ワンコな日常

3頭のワンたちと暮らす家庭犬インストラクターの日々のあれこれ、犬をめぐるつぶやき・・・。

サマータイム

2008-09-21 08:54:51 | うちの子
暑い時期、うちは5時から朝の散歩に行く。

7月、8月・・夏の盛りには、こんな時間でも
けっこうたくさんのお散歩仲間に出会ったものだけど
今月に入ってから、出会うワンコの数がめっきり減ってきた。



母ちゃん、今日も誰もいないね・・・。
オレ、ちょっと寂しい・・・?



ガラーンとした、住宅地の路上。
ああ、もう秋なんだなぁ・・・。
うちのサマータイムも、そろそろ終わり。
ワンコにはうれしいシーズンの到来!かな?
寒いの嫌いな私は(--;)だけど。



注!
夏の日中、暑い時間に散歩している犬をけっこう見かけます。
人間より路上に近いワンコに、アレは危険ですよ!

かみ殺せ!

2008-09-14 12:52:53 | 雑感
数日前、福岡で散歩中に犬同士のケンカから、
「かみ殺せ」と自分の犬をけしかけて相手の飼い主に怪我をさせ
逮捕された男のことがニュースになっていた。
なんでもこの男、「犬は咬むものだ」とか言って
ちっとも反省してないらしい。

「犬は咬むもの」というこの男の主張、部分的には間違ってないかもしれない。
だけど、健全に育った犬は、理由もなくむやみに咬んだりしない!
人を咬んだ場合、原因は人の方にあることが多い。

なのに、こんな歪んだ飼い主の身勝手な命令に従って、
咬まなくてもいい人を咬む羽目になった犬こそ、最大の被害者。
この犬は、たぶん処分されてしまうんだろうなぁ・・・。
ほんとに、とーんでもない話である!



ただ、いろんな人と犬の関係を見ていて、時々気になってしょーがないこと。
まぁ、この男は問題外としても、それとは対照的に
犬が咬むなんて、ぜんぜん!まったく!夢にも!考えてない人たちが大勢いる。
これもまた問題だよなぁ・・・。

人間は、牙を持った肉食獣の子孫=犬と生活をともにしている。
一緒のベッドで寝たりもする。
もしかしたら、これはすごいことかもしれないゾ・・・
と、そういう人には、チラッとでも考えて欲しい。
犬は、いざとなったら相手の肉を引き裂ける武器を持っているんである。

あーあーあー!そんなことして、よく咬まないね、お宅の犬・・
と、ハラハラするのは珍しいことじゃない。
‘今まで咬んでない’のは、決して‘今後も咬まない’保証ではない。
子犬から育てたからって、咬まないわけでもない。
子犬の時誤った対応をしていたら、その時咬まなくても、
成犬になったら咬むようになることは多々ある。

コンラート・ローレンツ『ソロモンの指輪』によると

ある社会的動物が持つその種特有の遺伝的な衝動・抑制の体系と武装の体系とは、
自然からひとまとめにして与えられたものであって、
慎重に選ばれた自律的な完全さを備えている


だから狼は、牙を持っていても、群で平和に暮らすことができる。
どうぞ、人間の無知ゆえに、
犬に不必要な武器を使わせるようなことがなくなりますように。

ラビちん、私になんか恨みでもあるのか?

2008-09-12 11:47:07 | うちの子
コマンド排泄(=合図で排泄すること)については以前にも書いたことがあるが
排泄のコントロールは、犬と暮らすうえで絶対に必要なこと。

自慢じゃないけれど、うちのワンたちには
アスファルトの路上では排泄させてない。
必ず排泄しても迷惑にならない空き地まで行ってさせる。

路上にオシッコの染みがデカデカと残ってるのは、
あまり気持ちのいいものじゃない。
(都会だと、洗い流す水を持ち歩くのが浸透してきているようだけど
田舎の茨城じゃ、まだまだ好き放題・・・)

