大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

UTMB2019 完走記 前編(しの)

2019-08-26 16:19:05 | UTMB
ホノマラ7年の篠原です。

4年間目標にしてきたUTMBという大会に出場してきたので大会録に残そうと思います。
大会録を書くのは初フル以来ですね。当時の記録はこちら
基本的にフルマラソンを走ったりしている方向けに(ウルトラ)トレイルとはどんなものか覗くことができるように書いていますが、将来的に100マイルレースに挑戦する人が現れるかもしれないので、所々詳しく書いたりしています。その辺はサラッと読んでいただければと思います。


0. UTMBとは

UTMBはウルトラトレイルの大会です。ウルトラトレイルとはトレイルランニングのウルトラマラソンということです。トレイルランニングとは普通のマラソンと違って山道などの非舗装路を走ること。ウルトラマラソンというのは基本的にフルマラソンより長い距離を走るレースのことを指します。ロードのウルトラマラソンの多くは100kmが主流かなと思います。トレイル(特に海外)ではウルトラというと100マイル(約170km)が主流かなと思います。つまりウルトラトレイルは山ん中をアホみたいに長いこと走っている競技なんだなと思ってもらえると大体正しいです。


UTMB(Ultra Trail du Mont Blanc)はヨーロッパアルプスの最高峰「モンブラン」の周りの山塊を一周する、世界中に数あるウルトラトレイルのレースの中でも最高峰のレースです。フランス、イタリア、スイスと三ヶ国の国境を跨いでトレイルを駆け巡ります。距離は100マイル、制限時間は46時間30分。三日間続く長い旅。世界中の国々からおよそ10000人ものランナーが集います(グループレース含む)。


そんなの想像もつかんという方はYouTubeに大会の様子をまとめたもの(こちら)があるのでこれを見ると少しはどんな大会かイメージできると思います。


ホノマラーがよく出る大会とUTMBの高低差比較

これを見るとなんかヤバそうなレースであることは分かると思います。笑




1. UTMBを目指したきっかけ


今になって振り返ると、なぜこんなにも取り憑かれたようにこのレースを目標にしてきたのか、当時のことは正直あまり覚えていません。時系列的には、大学に入学し1年目で初フルサブ3を達成し、3年の時には初100kmサブ9を達成し、次なる目標としてUTMB完走があったのは事実です。しかし、100kmを経験した段階で、次のレベルのチャレンジを探す自分がいる一方で、自分の中にある種の「諦觀」のようなものが芽生えた気もします。


村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」の中にこんな一節があります。


100kmレースを完走することによって、大げさに言えば僕は「ちょっと違う場所」に足を踏み入れてしまったようだ。(中略)そのせいで僕は、走るという行為に対して、以前のような「何が何でも」という、単純に前向きな気持ちを持てなくなってしまったのかもしれない。(中略)大事なのは時間と競争することではない。どのくらいの充足感を持って走り終えられるか、どのくらい自分自身を楽しむことができるか、おそらくこれが、これから先より大きな意味を持ってくるだろう。


この一節に出会ったとき、自分の感覚と近いものを感じて嬉しくなった覚えがあります。タイムや勝ち負けよりもレース中の体験や自分自身の変化に対する満足を求めるようになったということなのかもしれません。UTMBという壮大なレースに出ればきっと何か大きなことが経験できる、自分がどう変化するのか楽しみだ、といった期待が当時の私にはあったと思います。



2. エントリーまでの道のり


UTMBには参加資格があり、誰もが簡単にエントリーできるわけではありません。この大会を目指すランナーの増加に伴って参加資格も年々厳しいラインに設定されるように変化しているのでここではその詳細については触れないでおこうと思います。ざっくりいうと2年間で100kmクラスのレースを3本完走しているという経験値が要求されています。
その参加資格を満たした人の中からさらに抽選で当選した人だけが出場することができます。倍率は3〜4倍とも言われていますが、その抽選システムは独特で、1年目に外れると2年目は抽選券が2倍になり、2年目も外れると3年目は必ず当選するといった仕組みになっています。



