わたしのほうが、あなたを好きなので。
あなたが、もし、わたしのことを好きになってくれたとしても。
わたしの好きのほうが大きいので。
ぜったい、それは、譲れないので。
だから、つまり、わたしは犬なので、
あなたがこっち見てくれただけでうれしくて。
話しかけてくれたら、なにをしてても飛んでいく。
あなた以上に、わたしをうれしくしてくれるものなんて、
この世界に存在しないから。
あなたが好きなものは、好きになるように努力だってする。
あなたが望むことは、できるように練習する。
だから、いつでも、わたしを呼んで。
ほんとうに、いつでもね。
そのこと、忘れずに、覚えていてくださいね。