※ 本文に分かりづらい点がありましたので訂正しました。07.2.9
怒涛の、トルコ行進曲ナミの更新っぷりはどうした。
…停滞気味のハリケンです。
わたくし、ハリケンの担当する利用者様の中で
間違いなく最大の困難事例であったマイケル(仮名)が、今日その波乱の在宅生活に別れを告げました。
80歳男性独居、要介護4、レビー小体型認知症、接近困難+処遇困難。
地区の猛烈民生委員ミキサーに支えられ、絶対に不可能と思えた在宅独居生活を満喫していた彼は、認知症の急激な進行による空腹感の消失のため、年明けあたりから衰弱の一途でした。
失禁するようになり、歩けなくなり、立てなくなり、それでも食べようとしないんです。
私はひがしヘルステに朝夕の安否確認と食事(つってもエンシュア)・服薬の介助をお願いして、2~3日おきの点滴(せいぜい100カロリー程度)に通院してもらってました。
それでも最近、ベッドで端座位のまま仰向けに倒れて
「助けて!助けて!」
と叫んでいるのを聞きつけた近所の人から電話をもらって駆けつけたり、
ヘルパーが訪問するとトイレと壁の隙間にはまりこんで動けなくなっていたりの毎日で、もーもーホントに大変でした。1日1回は呼び出されてた。
それでも、悪いことばかりでもなく
以前は自宅から連れ出そうとすると怒鳴り散らしていたマイケルが、
だんだん見当識を失い始めており、受診に来て帰ろうとすると逆に
「ここはワシの家だ!」
と、病院だか自宅だかわからなくなってくれるように。
これはもう入所しかない。
今しかない!
私はそう思い、ミキサーと手を取り合って、入所させてくれる施設探しを始めました。
しかし介護力ゼロの併設特養はまったくアテに出来ない。
また、食事摂取量の極端に少ないマイケルは老健でも嫌がられる。
しかし能力的には自力摂取可能な彼に、安易にPEG(胃ろう)を造っていいものか。
将来的にPEGになるのが必至だとしたら、いっそPEG造ってから入所したほうがいいのか。
とりあえず入所までのツナギに、明日から昼間にもヘルパーに安否確認させよう。
ドクターに「意味なし」と言われても、点滴に通ってもらおう。
区役所やアホ迂闊にも処遇困難事例として再々々々度相談しよう。
手当たり次第の特養や老健に打診して、なんとかショートでもロングでもさせてもらえるよう頼んでみよう。
と、情報連絡票やら
受け入れ依頼書やら
提供票やら診断書やら
思いつくもの全部出し、
思いつくところ全てに相談しました。
サービス残業なんかどうでもいいと、事務長にも話聞いてもらって根回しして。
そしたら
ホントに突然
マイケル、本日本院に入院が決定。
それがねえ、ミキサーが、ウチの法人の役員に直談判したらしいんです。
つまりコネ。
私は当日、朝から介護保険指定事業者講習会(県主催)に参加してました。
ケアマネ不在時の出来事です。
…
いえ、正直言って嬉しいです。
目出度い。
衰弱しているマイケルにとっても心配?している地域住民にとっても、本当によかったと思うの。
たださ、マイケル、要介護4だしね、
ショートで繋げられればプラン料は入ってくるワケだしさ、
そう思って、2,3の特養ともう契約の話も出てたしさ。
いえ、いいんです。
本人のためだし。
足腰が弱ってるからもう徘徊もそんなに問題にならないでしょうから、病院でもいいんですけど。
でもさ、暴言はあるしさ、大声出すしさ、
それをやめさせようと思ったら強いお薬しかないワケだしさ、
…それだと退院しても絶対に在宅復帰はムリだしさ。
ていうかさ、
今の今まで、併設特養にも入所申し込みしてたのに絶対に受けてくれなくて、
地域の病院に相談したら「それじゃ社会的入院じゃないですか」とドクターに言われたもんで、そうだよね、支援ムリ=入院じゃ安易だよねと反省もし、入院って選択肢は脳内から消してたのにさ、
それが役員のツル(のひと)声で入院決定だなんてさ、
一体なんなの。
だったら最初っから入院させてくれればよかったのに。
しかも、病院搬送もひがし会のVIP車出てるし。
しかも、ドライバーは病院専属のお抱え運転手じゃん。
ハリケン、ひとり入所祭。
入院⇒暴言⇒強い薬⇒ホントの寝たきり の図式は、もう少しいろいろ頑張って頑張って、もう手立てがないときのファイナル・アンサーだと思っていたので
…ココロが痛いです。
明日からもうマイケル宅参りもないかと思うとホントにホッとするけど、
この罪悪感は一体なんなんだ。
ていうか、私って不要か?
