ヒロシマ平和映画祭 Hiroshima Peace Film Festival

2013年12月、第5回開催!

今回は、過去上映作品のなかから、「今こそ、もう一度」な作品プラスαを上映予定。

ヒロシマ平和映画祭2013 12月に開催

2013年12月、第5回開催。 今年のテーマは「異郷の記憶」。 毎回50本近い作品を上映してきて第5回なので、今回は過去上映作品のなかから、「今こそ、もう一度」な作品を20本程度にプラスαな企画をしようともぞもぞしています。 一部プログラムの隠れテーマは「日本を取り戻す!」です(笑)。

ジェノサイドの後に映画を撮ることはいかにして可能か? ──ルワンダからの映画を考える──

2013-11-03 13:55:08 | 主催イベント
ヒロシマ平和映画祭2013「異郷の記憶」(2013年12月6日~15日)日程別プログラム(12月7日夜)

トーク・セッション:
ジェノサイドの後に映画を撮ることはいかにして可能か?
──ルワンダ虐殺20周年を前に、ルワンダからの映画を考える──


日時:2013年12月7日(土)18:30~20:30
会場:広島市まちづくり市民交流プラザ6Fマルチメディアスタジオ
主催:ヒロシマ平和映画祭+広島市立大学社会連携プロジェクト「広島の映画文化の遺産の継承にもとづく映像文化の創造」
※入場無料


企画趣旨:
2014年、ルワンダは、100万人に及ぶ人々が殺害されたというあの痛ましいジェノサイドが起きてから20周年を迎えます。その間、日本でも公開された『ホテル・ルワンダ』(2004年)をはじめとして、この出来事を題材とする映画が作られてきましたし、ルワンダでも映画制作が盛んに行なわれています。では、この20年間、ルワンダ虐殺をめぐってどのような映画が作られてきたのでしょうか。そして、ルワンダの人々は映画を通して、虐殺の記憶に、その後の和解へ向けたプロセスに、どのように向き合おうとしているのでしょうか。

今回のトーク・セッションでは、オーストラリアとルワンダを往復しながら、ルワンダの人々に映画の理論と実践を伝えている、オーストラリア・マードック大学のミック・ブロデリック氏に、1994年のルワンダ虐殺を主題とした映画と、ここ数年のあいだにルワンダで作られた映画を、ルワンダからのショート・フィルムを中心とした映像を交えて紹介していただいた後、ルワンダのキガリ・ジェノサイド記念センター副所長のイヴ・カムロンジ氏に、ルワンダにおける映画制作の現状と意義についてお話をいただく予定です。

質疑応答の時間も設けます。言語を絶する凄惨な出来事の後に、映画を撮るとはどういうことなのか、異郷ルワンダからの映画はどのような問いを投げかけているのか、今も撮られ続けている「ヒロシマ」の映画とも照らし合わせながら考えるひと時を、多くの方々と共有できれば幸いです。

上映予定作品(※一部変更される可能性もあります):
キヴ・ルホラホザ『灰色の物体』(抜粋)/Kivu Ruhorahoza: “Grey Matter (Matière Grise)”, 2011 (feature excerpt, 3:00 min)

テリー・ジョージ『ホテル・ルワンダ』(抜粋)/Terry George: “Hotel Rwanda”, 2004 (feature trailer, 1:30 min)
Official Trailer: http://www.youtube.com/watch?v=qZzfxL90100

ギルバート・ヌダハヨ『死の罠を超えて』(抜粋)/Gilbert Ndahayo: “Beyond the Deadly Pit”, 2008/9 (feature documentary excerpt, 5:00 min)

キヴ・ルホラホザ『告白』(短編全編)/Kivu Ruhorahoza: “Confession“, 2009 (short 17:00 min)

セレスティン・ヌタウィレマ『未来への希望』(短編ドキュメンタリー全編)/Celestin Ntawirema: “Hope for the Future”, 2011 (documentary short 7:00 min)

ヒロシマ平和映画祭2013「異郷の記憶」、12月6日(金)、オープニングプログラム紹介

2013-11-02 13:10:06 | 主催イベント
ヒロシマ平和映画祭2013「異郷の記憶」(2013年12月6日~15日)は、12月6日(金)、広島大学 東千田キャンパス1F 共用講義室にて開幕します。

6日(金)のオープニングプログラムは、16:30開場、17:00開演で、以下の3本です。

(1)17:00~『いのちの詩』(監督:カーチャ・エッソン/2011年/53分/日本語字幕付き)

(2)18:15~『ヒロシマ1966』(監督:白井更生/1966)

(3)20:00~『ナンバーテンブルース さらばサイゴン』(監督:長田紀生/1975年/99分)