ここから私が今までUTMBのエントリー資格を得るために走ってきた100kmレースについて一つずつ簡単にまとめていきます。


⑴ Dalian 100 Ultra Endurance Race 2016/4/23

当時、トレイルランの経験がほとんどなかった私は、まず100kmクラスのレースの完走経験を積むことが目標になります。しかし、100kmのレースにもそれなりのレース経験が求められているので、経験値ほぼ0の私にエントリーできる100kmレースは国内にはほぼありませんでした。なので経験値の要らない中国の大会にいきなりエントリーを試みました。笑 この大会含め多くの中国の大会は中国内に銀行口座を持っていないとエントリーできないのですが、現地在住の日本の方とSNSで連絡を取って強引にエントリーしていただきました。その方とはその後の中国の大会でもお世話になったり、日本でもたまにあったりしています。
といった経緯で初のウルトラトレイルが中国の大連でした。そもそも海外レースはホノルルしか走ったことがなかったので、何もかもが不安でしたが、日本からの出場者も自分以外に何人かいたり、現地在住の日本人の方に優しくしていただいたので無事完走することができました。この大会のコースは、大連の都市部と隣接するタウントレイルとを巡り、大連の街もレース中に観光できてしまうようなコースレイアウトになっていて楽しいコースでした。海外のトレラン初挑戦にはいい大会だと思います。


⑵ FunTrails 2016/11/19

2本目のレースは埼玉県の秩父から飯能にかけての山域を走るレース。11月の秩父は本当に寒くて低体温症になったりと苦しみながらなんとか完走しました。本番のUTMBは8月なのに雪が降る年もあるみたいなので、寒さへの対策や経験を積むという意味でこの大会は貴重かなと思っています。


⑶ ONTAKE100 2017/7/16

3本目は長野県王滝村でのレース。この大会はコースもそんなにきつくないなので比較的余裕を持って走れました。
このレースまでの3レースでエントリーに必要な経験値をためたつもりでしたが、このレースが経験値として不十分(キツくないから)だということがわかり年内にもう1本レースを走る必要が出てきたのでした。


⑷ UTSZ Trail Race 2017/12/23

というわけでエントリーが間に合ったのはまた中国のレースでした。今度は深圳。深圳の人は日本人にとにかく優しかったです。エイドに入ってきたランナーが日本人だと分かると何も言ってないにご飯やスープを持ってきてくれたり何か欲しいものあるかと尋ねてくれたり、コーラが欲しいというと買ってきてくれたり笑 結果はスウェーデン人に負けて準優勝でした。中国まできてスウェーデン人と争うとは思ってなかったです。笑

この大会に完走し、無事UTMBのエントリー資格が得られ、年末のエントリーに間に合わせることができました。
しかし抽選では落選。2年目の抽選のためにUTMBは1年持ち越しです。


⑸ 信越五岳トレイルランニングレース 2018/9/16

2年目の抽選に進むためにも参加資格を継続して獲得しなければならないので2018年は2レース走る必要がありました。一つ目が長野の信越五岳。110kmのレースです。この大会は人気の大会でエントリーは数分で締め切られるほど。過去2年はエントリーに失敗していて3年目にしてやっとエントリーすることができました。大会運営が洗練されていてホスピタリティーが高く、コースも走れるトレイルで楽しいコースでした。国内でリピーターが多いのも納得。


⑹ FunTrails 2018/11/17

2回目のファントレイル。1回目よりはうまく走れたけど、結局寒さには弱いことが分かりました。
この大会を完走したことで、UTMBへのエントリー権を獲得。年末にエントリーして年始に結果が出ます。結果は見事当選!晴れて2019年のUTMBに出場することができます。

