hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

東京フィルメックス:『相棒』、リュ・スンワン監督&主演

2006-11-25 23:18:09 | 韓国映画・ドラマのレビュー


『相棒-シティ・オブ・バイオレンス(짝패)

(2005.05.25・韓国公開、2007.03日本公開予定)
(シネマート新宿でも、12月9日~の『シネマート・シネマ・フェスティバル』で上映)

日本公式HP:http://www.aibou.info

韓国公式HP:http://www.zzakpai.com/

シネ・ソウルMOVIE
http://www.cineseoul.com/movies/cinedata.html?cinemaID=%3D%3DgqSri2CLpkSri8


東京フィルメックス映画祭で、『相棒-シティ・オブ・バイオレンス』を見てきました。
これぞ韓国アクション!!
【540度回転まわし蹴り】は、この映画でしか見れません!

『甘い人生』のアクション監督、チョン・ドフォンが出演。
この方、ちょっと、ビョンホンssiに似てるんですよね~。
(『甘い人生』のDVD特典にも出ていますよね)


ソヌのアクション
や、『甘い人生』を思わせるシーンが随所に出てきて、ビョンホンssiファンも楽しめますよ。


そして、悪役のイ・ボムスが、いい味を出しているんです!
人間の欲や弱さを兼ね備えた悪役です。
大韓民国映画大賞で、最優秀助演男優賞を獲得したのも納得です。
←左がスンワン監督、右がイ・ボムス


他にも、韓国ドラマで見かけるお顔が、たくさんいました。

チョン・ウ『悲しき恋歌』で、サンウ君を執拗に恨む役
オン・ジュワン『僕らのバレエ教室』『ピーターパンの公式』
キム・シフ『親切なクムジャさん』で、ケーキ屋の助手役
キム・ソヒョン『グリーンローズ』で、裏切られる秘書役
キム・ビョンオク『親切なクムジャさん』の新婦役


少年時代を共に過ごした親友が、何者かに殺害され、故郷に戻ってきた刑事テス。
故郷は、観光特区に指定されたことによって、地上げが横行。
かつての、故郷ではなくなっていた。
そして、仲間も、変わってしまっていた。

こういうあらすじったのですが、どうやらこれは、拝金主義への警鐘であるようです。

前記事のトークイベントに引き続き、スンワン監督が、上映前の舞台挨拶と、上映後のQ&Aに登場。
この映画は、低予算で、どれくらいいい映画ができるかを証明するために作ったそうです。
作る前に、「そんなのできない」と馬鹿にした人たちに、叩き付けたい気分なんでしょう。
ストーリーにも、アクションにも、そんな力強さを感じました。


上映前の舞台挨拶では、題字を書いた掟ポルシェさんがゲストに。
掟さんの、「私の血で書きました」とのコメントに、
「あと50枚くらい書いてもらいたいから、両方の指を使ってください」スンワン監督
ノリの良い返しに、「分かりました!腹もかっさばきます!」と答える掟さんを見て、
スンワン監督は、大ウケしてました。



Q&Aでは。

『キル・ビル』に通じる魅力を感じた方がいたのですが、監督自身は、意識していなかったそうです。
でき上がってから比較されることがあるので、考えてみたところ、『キル・ビル』『相棒』は、ラブレターを取り交わしている間柄ではないか、とのことでした。
『キル・ビル』は、アジアのアクション映画へのラブレターであり、
相棒』は、アジアから発信するラブレターの返事ようなものかもしれない、と。
国を超えて、アジアのアクション映画を愛する恋人同士なんですね~♪

また、『キル・ビル』は、個人的恨みがストーリーのべースになっているが、
『相棒』は、資本主義社会への恨みが、怒りのベースになっていると言ってました。

最後のアクションが、とてもよかったと感想を述べた方もいました。
それについては、
「実は、最後はアクションのアイデアが底を着いてしまった
 こんなことなら、技を隠しておけばよかったと後悔したくらいだ。
 悩んだ結果、結局アクションは感情だ! 
 カッコイイ蹴りより、怒った顔を見せよう!
 そんな風に撮影していたら、結局、出演者がみんな○○していた・・・」
と、ユーモアたっぷりに答えていました。


理屈ぬきに見ても、スンワン流の理屈を踏まえて見ても、楽しめる映画です。
掟さん曰く『とにかく、見ろ!!』

・・・でも、掟さんって、何者なんでしょう?


