板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

カブトムシ羽化しました。

2014-07-18 14:08:16 | 日記

こんにちは

昆虫公園から、きんちゃんです

先日の台風があっという間に通り過ぎたと思ったら、毎日30℃超えの暑い日々が続いていますね

皆さん、暑さに負けず お過ごしでしょうか

 

7月の頭に、ここで飼育しているカブトムシが羽化をしました

森と水辺の昆虫舎の真ん中に円形のゲージがあります。

私たちは、「カブトムシドーム」と呼んでいます。

そう! 今まで何も入っていないように見えたこの中に羽化したカブトムシがいます   

このカブトムシたち、触りながら観察することが出来ます

触ってみたい人は、スタッフに「カブトムシを触りたいです」…と、いつでもお声をかけてくださいね




もう一つ、話題を…

6月27日、園内の樹木の枝が伸びすぎていたので切っていると

青虫がコロコロと落ちてきました 

樹木は「クヌギ」です。
この時点では、何の幼虫だか分からなかったので飼育してみることにしました

ケースの中に、幼虫のついていたクヌギの葉を入れて…

飼育を始めて3日後には

身体の色が赤くなりました。
調べてみたら、「前蛹」(ぜんよう→サナギになる前、姿は幼虫のまま活動が停止した状態)のようです。
と、いうことは緑色のときは終齢幼虫(脱皮を繰り返して成長し、幼虫最後の期間)だったのですね
卵からかえってからの姿が分からなくて残念です

さらに、3日後…

サナギになりました ケースの底に転がっていました。
この時点で、「あぁ~、蛾(ガ)の仲間だったんだ」と、サナギの形を見て気づきました。
アゲハチョウなどと違い、糸で枝や壁に身体を固定せず、地面の枯葉や石のかげでサナギになります

それから1週間後…



成虫になりました
よ~く見ると、触角はクシ型で身体に毛が生えています
色々調べてみた結果、「プライヤアオシャチホコ」という蛾でした

 

蛾もとても種類が多く、よほど詳しくないとなかなか区別がつきません
近縁種のアオチャチホコ類もとても似ていて、幼虫の姿もサナギの形もそっくりで
実を言うと成虫になるまで分かりませんでした

今回はとても楽しく、いい勉強をさせてもらいました




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