UTMBに出たいと思ってから実際に出るまでに4年、その間に国内外の100km級のウルトラトレイルを6本走りました。一つ一つのレースに出るにもエントリー費が2万前後、遠征費なども考えると1レースあたり5万といったところでしょか。UTMBに出るためには時間もお金も労力も半端なくかかりました。


これまでのレースとUTMBの高低差比較

UTMBのラスボス感やばい。。。



3. 準備


《目標設定》
もちろん、大目標はUTMB完走ですが出るからにはなるべく良いパフォーマンスで楽しく走りたい。
ただ、初めて走るトレイルのコースをどれくらいの時間で走ることを目標にして良いのか、フルマラソンよりは試算しにくいです。
そこで参考にしたのがITRA(International Trail running Association)のperformance indexです。
簡単に説明すると、世界中のトレランの大会はITRAによって統一された基準によってそのコース難易度が評価され、レースの結果(タイムや順位)からそのひとのパフォーマンス値が算出されます。



これは私のレース結果の一部ですが、一番右のScoreという値がパフォーマンス値です。
良い時でだいたい590程度のパフォーマンス値であることがわかります。
これはロードのレースの実力からするとだいぶ低い値かなと思います。
参考までにロードのベストは以下の通り。

フル:2:41:18 (2015別大)
ハーフ:1:15:41 (2014上尾)
100km:8:52:18 (2015サロマ)
10km:34:29 (2013京都丹波)

これは冒頭にも書きましたが、ロードの記録を狙って頑張っていた時期ほど練習を真面目にやってないからだと思います。笑

次にパフォーマンス値が590前後のランナーがUTMBをどのくらいのタイムで走っているのか、調べてみます。
だいたい33時間〜36時間くらいに多くのランナーが確認できました。
よって私の今の力でうまく走ると33時間くらいだろうと予測できます。本番まで今まで以上に練習を積むことを考慮して目標タイムはこれより1時間早い32時間に設定しました。


《トレーニング》
100マイルをはじめとするウルトラトレイルに向けたトレーニングの方法論やマニュアルについて詳しい書籍や情報は探したけどあまりない印象です。(ウルトラトレイル界の著名なランナーが書いた本は自叙伝やレース中の気持ちの変化などを振り返っているものが多くそれはそれで面白いのですが)ロードのウルトラマラソンやフルマラソン用のトレーニング本やトレランの入門書的な本はたくさん出ているので、それらに書かれていることを組みあわせて参考にするのが良いと思います。

UTMBに出ることが決まる前から本番に向けたトレーニング計画を立てて遊んでいたのですが、実際に練習したり大会に向けて準備したりする気になってきたのは6月に入ってからでした。笑
本来はUTMBに向けて半年以上前から練習を積んで、5月6月7月とそれぞれマイルストーン的にレースに出て実戦経験を積みながら練習の効果を確認する予定でした。が、それほど練習を積めていない状態で走ったのでレースがいい練習になるといういつもの展開に。走ったレースはそれぞれ阿蘇ラウンドトレイル(5月、120km)、飛騨高山ウルトラ(6月、100km)、北丹トレイル(7月、40km)。6月の飛騨高山は気持ちが続かなくて60kmでリタイアしました。このあたりから少しずつ本番完走できるのか不安になってちゃんと練習するようになりました。
全体的な練習計画としては、7月の中旬までは鍛練期で長時間・長距離を走るようにすること、8月中旬までは山に行く頻度を増やしより実戦的な環境で走ることを意識しました。量と質については、レース6週間前では増加傾向でそこからレースまでは強度を維持しながら頻度と時間を減らしていくテーパリングを心がけました。詳しくは僕のジョグノートを見ていただけたらと思います。