で、先日、ラビちんに空き地で排泄させていた時のこと・・・

この時期、私の最大の悩みは“蜘蛛”
蜘蛛・・?もう秋じゃん?
と思われるかもしれないが、蜘蛛嫌いには、
じつはこの時期が一番危険!!!
夏の間に大きく成長した蜘蛛さんの生き残りが、
わずかな獲物を求めて・・・なのか
よく目に付く所に陣取っていたりするのだ。

だからこの時期、回収が必要なウンチの場所には、
とくにとくに、細心の注意を払う。
ウンチの気配が見えたら、蜘蛛さんが絶対にいない場所を確認して
排泄気分を削がない程度に、なにげに誘導。(じつは必死・・)
で、狙ったポイントで、すかさずコマンド排泄させるのだ。

が、何が気に入らないのか、その日のラビちん、私の誘導にやたら逆らう。
すったもんだの挙句、こっちが妥協することにして
ラビちんが腰を下ろしたあたりをふと見回したら・・・!


ギャーッ!!!
わずか2、30cm先に、黄色と黒の縞々の大きな蜘蛛さんが
デーンと巣を張っているではないか!?

すっ飛んで逃げ出したかったが、そうもいかない。
スッキリして私を見上げるラビちんのそばで
(決して蜘蛛さんの方は見ないようにしながら)しばらく途方に暮れた。

蜘蛛さんは襲って来ない・・・のは、わかっているが
アレのすぐ近くに手を伸ばしてウンチを回収するのは、私にとって
お茶のCMで、すごいヨガ教室に迷い込んでしまった広末涼子ちゃんくらい
「無理っ!!!」
なことなのだ。涙×100

だけど、自分の犬のウンチを回収しないなんて、
インストラクターじゃなくても、飼い主として許されないこと。
  見えない・・見えない・・もう私には何も見えない・・・
  蜘蛛なんていない・・いない・・そんなものいない・・・
自分に言い聞かせながら、決死の覚悟で回収をした。


排泄のコントロールは、犬の飼い主にとって必須の技である。



なっちゃんのウンチポーズ なんだかとってもまんまる●

衝撃の・・・

2008-09-06 10:32:06 | 雑感
今週、衝撃と言えば、世間的には福田総理の辞任なんだろうけど
私の場合、NHKスペシャルでやっていた
“ゴブリン・シャーク”
発見した大学の先生の名前にちなんで、別名ミツクリザメ。

なんでも、東京湾の海底には
“東京海底谷”なるものがあって
あるところから、急激な崖のように深くなっているそーな。
最初に音声だけ聞いたとき、
“東京海底国”と勝手に脳内変換してしまい、
NHKもミステリーをやるのか・・?
なんて、思ってしまった。


それがなんと!
横浜から20kmほどのところにある。
20kmと言えば、ちょいと買い物にお出かけするくらいじゃないの・・。

ゴブリンシャークは、そこに生息する深海ザメ。
このサメが、きしょく悪いのなんのって!!!
映画のエイリアンやプレデターが、どんなに頑張って造ってあったって
本物の迫力には到底かなわない。
攻撃する時だけ、口がカーッと飛び出して一瞬悪魔の顔になるのが、
キモいというか、グロいというか・・とにかくすごいんである。

自分の住んでいる所からさほど離れていないところに
そんな生き物がひっそり生息していたなんて・・。
人間は、何でも知っているような気になっているけど
地球のことも自分たちのことも、大して知っちゃーいないんだろうな・・。

犬のことも然り。
パブロフさんやスキナーさんたちが頑張ってくれたおかげで
学習というものさしで犬の行動をとらえられるようになり、
人と犬の関係は、ずいぶん幅が広がったと思うけれど、
だからって、すべてがわかっているわけじゃない。
犬に関わる仕事をしている人たちは、知識や経験から
一般の人より傾向を把握しているに過ぎない。

今、犬が何を考えているか・・・なんて
犬が人間の言葉を喋りでもしてくれない限り、
正確なところは、誰にもわからないんである。