*重本泰彦さん(『いのちの詩』出演者・詩人)、長田監督(『ナンバー10ブルース』)来場トークあり。

*(1)無料、(2)(3)各1000円

主催:ヒロシマ平和映画祭++広島市立大学社会連携プロジェクト「広島の映画文化の遺産の継承にもとづく映像文化の創造」

みなさまのご来場、お待ちしております。

ヒロシマ平和映画祭2013のテーマは、「異郷の記憶」

2013-10-31 22:01:00 | この映画祭は・・・。
ヒロシマ平和映画祭2013のテーマは、「異郷の記憶」。2013年12月6日(金)~2013年12月15日(日)にかけて、広島大学(東千田キャンパス)や広島市大、横川シネマ、アビエルトほか市内10ケ所で、上映予定作品約20本に加えて、写真展2件およびゲストトーク多数を企画中です。第5回を迎える映画祭、今年もどうか宜しくお願いします。

ヒロシマ平和映画祭が北海道、空想の森映画祭でプログラム上映

2013-08-14 17:29:03 | 関連イベント
ヒロシマ平和映画祭(HPFF)が、北海道新得町の「Shintoku 空想の森映画祭」に招待されました。9月14日(土)、ヒロシマ平和映画祭特集として、一日、プログラム上映されるほか、ディスカッション「ヒロシマ映画がもたらした光と闇」には、HPFF実行委員三名も広島から参加します。

空想の森映画祭「ヒロシマ平和映画祭プログラム
●日時:9月14日(土)10:00~18:00
●場所:北海道上川郡新得町新内ホール(旧新内小学校)

▼ダウンロード
フライヤー表
フライヤー裏

以下は、HPFF青原さとし代表からのメッセージです。

毎年、北海道新得町の廃校小学校校舎で、なかば合宿キャンプ状態で開催される「空想の森映画祭」。私も『土徳』が招待されたことがあるのだが、今年は何と、わがヒロシマ平和映画祭(HPFF)が、まる1日プログラミングをまかされた。これまでHPFFで上映したヒロシマ映画3本と拙作『時を鋳込む』をライナップしてみた。これをまとめて観ることでおそらくヒロシマ戦後史がかいまみえてくると思う。北海道の皆さん、今年の9月14日、ぜひ新得町へ!






ドキュメンタリー映画「音の記憶・つながり」、18日から横川シネマで上映開始

2013-08-14 09:43:27 | 関連イベント
8月10日付中国新聞朝刊で、当映画祭代表・青原さとし監督の新作ドキュメンタリー映画「音の記憶・つながり」(「ヒロシマと音楽」委員会企画・製作)が紹介されました。

原爆投下の翌年、広島市内の旧制高校や専門学校の学生でつくった広島学生音楽連盟の足跡をたどるドキュメンタリーで、18日から30日まで、広島市西区の横川シネマで上映されるそうです。

青原監督は、18日(日)午後2時50分からの上映終了後、舞台あいさつする予定です。

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20130812111119564_ja


「ビキニ”死の灰”の真相-放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして・・・」1月29日読売テレビで放送

2012-01-26 00:43:26 | 告知・募集
みなさま
とりいそぎ、お知らせです。
ぜひどうぞご覧下さい!!

****** 転送歓迎です *********

ヒロシマ平和映画祭2011(HPFF2011)でもお話いただいた
南海放送の伊東英明氏のドキュメンタリー
「ビキニ“死の灰”の真相-放射線を浴びたx年後 ビキニ水爆実験、そして・・・」が
2012年1月29日(日)
深夜0:50分から読売テレビ(日テレ系)で、全国放映されます。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
http://www.ntv.co.jp/program/detail/2186806.html

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「女が撮る ~序章」

2011-12-11 11:51:49 | 主催イベント
ヒロシマ平和映画祭2011最終日プログラムです。
四作品一挙上映、3人の女性監督が横川シネマにやってきます。