ポイント練は大きく分類するとスピード練と距離練の二つ。
スピード練は水曜日の通常練でのペース走やレペ、インターバル。と峠走(ヤビツ峠)。
ウルトラにスピード練は必要ないという話も聞きますが、完走するのに十分なスピードで走れる走力を備えた人が完走目標で走るなら要らないというだけでウルトラでも記録を意識するなら必要だと個人的には思います。レースペースで余裕を持って走るためにLT値を引き上げたり、速いペースで効率よく走るためのランニングフォームを獲得したりするためには閾値走やレペが効果的だと巷の本には書かれています。
距離練は秩父練(71km)と夏合宿(45km)。

山練は文字通り山に行ってトレランする練習です。
練習フィールドは主に都内で高尾山域、ハセツネコース、奥多摩などが多かったです。他には富士山に二回、秩父の武甲山に一回行きました。本当は北アルプスとかに行って練習したかったのですが時間とお金がないので近場しか行きませんでした。
山練のメリットとしては、上り下りでの普段ロードでは使わない筋力の強化や、足さばき、コース取り、身のこなしと行った部分で慣れておくこと(本番で余計に集中力を浪費しないために)の他に、長時間山に入ることで身体的精神的疲労の溜まり方や消化器系の反応等を見ることができ、戦略や補給計画を立てるのに役立ちます。あと山の方が平地より涼しい環境で練習できます。笑

UTMBの特徴としては
・170km +10,000m
・制限時間46時間30分(優勝タイム20時間台)
・標高は1,000m~2,500m
・山のひとつひとつが大きく、急登
・登り始めたら登りっぱなし、下り始めたら下りっぱなし
・一部を除き、よく踏まれた路面は固め
・ポールの使用OK
といった感じで、日本のトレランとは少し違った対策が必要になってきます。
UTMBのための練習をしようとすると、同じ日に「登りと下り」を両方やる必要があります。
・UTMBは平均標高が2,000m級なので、なるべく高い標高のエリア
・ほぼ「登りっぱなし」「下りっぱなし」で標高差がとれるところ
・斜度は20%前後のところ
・「下りやすい、ある程度走れる」ところ
…と色々な条件を考えることになります。
これらの条件を満たしており、都内から行きやすかったのが富士山であり、武甲山でした(富士山もうち一回は夏合宿のついで、武甲山は秩父練のついででしたが)。

直前期のレースは
6/9 飛騨高山ウルトラ(60kmでリタイア)
7/7 北丹沢12時間耐久レース(悪天候で40→30kmに短縮)
7/14 The4100Dマウンテントレイルin野沢温泉(23km)
飛騨高山は長時間・長距離動く練習として、北丹と野沢温泉は急登・登りに強くなることを目的に出場しました。




《タイムチャート》



本番に向けて、各チェックポイント、エイドの通過想定時刻と区間タイムの目安を把握するため、タイムチャートを作成しました。
ターゲットタイムは32時間に設定したので、タイムチャートは去年のリザルトのうち、31:30~32:30でゴールした39才以下の選手の各チェックポイント通過時刻の平均をとることで算出。
青がフランス、緑がイタリア、赤がスイスのチェックポイントで黒は国境。
自分で作ると少しイメージが膨らみました。
エイド間隔の開きが1番大きいのが、後半のシャンペからトリエンまでの区間で3時間半ほど要する計算になります。やばすぎる。。。



《装備とギア選び》

トレランではレースによって食料やレインウェア、救急セットなどが必携になっていることが多いです。ロードのマラソンよりエイドの設置箇所も限られてくるので、水分も携帯する必要があります。基本的にはこれらを詰め込めるザックを背負ってはしることになります。
ここでは実際に走った時の装備と、ザック・トレランシューズについてUTMB向けに選んだものとその他に候補になったものを紹介しておきます。


