じつは私、趣味で落語を習っている。
四国生まれの田舎者、せっかくお江戸に出てきたわけだし
この際、お江戸の懐に飛び込んでみよう!
てな訳で、生意気にも“百〆”という高座名まで持っていたりする。
その落語教室が20周年ということで、
先日お祝いのパーティーがあった。
で、驚いたのが、みなさんがとても芸達者なこと。
生徒はみんな、他に本業をもっている素人さんで
決してプロの芸人ではない。
素人なんだから、落語ができるだけで立派な芸だろうに
当日の余興は落語禁止・・・にもかかわらず、
皆さん次々と余興を披露。
教室一番の古株さんの踊り“かっぽれ”
伴奏の三味線も、もちろん素人の生徒さん。
落語だって「プロか?」ってぐらい上手いのに
こんなこともできるのか・・。あぜーん。
しかも3番は、歌右衛門バージョンだった。
この方、芝の料理屋の若旦那さんで
落語、踊りだけでなく、諸芸百般
ありとあらゆる芸事がおできになるそーだ。
さすがお江戸だ。
落語に出てくる若旦那を地で行ってるよーな
こんな御方もいるんだねぇぇ。
それにしても、20年はすごい。
教室の席亭(主催者)だって、
本業を別にお持ちのボランティアなんである。
始めた当時は、生徒も数人
半地下の怪しげ~な場所で、
細々とやっていたらしいけど、
今はクラスも増えて、どこも満杯。
入りたい人がいても、空き待ち状態なんだそーな。
まさに継続は力なり。
でも、好きじゃないと続けられないよね。
犬のトレーニングも、楽しいと思ってもらえるように
私もがんばるるる~。