朝の光が差し込む電車の中で、君はいた。
いつも僕の近くに座って、たまにこっちを見ては目を逸らして、顔が赤くなる。
そんな君が好きで、わざとじっと見つめて、いじめたりもしてみた。
君はそんないたずらに、ちょっと困った顔をして、いつも読んでいる本で顔を隠す。
そんな仕草さえ、可愛くて、笑いを堪えるのが大変だったよ。
でも、ちょっとかわいそうだったかな?
でも君は嫌そうではなかったから、構わずに君を目で追っていたよ。
なんのキッカケもないまま、話すのは嫌だから、だから待っていたよ、キッカケを。
「本!君のだろ!!」
「えっ!?」
パシッ……-
「気をつけろよ。じゃな」
電車のドアが閉まってから、微かに聞こえた「ありがとう」が嬉しくて。
君が見えなくなっっても、君のあの笑顔が可愛くて……つい顔が緩んでいた。
いつも僕の近くに座って、たまにこっちを見ては目を逸らして、顔が赤くなる。
そんな君が好きで、わざとじっと見つめて、いじめたりもしてみた。
君はそんないたずらに、ちょっと困った顔をして、いつも読んでいる本で顔を隠す。
そんな仕草さえ、可愛くて、笑いを堪えるのが大変だったよ。
でも、ちょっとかわいそうだったかな?
でも君は嫌そうではなかったから、構わずに君を目で追っていたよ。
なんのキッカケもないまま、話すのは嫌だから、だから待っていたよ、キッカケを。
「本!君のだろ!!」
「えっ!?」
パシッ……-
「気をつけろよ。じゃな」
電車のドアが閉まってから、微かに聞こえた「ありがとう」が嬉しくて。
君が見えなくなっっても、君のあの笑顔が可愛くて……つい顔が緩んでいた。