で忘れることのできない意味をもっていることを、登ってみてあらためて感じた。

兵庫支部長 河南 勝

支部長雑感=「酒の肴」NO2

2008年11月11日 | 最新のお知らせ
河南支部長の酒の肴 NO2です

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支部長の雑感2回目です。これからタイトルを「酒の肴」とします。
すっかり秋が深まり、夜には私の好きな日本酒がおいしい季節になりました。
その酒の肴になるような話になればいいのですが、ついまじめで深刻な話題にも入ってしまいそうです。時々は本当に酒の話題やおいしい食べ物、お店の話題も入れて生きたいと思います。
 先日代休日に、妻と二人でウォーキングシューズを履いて、家から岡本まで歩きました。
 まず、家の近くにできたカフェ・ギャラリーまで歩いて行き、軽くランチタイムをすごしました。1階が器の展示で2階がカフェです。素敵な器で食事し、ゆっくり飲むコーヒータイムは忙しい日々の暮らしには時々必要な時間に思えました。
それから、どんどん歩いて岡本駅まで約2時間以上の散歩でした。
最近は車ばかりの生活で足の疲れを感じましたが、歩いていくとどこまでもいけるような気がします。妻は「どこまでも歩く旅をしたい。疲れたら泊まって、また次の日歩くの。」と言っていますが、いつか、そんなのんびりした歩き旅がしたいと思います。気持ちのいい温泉に入って、その土地のおいしい食べ物と地酒があれば最高ですね。
 会員の皆さんで、そんな歩くといいなと思うコース、食べ物、お店、お酒の情報があれば教えてください。

兵庫支部長 河南 勝

新コーナー「支部長雑感」

2008年11月11日 | 最新のお知らせ
最近、話題になっている河南支部長の「酒の肴」のコーナーです。
ただいま、NO.1~NO.4まで掲載されています。今回は、みなさんが続けて読んでいただけるように順番に並べてみました。みなさん、存分にお楽しみ下さい。

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ホームページに「支部長雑感」を掲載することにしました。日ごろ感じていること
や、あったことなどを肩肘をはらずに気軽に書いていく予定です。
よろしくお願いします。

9月はじめに近畿ブロックの会議が京都教育大学で開催されました。
京都教育大学は私の母校です。もう36年前に卒業したわけですから、たぶんそれ以来の訪問になります。
早めに京都入りし、京阪電車の藤森駅で降りて、懐かしい裏道というか大学寮から大学までの道や藤森神社、4年間住んだ寮、墨染の街などを、歩いてまわりました。
寮は今もそのまま残っていて、学生が生活しています。一気に20歳前後の生活がよみがえってきました。こんな庭だったなあ。玄関の赤と白で所在を示す名札は今も昔のままやなあ。と・・
墨染の街はやはりずいぶん変わってきたけど、食堂は今も残っていました。なつかしくて食べに入りました。おばさんに「昔からやってますね。40年ぶりで来まし
た。」と話しかけました。
そこから、大学まで歩いて行き、大学の中もゆっくりと歩いてみました。ずいぶん建物がきれいになり、雰囲気が変わっていましたが、学生会館は昔のままでした。自治会室やゼミナール室など、活動の舞台だったところは昔のままの姿でした。
学生運動が激しい時代で、立看板を書いて立てた場所や、ヘルメット学生がアジをしていた広場や、学生大会をした場所など・・・次々と思い出しました。サークル活動も活発でサークル長屋があったのに、今はつぶされ、倉庫になっているのがちょっと残念でした。

久しぶりに、学生時代に気持ちがタイムスリップして、なんとも言えず、心に染みる思いで満たされました。
それは、私の現在の生き方を決めた原点がここにあるからだと思います。                                       
        2008.9.29  兵庫支部支部長 河南 勝