最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とにかく、見ろ!! (タリ)
2006-11-26 03:02:24
そうだ!!
見る!!

・・・いつ?
東京は遠い・・・ああ、溜息ばかり。
3月まで待てないね~~。

でもhoppenさん、お知らせありがとう。

ハングリーな感じがまたいいよね!
返信する
>タリさんへ (hoppen)
2006-11-27 00:24:53
まだ、日本公式HPがオープンしていないけど。
お近くでも上映するかもしれないので、時々、チェックしてみてくださ~い!
どこに、ソヌの影が見えたか、語り合いましょう!
3月まで、記憶があるか不安ですが。。。
返信する
540度? (トクコ)
2007-01-15 19:56:45
スンワン監督は弟とあんまり似てませんが、
お二方ともセンスがいいのかもしれませんね。
芸能向きトークとか、芸術という方面で♪

540度回転回し蹴りとはヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
それはさすがですね(笑)
興味津々です!
返信する
>トクコさん (hoppen)
2007-01-16 01:40:47
トクコさんなら、この映画、気に入っていただけると思うわ~。
浅田真央ちゃんもビックリの回転です!
真央ちゃんよりも、すごいスピードなの。
それと、記事にも書きましたが、イ・ボムスが良いんですよ~。
トクコさんの地元でも公開してほしいですね!
返信する
観たぜ!! (タリ)
2007-05-03 23:33:30
hoppenさ~ん!
ここまで見つけてくれるかなあ?

「相棒」観て来たよ!
よかったです。アクションはかっこいいし、ほんとソヌの影が見えたね。
特にラストの血の中の主人公と、逃げ回る姿が近いかなっと思ったよ。

でもあの回し蹴りは最高ですね。
ビョンホンシじゃなくても惚れそうです。
返信する
>タリさん (hoppen)
2007-05-04 09:32:34
コメント、ケンチャナよ~。
←横に、最新コメントが出るから、どこに書いてくれてもわかりますからね^^

観てくれたんですね!
パワー満載で、面白かったでしょ。
韓国アクションも、独特の面白さがあるんですね。
540度廻し蹴りは、必見よね!
なんだか、もう1回見たくなってしまった・・・。

返信する
そうそう、 (タリ)
2007-05-04 14:44:20
hoppenさん、見つけてくれてありがとう。

あのね、いい忘れたけど最初のお葬式のシーンで喧嘩が始まるんだけどその酔っ払いが「夏物語」のあのおじさん(電力会社の息子を持ってた)なんですよね。

思わず吹き出してしまいました!

だって同じ演技だったし・・・。声がでかいところとか、怒鳴り散らすとこなんか「あ、あの人だ!」って思いましたよ。

でも観ていくうちに違う人物を演じてるって、わかりましたけどね!

あ、わたしもできるならもう一度観たいな。
心斎橋シネマートでしばらくやってますよ~。
返信する
>タリさん (hoppen)
2007-05-04 21:49:18
そう言えば、出ていましたね!
確かに、キャラが『夏物語』とかぶっていました。
思い出しましたよ~。
関東ではもうやっていないみたい。
心斎橋は、まだやってるんですね。
アクションも面白いけど、韓国の『恨』が伝わってくるんですよね。
韓国映画、ここにあり!って感じられる映画なので、
ぜひ、いろんな人に観てもらいたいです~。
返信する
キック映画 (rabiovsky)
2007-08-30 22:54:47
TBありがとうございました。
チョン・ドフォンは『甘い人生』のアクション監督だったんですか~。
アクションもスゴいのですがやっぱりこの映画といえばイ・ボムスですね。
コンプレックスの塊のような役柄を見事に演じきってましたね。

『キル・ビル』の質問のあたり、リュ・スンワン監督は意外と
ロマンチストなんだな~って思いました。
冗談を冗談で返せるし、なんか私の中のイメージと違ってきています(笑)
いつも本気の彼の違う面を見れた感じがします。
返信する
Unknown (hoppen)
2007-08-31 19:44:04
>rabiovskyさん
こちらこそ、TBありがとうございます。
スンワン監督って、見た目が色白で、ちょっと病弱そうなんですけど。
ボケ・ツッコミがOKで、「関西の兄ちゃん」みたいでした。
そう言えば、これは、昨年のフィルメックス映画祭でのティーチインでした。
今年は、どんなラインナップになるんでしょうねぇ?
わくわく♪
返信する

コメントを投稿