■「女が撮る ~序章」

●会場 横川シネマ
●日時 12/11(日) 13時から

13:00 姉妹よ、まずかく疑うことを習え -山川菊栄の思想と活動 山上千恵子監督/ 2010/ 76 分

14:30 どんずまり便器 小栗はるひ監督/ 2010/ 80 分
・監督来場、トークあり

16:35 さようならUR 監督・撮影・編集・ナレーション: 早川由美子/ 2011/ 73 分
・監督来場、トークあり

18:25 百合子、ダスヴィダーニヤ 浜野佐知監督/ 2011/ 102分
・監督来場、トークあり

各作品解説など、詳しくは以下のサイトで。
http://hpff2011.untokosho.com/program.html#onnagatoru



「ストローブ/ユイレと俺」

2011-12-10 09:05:25 | 日記
 義務教育である小学校と同じ年数、きっちりとバカみたいに在籍した大学時代も終盤に差し掛かっていた九十年代の中頃、東京のアテネフランセでストローブ/ユイレの全作品上映の開催が告げられた。合計20本ぐらいの上映作品数だったと思う。そのことを知るが早いか、即全回券というやつをなけなしの一万円ぐらいで購入し、体調を万全に整えた。全て通ったあげくに、複数回券があまりそうだという友人に恵んでもらったりして、繰り返し通った。卒論を書かねばならなかったが、それとこれとは別である。もちろん、卒論執筆には悪影響をおよぼした。

 何故、ストローブ/ユイレにそれほど期待を寄せていたのか?その名は映画狂の間では伝説だったのである。見ることが出来る機会がほぼ皆無で、唯一1本だけ「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」だけがビデオでレンタル出来た。まず、これがとんでもない代物で、当時はそんなに有名ではなかったグスタフ・レオンハルトがバッハ役、鬘をかぶってチェンバロを弾き倒し、しかも執拗な長回しで撮影されている。そして、アンナ・マグダレーナの日記から抜粋されるナレーションの内容は、これも執拗なまでに金と権力と政治の話のみ。ナレーションが口を開けばバッハをめぐる政治の話(しかも早口)、映像と音はバッハの最高級の演奏をしつこく愛想のかけらもなく見せ続ける。なんだこれは。演出とか、撮影とか、録音とか、そして何よりも映画そのものに思想があった。バッハをこの映画によって俺は知った。今でもバッハといえばここに立ち返ってしまう。いわば唯物論的バッハだ。

 ストローブ/ユイレの名前は「ニュー・ジャーマンシネマを読む」というフィルムアート社から出ていた本に載っていた。そこで彼らの作品紹介や作家紹介を読むにつけ、なんなんだこいつらはと注目せざるを得なかった。大体、この「ニュー・ジャーマンシネマを読む」という本はムチャクチャで、ファスビンダーからヴェンダースといった有名どころ以外の超マイナーなドイツの実験映画作家も平然と載せてあり(ヴェルナー・ネケスとかアレクサンドル・クルーゲとか。ちなみにクルーゲは最近「資本論」を映画化した)、しかも映画のタイトルの内容も解説も訳がわからないものばかり。ドイツ人の撮る映画というのはどうやら別の原理が働いているのだと感じたものだ。しかし、その中でもとりわけ訳が分からないのがストローブ/ユイレだった。第一、この人たちドイツ人ではない。アルジェリア戦争徴兵拒否でフランスで軍法裁判にかけられそうだったストローブがつれあいのユイレとドイツにとんだから、ドイツで映画を撮る事になったようだった。そして、彼らの映画のタイトルがやたら長く、しかも内容が全部政治的ときている。しかし、政治的といっても映画は文学を原作としたものが多く(古典から現代の作家まで)、一筋縄ではいかない。どうも映画に何の説明的な描写もないらしく、愛想のないこと甚だしいという。だが政治的。なんだこれは。近づくのは容易ではないな、そもそも日本でそんなにみることも出来ないだろう、と感じていた。

 そして、そのストローブ/ユイレを全作品ぶっ通しで2週間ぐらいかけて観る機会に授かるわけだが、これがもう、ゴダールですら足許にも及ばないほど過激なブツだった。彼らの映画のタイトルのひとつに「早すぎる、遅すぎる」という作品があるのだが、なんというか、そういう映画である。そして、映画を見るという事に取り憑いているあらゆるバイアスを取り払うかのように何も説明しないが、そこには歴史と言葉と世界が確実に開けているのである。とにかく頑固な映画である。捌きのノブ氏が「抵抗の塊」と評したが、まさにそうである。観る我々にも当然抵抗してくる。それを分からないと投げ出したり、分かった気になるのは可能であるが、そんなこともストローブ/ユイレは構ってくれない。逆にこんなことを言っているように思える。お前らには言葉があるから理解は出来ると。

 ちなみに、ストローブ/ユイレの日本での全作品上映を彼らは「広島と長崎における原子爆弾による死者と、現在の住民に捧げる」と言っていた。今回上映される「アンティゴネ」もブッシュ(親父の方)の新世界秩序によって犠牲となったイラクの死者と住民に捧げられていたと記憶している。耳と眼を凝らしてしっかりと見て頂きたい。私は当然市大に駆けつける。抵抗を止める気はないからである。私は思うのだが、広島はストローブ/ユイレに捧げられておきながら、この映画のような抵抗を捨ててしまおうとしているのではないか?抵抗から遠ざかってしまっているのではないだろうか?抵抗を止めず、また抵抗を取り戻し、抵抗に抵抗されるため、「抵抗としての文化」を語りましょう! (シャリバリ地下大学ガクチョー)