怒涛の、トルコ行進曲ナミの更新っぷりはどうした。
…停滞気味のハリケンです。
わたくし、ハリケンの担当する利用者様の中で
間違いなく最大の困難事例であったマイケル(仮名)が、今日その波乱の在宅生活に別れを告げました。
80歳男性独居、要介護4、レビー小体型認知症、接近困難+処遇困難。
地区の猛烈民生委員ミキサーに支えられ、絶対に不可能と思えた在宅独居生活を満喫していた彼は、認知症の急激な進行による空腹感の消失のため、年明けあたりから衰弱の一途でした。
失禁するようになり、歩けなくなり、立てなくなり、それでも食べようとしないんです。
私はひがしヘルステに朝夕の安否確認と食事(つってもエンシュア)・服薬の介助をお願いして、2~3日おきの点滴(せいぜい100カロリー程度)に通院してもらってました。
それでも最近、ベッドで端座位のまま仰向けに倒れて
「助けて!助けて!」
と叫んでいるのを聞きつけた近所の人から電話をもらって駆けつけたり、
ヘルパーが訪問するとトイレと壁の隙間にはまりこんで動けなくなっていたりの毎日で、もーもーホントに大変でした。1日1回は呼び出されてた。
それでも、悪いことばかりでもなく
以前は自宅から連れ出そうとすると怒鳴り散らしていたマイケルが、
だんだん見当識を失い始めており、受診に来て帰ろうとすると逆に
「ここはワシの家だ!」
と、病院だか自宅だかわからなくなってくれるように。
これはもう入所しかない。
今しかない!
私はそう思い、ミキサーと手を取り合って、入所させてくれる施設探しを始めました。
しかし介護力ゼロの併設特養はまったくアテに出来ない。
また、食事摂取量の極端に少ないマイケルは老健でも嫌がられる。
しかし能力的には自力摂取可能な彼に、安易にPEG(胃ろう)を造っていいものか。
将来的にPEGになるのが必至だとしたら、いっそPEG造ってから入所したほうがいいのか。
とりあえず入所までのツナギに、明日から昼間にもヘルパーに安否確認させよう。
ドクターに「意味なし」と言われても、点滴に通ってもらおう。
区役所やアホ迂闊にも処遇困難事例として再々々々度相談しよう。
手当たり次第の特養や老健に打診して、なんとかショートでもロングでもさせてもらえるよう頼んでみよう。
と、情報連絡票やら
受け入れ依頼書やら
提供票やら診断書やら
思いつくもの全部出し、
思いつくところ全てに相談しました。
サービス残業なんかどうでもいいと、事務長にも話聞いてもらって根回しして。
そしたら
ホントに突然
マイケル、本日本院に入院が決定。
それがねえ、ミキサーが、ウチの法人の役員に直談判したらしいんです。
つまりコネ。
私は当日、朝から介護保険指定事業者講習会(県主催)に参加してました。
ケアマネ不在時の出来事です。
…
いえ、正直言って嬉しいです。
目出度い。
衰弱しているマイケルにとっても心配?している地域住民にとっても、本当によかったと思うの。
たださ、マイケル、要介護4だしね、
ショートで繋げられればプラン料は入ってくるワケだしさ、
そう思って、2,3の特養ともう契約の話も出てたしさ。
いえ、いいんです。
本人のためだし。
足腰が弱ってるからもう徘徊もそんなに問題にならないでしょうから、病院でもいいんですけど。
でもさ、暴言はあるしさ、大声出すしさ、
それをやめさせようと思ったら強いお薬しかないワケだしさ、
…それだと退院しても絶対に在宅復帰はムリだしさ。
ていうかさ、
今の今まで、併設特養にも入所申し込みしてたのに絶対に受けてくれなくて、
地域の病院に相談したら「それじゃ社会的入院じゃないですか」とドクターに言われたもんで、そうだよね、支援ムリ=入院じゃ安易だよねと反省もし、入院って選択肢は脳内から消してたのにさ、
それが役員のツル(のひと)声で入院決定だなんてさ、
一体なんなの。
だったら最初っから入院させてくれればよかったのに。
しかも、病院搬送もひがし会のVIP車出てるし。
しかも、ドライバーは病院専属のお抱え運転手じゃん。
ハリケン、ひとり入所祭。
入院⇒暴言⇒強い薬⇒ホントの寝たきり の図式は、もう少しいろいろ頑張って頑張って、もう手立てがないときのファイナル・アンサーだと思っていたので
…ココロが痛いです。
明日からもうマイケル宅参りもないかと思うとホントにホッとするけど、
この罪悪感は一体なんなんだ。
ていうか、私って不要か?
まだ自分の手を汚していないだけ、ハリケンさんは偉いと思います。私なら、使ってしまってから、後悔するタイプです。
一体だれが、ここまで面倒みれる?世界中探したって、ケアマネほど儲けにならないことに身を費やす人間がいるだろうか。。。。ハリケンさんが元気だせ!
ぼーんやり、どーんより。
強~いお薬のせいでもう虚脱状態でした。
相変わらず食事を取らないので、たぶんそのうちPEGです。
私も、こんな禁じ手使いたくなかったッス。
すごく複雑なもんですねえ、この気持ち。