HRDworld

 

シートベルトが戻らない…のを修理する

2009-12-28 | Z32の話-内外装関係
今まではちょっと戻りが悪いかな?という程度だった助手席側シートベルト。
シリコンスプレーを吹くと改善されるなどの小技も試してもみましたが、苦労の甲斐なくついに完全に戻らなくなってだらだらに。

さすがにこれは困るので重い腰を上げて修理しました。
ググってみると、どうやらこれはZ32では割りと良くある症状のよう。
シートベルトってそんなふつうに壊れていいもんなのか?と思いながら調べていくと、どうやらシートベルト本体の異常ではなくて、シートベルトの圧迫を防ぐ部品の不具合?らしい。
ふーん、そんな機能がついていたのか…と思いながら当時モノのカタログを見てみるとありました、「テンションレスELR」。


圧迫感を解消するテンションレスELR・・・・・・


圧迫感、解消しすぎです・・・

どうやらこのテンションレス機構が壊れて内部でロックしているらしいのですが、
何はともあれシートベルトをはずさねばなりません。ドアの内張りを外すとシートベルトが取り外せます。関係ないですがHRD号には購入時からBOSEのスピーカーボックスが付いていました。売ると結構な値段になるらしいのでお金に困ったら売ろうと思います(笑)



外してみると、シートベルトが巻き取られたリールの側面にそれぞれ仕組みがあって片方がELR(衝撃があったときにロックするあれですね)で、もう片方が例のテンションレス機構のようです。

でテンションレス機構側の白いカバーを開けてみると、さっそく割れたギヤの破片が落ちてきました…。



この機構、シートベルトを締めるとソレノイドがピコっと動いて巻き取りをロックするみたいなんですが、そのラチェットの歯車が割れて内部でかみこんだ状態だったようです。かみこんだ破片を取り除いたらかなりの勢いで巻き始めてびっくりしました。
シートベルト警告灯もないのにシートのところに配線があって何だろう?と思っていたのですが、これのためだったんですね。
結局、このテンションレス機構は安全とは関係ない部分であることと、初期型はドアにベルトがあるので圧迫はそんなにひどくないはず!ということで、この機構をキャンセルすることにしました。試しに引っ張ってみるとビシっと巻き取ってくれます。

ついでにせっかくなので反対側のELRもカバーをはずしてみました。
真ん中の画像にパチンコ玉みたいなボールが見えると思いますが、このボールが動くとラチェットがロックするみたいです。い、意外と原始的ですね(^-^;)
でも急に引っ張ったりするとちゃんとロックするので、妙に感心してしまいました。



ということで、無事にまた巻き取ってくれるようになりました。



今回テンションレス機構を撤去してしまいましたが、それほど息苦しいとか、圧迫感があるとかいう感じはしません。
体格のいいアメリカ人向け装備なんでしょうかね?
ともあれ、めでたしめでたしです。
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2 Comments

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自分も同じ症状で困っています (Unknown)
2010-11-12 15:02:20
参考にさせてもらいます。
でも「圧迫感、解消しすぎです・・・」の写真ワロタw
返信する
Unknown (HRD)
2010-11-13 23:40:13
2010-11-12 15:02:20さん
シートベルトが壊れると困りますよね…。
最初は戻りが悪い、というくらいだったのですが、圧迫感解消しすぎになったときはさすがに「えええええええーー?」と突っ込みました…^^;
返信する

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