12月10日は抵抗の日 案内

2011-12-10 08:14:45 | 共催イベント
‎(シャリバリ地下大学ガクチョーからのメッセージ)

 いよいよ12月10日から横川シネマにて、広島での「サウダーヂ」の上映が始まります。一人でも多くの広島で暮らす人々に「サウダーヂ」、そして空族の作品を観て欲しいと願ってます。

 そこで、シャリバリ地下大学といたしまして「空族 夜の祭りー無職と平和の夜」をご用意させていただきました。広島では「無職と平和」(「国道20号線」上映)、「無職と平和リターンズー勝手に映画を撮る方法」(「雲の上」上映)に続く空族企画第三弾として、この「無職と平和の夜」をお届けします。御堪能下さい。

「空族 夜の祭りー無職と平和の夜

 「サウダーヂ」がナント三大陸映画祭でグランプリを獲得した。とてもうれしいことだ!空族の作品がより多くの人々の魂に届くきっかけとなればとてもうれしい!しかし、賞を穫ろうと穫るまいと、空族の映画の威力に何ら変わりはない。
私たちにとって空族の作品は、映画が私たちの生にとって一体何であるのか、そして私たちの生活とは何なのかを根底的に考える場を作り出す。空族の作品には私たちの姿が映し出されている。夜の祭りでその喜びと怒りと哀しみと悲しみをぶちまけましょう。そして、ともに生活する仲間と見えない仲間の存在を感覚する祭りにしましょう。

2011/12/10(土)19:00~ 料金:1500円 会場:横川シネマ(082-231-1001) http://ww41.tiki.ne.jp/~cinema-st/

映画:
『花物語バビロン』相澤虎之助監督(1997年/45分)
『rap in tondo の長い予告編』空族制作ドキュメンタリー(2011年/60分)

選曲:
RADIO MAROON(ディスクジョッキー)+スレッジハンマー集団

トーク:
空族(富田克也監督+相澤虎之助監督)+シャリバリ地下大学

CD-R、安全ヘルメット:スレッジハンマー集団

バル:ニュー・シャリバリ

関連情報(抵抗つながり) 12月10日は広島市立大学で以下の企画もあります。

抵抗としての文化を語るⅡ 12月10日 広島市立大学小ホール 13:00~
・ 無料
・『アンティゴネ』 1991年/95分 ストローブ=ユイレ監督
・『ギフト』 2011年/40分 奥間勝也監督
・ シンポジウム「抵抗としての文化の想像/創造へ向けて──オキナワとヒロシマから考える」

抵抗としての文化を想像/創造する──オキナワとヒロシマから

 生きる場を踏みにじり、生きること自体を内側から脅かしつつある歴史の流れに立ち向かう、抵抗そのものであるような文化を、「文化」と呼ばれているものを突き抜ける強度において想像し、創造する可能性を探る映画上映会とシンポジウム。

 今年の山形ドキュメンタリー映画祭で好評を博した、沖縄の気鋭の監督奥間勝也の作品『ギフト』とともに、ギリシア悲劇を題材とした抵抗の塊とも言うべき映画、マリー・ストローブ+ダニエル・ユイレ監督の『アンティゴネ』を上映する。続くシンポジウムでは、沖縄からの監督と研究者を交えて、ヒロシマとオキナワを結びながら抵抗としての文化の可能性を考える予定。広島市立大学社会連携プロジェクト研究とヒロシマ平和映画祭2011の共同企画。

12月4日(日) 『忘れられた爆弾』、『AUGUST』ジャパンプレミア上映

2011-12-04 07:42:56 | 共催イベント


『忘れられた爆弾』
・ジャパンプレミア (日本初公開)
・原題 ”The Forgotten Bomb”
・スチュアート・オヴァーベイ、バド・ライアン共同監督/ アメリカ/ 2010 / 95 分
・13:00 ~ 14:35



『AUGUST』

・ジャパンプレミア (日本初公開)
・東美恵子監督/ ドイツ/ 2011/ 83 分
・監督来場、トークあり
・14:50 ~ 16:45


広島国際青年会館研修室(アステールブラザ7階)で、本日4日、13:00から、『忘れられた爆弾(The Forgotten Bomb)』、14:55から『AUGUST』を日本初公開。

17:00から『女と孤児と虎』、18:30からは『レイテ・ドリーム』を上映し、クム・ソニ監督パフォーマンス、トークと続きます。