hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

ドラマ『魔王』に、はまってます!

2008-03-06 22:37:49 | 韓国の俳優・映画・ドラマ情報


韓国ドラマ『魔王』
BS朝日公式サイト:http://www.bs-asahi.co.jp/maou/index_yx.html
So-net公式サイト:http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/
韓国KBS公式サイト:http://www.kbs.co.kr/drama/devil/

お薦めし続けているドラマ『復活』のスタッフが、再び結集して製作された『魔王』
昨年の春、韓国で放映され、視聴率は伸びなかったものの、『復活』以上にマニアックな支持を得ました。
先月から、BS朝日で毎日放送されています。
1時間枠なので、カット版かと思っていたのですが、20話を26話に延長。
ほとんど、カットはないようです。
今日24話が終わり、あと2話で終了。
これが、すごく、面白いんです!
結末が見たい気持と、終わってしまう寂しさが入り混じっております・・・・。

『復活』は、サスペンスドラマとしても、ヒューマンドラマとしても、とても面白かった!
hoppenの韓的な日々♪より
ドラマ『復活』は、サスペンスの傑作です!!
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/50cad6e5b6524d16ac6c8a940e21e8aa

それだけに、『魔王』は、ひょっとして、2番煎じなのでは・・・と危惧しておりました。
シン・ミナが透視能力を持つという、サイコスリラーで、
この設定も滑っちゃうんじゃないかしら・・・と、考えたりも。

冒頭はね、大体のストーリーが読める感じがありました。
あ~、チュ・ジフンが真犯人なのね~、と。
映画『オールドボーイ』のパクリのように、ヨガのシーンもあり。

しかし!
見えそうで見えないというのが、このドラマの最大の魅力なんです。
真犯人が、なぜ、復讐をするほどまでに追い詰められたのか?
どうやって、復讐を果たしていくのか?
止めることはできないのか?
見えそうなのに、まったく予測できない展開で、復讐劇が進んでいくのです。

ドラマが進むにつれ、冒頭の過剰な演出は無くなりました。
登場人物たちが、生きているかのように、展開していきます。

真犯人が計画した復讐は、運命のように、人々を操ります。
でも、真犯人も、その運命から逃れられなくなっていきます。

サスペンスやサイコスリラーとして面白いだけでなく、ヒューマンドラマとしても考えさせられます。
事件の発端は、高校時代のいじめ
思春期は、感情のコントロールができず、人を傷つけてしまうことだらけです。
でも、取り返しがつかなくなる前に、友達や、親や、先生が、何とか止められないのか。
もし、罪を犯してしまった場合には、その罪を償わせなければならない。
きちんと罰を受け、相手に償うしかありません。
そうしなければ、傷つけられた側も、傷つけた側も、一生がだめになってしまうと思うのです。

そんなテーマが、日本映画『包帯クラブ』と重なりました。

包帯クラブ

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演技が真に迫っているので、余計にリアルに感じます。
12年前に起こった事件が発端なので、登場人物の少年時代は、子役たちが演じています。
もちろん、顔はまったく違うわけなんですが、
見ているうちに、登場人物の表情が、少年時代のものと、ぴったり重なって来るのが不思議です。
演出の技なんでしょうかね。

『復活』
では、根っからの明るさと優しさを持つ刑事・ハウンを演じたオム・テウンが、『魔王』でも、刑事役。
しかし、『魔王』での刑事・オスは、少年の頃に大きな罪を犯し、それを背負い続けているのです。
一見、似たように見えるキャラクターですが、あきらかに演じ分けているオム・テウンに脱帽します。
 ←←←


『魔王』でのヒロイン・ヘインは、シン・ミナ
彼女の、おっとりとした優しさが、このドラマでの唯一の救いです。
彼女が、罪を背負う二人の男性を救えるのか。
何とか、がんばってほしいんですけどね。
あ~、ラストは、どうなるんだろう・・・・!?