【装備】


緑の丸は必携装備

① ザック
SALOMON/ADV SKIN 12 SET
② ウォーターリザーバー 
水を最低1リットル
③ 150cc以上の携帯コップ
④ ライトと電池を2組
Black Diamond SPOT325 / GENTOS
⑤ エマージェンシー・ブランケット / ホイッスル / 伸縮性テーピング
⑥ ゴアテックス相当のレインウェア
mont-bell ストームクルーザー
⑦ 完全に足を覆える装備 (長ズボン、レギンス、ハーフタイツ+ロングソックス)
⑧ 追加のミッドレイヤー
patagonia キャプリーン・ミッドウェイト・ジップネック
⑨ 帽子・バンダナ・バフ
⑩ 保温用の帽子
⑪ 保温用の手袋
⑫ 防水オーバーパンツ
THE NORTH FACE ストライクトレイルパンツ
⑬ 携帯食料
アスリチューンを中心にマグオンやミネラルタブレットを携帯。
補給計画については後述するかも。
⑭ ポール
Black Diamond

画像にはないですが、この他に携帯電話とパスポートが必携となっています。


【ザック】
SALOMON/ADV SKIN 12 SET
トレイルランニング界にベスト型バックパックを浸透させたSALOMONの代表モデル「ADV SKIN」シリーズ。
数あるトレランザックの中でも軽さとフィット感が1番良かったのでこちらにしました。容量は10L(Sサイズ)。100マイルで使うなら10L前後の容量のものを選ぶといいと思います。色は黒が良かったけど、在庫がなかったので赤にしました。

これと同じくベスト型のバックパックで人気なのが、THE NORTH FACE/TR10だと思います。容量は8L(Sサイズ)。
こちらは背負ったときに身体が包み込まれるような感覚で、安定感や安心感があります。



【シューズ】
シューズを選ぶ際に重視したポイントは、長時間走行していてもストレスが少ないこと、です。特にアッパー部分のフィット感と硬い岩場などの路面を走るときの突き上げをある程度緩和するソールの安定感。また、長距離のレースでは後半脚が浮腫んでおおきくなるので、前足部にある程度のゆとりがあるもの。
トレランシューズはその性能によって登山靴寄りの比較的頑丈なものとランシュー寄りのフィット感やクッショニングを重視したものとがありますが、ランナー上がりの自分は後者に近いものを選びました。それが
SALOMON S/LAB ULTRA
です。
サロモンのS/LABシリーズはアスリートのレーシングシューズに特化したシリーズで、特にこのモデルは100マイル用に作られています。
UTMBを2度優勝したフランソワ・デンヌと共同開発したモデルで、快適性、安定性、路面適応性と抜群だと思います。ネックなのは価格と耐久性。新しいモデルだと一足22000円(+税)。流石に購入を躊躇するレベルで高い。。人生に何度も走れるレースじゃないんだからこれくらいのシューズもありですよってオススメされ、何度もサロモンの直営店に足を運んで迷っていたところ、運良く旧型のモデルが入荷したとのことで30%offで売ってくれました。サロモンのお兄さんありがとう。

これと迷っていたシューズが
inov8/Trailtalon 290
です。
ランシューに近いフィット感とクッショニング、イノヴェイトのウルトラ用モデルで、前足部は比較的ゆったり目につくられています。



《その他》
服用していた抗うつ剤の薬の数を減らしました。副作用に発汗量の増加と血圧の増加があり、長い距離走る上では身体に余計に負荷がかかると判断したからです。この判断が正しいかは病院の先生も分からないそうです。笑まあ状況が特殊過ぎるので仕方ないですが。。詳しい方居たら教えてください。

直前1ヶ月はアルコールも控えめ(0とは言ってない)にし、カフェインもほとんど摂らないようにしました。本番で眠気に襲われた時にカフェインの利きをよくするためです。
食事もできるだけ高タンパクなものにするようにしました。直前3ヶ月はトレーニング量も一気に増やしたので、少しでも疲労回復を図るためです。





いつになったらUTMB始まるんだ!と思ってる人も多いかもしれませんが、ここまでの記事は出発前に書いたものです。レースの様子や感想については編を改めてまた書かせていただきます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
それでは行ってきます!



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