風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 高槻市は、平成27年度までに「校舎の耐震化」を完了させるって言っていますが・・・。

2012年03月26日 | ☆ 風信子の高槻情報
高槻市は、市民会館建て替えの基本計画を早ければ2012年度上半期にもまとめるもようで、現在、市民を交えた審議会で意見徴集を進めるとともに、基本計画の策定を進めているとのこと。もちろん嬉しいことですが、もっと重大な建て替え問題があります。

高槻市の小・中学校・幼稚園の校舎の耐震改修です。

以前から気になっていたのですが、大人2人家族世帯なので気になることながら、情報にうとく遅くなってしまいました。

気になる校舎の耐震改修については高槻市会議員の北岡たかひろ氏のブログ:「高槻ご意見番通信」で詳しく紹介されています。

先ず、地震直後の2011年06月28日の記事に、

  
 【学校耐震化】平成27年度までに完了? 
 本日は6月議会の3日目。補正予算に小中学校・幼稚園の耐震改修に関するものがあったので質問しました。

昨日は各会派代表者による代表質問があったのですが、濱田市長は平成27年度までに校舎の耐震化を完了させる旨答弁・・・

担当職員からの事前の説明では、耐震化の完了には10年程度を見込んでいるとのことでしたので、驚きました。濱田市長が上記の答弁をした後のお昼休み、担当職員がやってきて、私の質問に対する答弁原稿を差替えると言ってきました。

私は質問原稿の中で、「文部科学省が、今年5月の通知で、平成27年度までのできるだけ早い時期に耐震化を完了せよと要請しているのだから、高槻市も27年度までに完了させるべきだ。」というふうにしていたのですが、それに対して「27年度までにやります」というような答弁に変えられてしまうと、「昨日の答弁を聞いていなかったのか?」と突っ込まれるようなまったく間抜けなやり取りになってしまうので、質問原稿の作り直しをすることに。そのため昨晩はバタバタしていました。

まあしかし、文科省の指導があったとはいえ、校舎の耐震化を故意に遅らせた高槻市が、完了の期限を明言したことは評価したいと思います。
 最初の部分を転載しました。続きはココから。
 


最初の部分の、「市の事前の説明では、耐震化の完了には10年程度を見込んでいるとのことでしたので、驚きました。」
とあり風信子とて驚いてしまいます。

   (北岡氏は高槻市の職員に、議会質問の為に事前に説明を求めたのでしょう。その事前の話では10年もかかると話していた・・・。でも4年後でも先が長すぎると思います。

でも国の指針は、「平成27年度までのできるだけ早い時期における耐震化の完了」を要請し、

「地震等の災害発生時には応急避難場所としての役割を果たすことから、耐震化のみならず、貯水槽、備蓄倉庫、トイレ、自家発電装置等を整備することにより、防災機能の強化を図ることが必要である。また、津波による被害が発生する可能性がある地域においては、児童生徒等の避難経路を確保する等の工夫をする必要がある。」
とのこと。

これ(国の指針)に気が付いた高槻市は、急きょ代表質問への回答を変えたのでしょう。北岡議員さん、お気の毒さまです。

文部科学省の「公立学校施設の耐震化の推進」によると、

「東日本大震災の直後の国会においては、平成22年度末までの期限となっていた地震防災対策特別措置法による公立学校施設の耐震化事業についての国庫補助率嵩上げ措置を、平成27年度末まで延長する法律改正が、全会一致で可決されました。」

ということなので、校舎の危険度によっては2分の1から3分の2の国庫補助が付きますので是非、早急な手配をお願いします。

どうも、「高槻ご意見番通信」を読むと、高槻市は奥本市長の時代に関西大学誘致で40億円の補助金を出したりと派手な事をやっている割には、地味にみえる公立学校校舎の耐震化を先送りしていったようです。その手口たるや姑息といっても良いやりかたです。

資料:「今もし高槻で大地震が起きたら・・・」

   「平成24年第2回高槻市教育委員会定例会会議録 平成24年2月14日(火曜日)午後1時30分」学校の耐震化につきましては、平成27年度の完了に向け、引き続き、第2次診断、実施設計に順次取り組んでまいります。なお、改修工事につきましては、先程の議案にてご説明申し上げましたとおり、平成23年度3月補正予算にて計上いたしております。」

   「学校園施設の耐震診断結果について」

   耐震性能一覧表(学校別)

尚、市の答弁によると、「大地震において倒壊または崩壊の危険性が高いとされるIs値0.3未満の棟は現在(2011年03月21日)のところ8棟でございます。」とのことです。以前から改修は少しずつですが行われています。

最後になりますが、高槻市が防災上に避難所になるのでと、いちはやく耐震工事をすませた小学校・中学校の体育館ですが・・・。無念なことですが、関西大学社会安全学部の河田恵昭学部長によりますと、「大きな地震が起きたら、とにかく高いところに逃げること。どこに逃げればいいかという詳細については、1年後くらいにしか議論を始められないようですが、今、高槻市にできることは、避難先になる学校の耐震化と、市民への災害時の対処法の告知ではないかと思います。津波から逃げる前に、地震で校舎が潰れてしまっては、逃げ遅れる可能性がありますし、やはり学校の耐震化が急務です。」

ということですから、高い場所にはなりえない体育館を最初に工事を済ませてしまったのは残念なことでした。もちろん子供達の為には体育館の耐震化は必要なもの。ただし教室のほうが急がれたのではないですかということです。

明日は、高槻市会議員の北岡たかひろ氏:関西大学社会安全学部の河田恵昭学部長と電話で話した津波への対策を取り上げたく思います。

お休みなさい。m(__)m



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