そして、『宮』シン君役で大人気のチュ・ジフンが、真犯人の弁護士、スンハ役です。
あの人気は、伊達じゃなく、実力だったんですね。
少年時代に想像を絶する絶望を味わったスンハを、見事に演じきっていて。
本来なら、オム・テウンが演じる刑事・オスに、視聴者の感情が傾くものだろうに、
つい「だれか、スンハを救ってやって!」と叫びたくなるほど、心が痛みます。


脇キャラも、もちろん、充実です。
実は『復活』のときに、主人公ハウンと敵対していた人たちが、今回は善良な人々なんですよ。
そして、ハウンを助けていた、優しいジェフン秘書が、
『魔王』では、オム・テウン演じるオスを恨み続けるヨンチョルを演じています。
人物相関図で見比べてみてくださいね~。

『魔王』の人物相関図
http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/character.html

『復活』の人物相関図
http://www.so-net.ne.jp/revenge/character.html
完全人物相関図(ネタばれあり)
http://www.so-net.ne.jp/revenge/img/charaAll.jpg


『復活』とはまったく違う、新たな魅力を持つサスペンスに仕上がっている『魔王』
BS朝日さんなら、再放送をしてくれるんじゃないかな。
レンタルでも見れると思うので、見逃した方は、ぜひ、ご覧になってみてくださいね。

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『復活』も面白いよ。

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろいよね (わんわん)
2008-03-07 10:04:26
事件が、直接的ではなく、人の気持ちを先読みして緻密に計算されているのがすごいですよね。
この脚本家、すごいな~と思いました。
でも、ドラマのように思ったとおりにその人が行動するっていうのは、ちょっと非現実的だよね~と思うんだけど、見ているうちにそんなこと忘れてしまうんだから、本当によくできた台本です。
韓国ドラマって、結構、単純な話が多くって、この手の作品は少ないですよね。
日本では、この手の作品が結構多いので、韓国よりも日本でのほうが高評価されると思います。
復活も面白かったけど、魔王も面白かったです。
最終回まで、あきさせない作品でした。
実は、ドラマで、泣かない私が、最終回は、「なんだか、みんな被害者なのね~」と泣いてしまいました。
最終回を見たら、ぜひ、感想を聞かせてね。
返信する
そうそう! (hoppen)
2008-03-07 12:21:05
>わんわんさん
ドラマが進むにつれ、キャラクターがそれぞれの感情のままに動いていっている感じがして、ドラマの面白さを堪能しています。
特にジフンはすごいね~。
12年前から、スンハがどうやって生きてきたのか。
ジフンの表情で、伝わってくる。
最終回、私も泣いちゃうよ・・・。

ジフンの映画も楽しみになってきました。
『奴×3』のときに、公開にならないかな。
ミンギの映画も一緒だったりしたら、チョーラッキーなんだけどね~。^^
返信する
鳥肌・・・・ (ナポリ)
2008-03-07 21:36:12
hoppenさん こんばんは

「魔王」終わりましたか?最終回は鳥肌でした。
オムテウンとジフニの演技に拍手。

前半は、オムテウン、後半はジフニ目線で視聴。
中和剤のミナちゃんの気持ちが気になりながら、ジフニの演技が後半ぐんぐん良くなって行くのに驚きながらあっという間に観てしまいました。

いい作品観た後は、充実感で幸せですね。

今、「がんばれクムスン」観ています。これはまたまた違った意味で超おすすめです。

お時間があったら是非観てください。
返信する
そうなんですね! (hoppen)
2008-03-08 23:02:41
>ナポリさん
鳥肌が立つほどとは、最終回が楽しみでなりません!
想像しただけで、胸が締め付けられます。

オスの父親と、スンハが対面していた料理屋さんって、
『甘い人生』に登場する所ですよね?
シーンも似ていますが、雰囲気がぴったり。

『がんばれクムスン』には、私の一押しのイ・ミンギも出ているんですよ。
気になっていたのですが、ナポリさんのお薦めなら、見ようっと!
『魔王』が終わったら、取り掛かることにします♪


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最終回でしたね (ヨンハ姐さん)
2008-03-10 23:57:24
一足先に、ジフニファンチングからDVD借りて、
寝る間もなく一気に20話まで見てしまいました

「復活」の悪人が善人に見えずに、
何か企んでるんじゃないかと思いながら・・・
BS朝日では26回で放送だったので、切れる場面が違うところが面白かったわ
で、このてのドラマは毎日の放送にしたのは正解だよね
2,3疑問も残る終わり方だったけど。。。

「宮」と比べたら、数段に演技が上手になったジフン君、
これからの成長が楽しみな俳優です

そして、脇役俳優に目がいってしまう私は
今回も友人役の3人に興味深々
中でも、ちょっとヨンハ系のキムヨンジュさん
(社長秘書で不倫してた役)
がお気に入りでした

ヨンハの「オンエア」も6月日本オンエアよろしく!
返信する
最終回、見ました (hoppen)
2008-03-11 23:56:15
ナポリさんのコメントに書かれたとおり、最終回の二人の演技は鳥肌ものでした。
シン・ミナちゃん、がんばったのにね・・・。

>ヨンハ姐さん
ジフン、ホント、これからも楽しみだね。
新作映画は、『西洋骨董洋菓子店』。
ジフンは椎名桔平の役で、タッキーの役はユ・アイン。
ユ・アインは韓国アートフィルムショーケースで上映される『俺たちの明日』に出てる男の子です。
どんな風に映画化されるのか、楽しみになってきました。

このドラマは、脇役の味も、最大の魅力だったのよね。
ソクジンssi、私も注目したわ。
そういえば、パクちゃんに似てたかも。



返信する
追伸 (hoppen)
2008-03-11 23:59:52
>ヨンハ姐さん
『オンエア』放送決定なの?
見たいよ~!
返信する
観ました~! (よんみ)
2008-03-12 13:44:15
hoppenちゃん、
かなりお久しぶり~

魔王、面白かったね。
でも、何で12年後なんだろう?とか
封筒だけ送るのに、何で宅配なんだろう?とか、
事務長さん、何で刑事辞めて、スンハのところで働いてるんだろう?とか、
余計な事をいろいろ考えてしまって、
結局は、何も考えずに普通に観てればよかったんだよね?!
ひとひねり、期待してしまったわ。
それにしても、捜査チームにもう一人男性がいるんだけど(オスの過去をチームのみんなに話すシーンでチラッと映ってる。オスの隣の席の人)
幽霊刑事のまま終わってしまった・・・。

というわけで、
私的には、復活に軍配があがりました。
返信する
ふむふむ (hoppen)
2008-03-12 19:12:12
>よんみちゃん
さすが、するどい!
私なりの解釈は。

12年という年月は・・・。
母親と死に別れたのが高1。
大学に入ったのが2年後。
大学4年間と、司法修習が2年間くらい?
復讐を始めて、3~4年くらい、ということで12年。
しかも、28歳だから、軍隊に行く前の設定にできるし。
でも、弁護士なら、軍隊は免除されるのかな?
私は、ジフンとオム・テウンが1歳違いというのが引っかかったわ。

宅配というのは。
スンハは、足跡を残したかったのかもね。
オスに捜査をさせるのが、彼の目的だったから。
郵便よりも、宅配のほうが、つかめそうでつかめない状況にしやすい。
出した店を特定したりできるじゃない。
それをさせたかったと思うわ。

事務長さんは、12年前の事件を見て、いやになって刑事をやめたって言ってたよね。
弁護士の事務長になる経緯は、よくわからないな~。
でも、あんないい人が、12年前のあの状況でテソンに気を配れなかったというのは、かなり矛盾だと思う。

幽霊刑事、いたいた!
3回くらい、出てたよね。^^

こうして書くと、ちょっと練りすぎたのかもしれないね。
それだけに、リアリティがないのかも。
復活のほうが、リアリティがあったもん。
よんみちゃんの采配も、わかるわ。

私は、二つのドラマが、似ているけれど、まったく違う魅力を感じたの。
二番煎じになっていないところが、すごいと思いました。

『ポン・ダルヒ』1話目から飛ばして、面白いよ~。
主役のダルヒが、ちょっとお間抜けすぎるけど。
ダルヒの同僚の男の子、ビョン&キチャン系で、好みだわ♪


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ほぉ~ (よんみ)
2008-03-14 00:29:43
hoppenちゃん、
納得の解説ありがとう!!
なるほどね~。
わざと足跡を付けた・・・ふむふむ。。

ポン・ダルヒ、早速観てくれてるのね?面白い?
自分は、hoppenちゃんの感想聞いてから、観ようと思ってね。
楽しみだわ。

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