自分では買わず、図書館で本借りて読んでいる、読書嫌いの感想になっていない読書感想??

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レディ・ジョーカー 上  高村 薫

2011年02月28日 23時41分50秒 | 作者  た
レディ・ジョーカー 上 高村 薫

「要求は20億。人質は350万klのビールだ。金が支払われない場合、人質は死ぬ。話は以上だ。」 一兆円企業・日之出麦酒を狙った未曽有の企業テロはなぜ起こったか。男たちを呑み込む闇社会の凄絶な営みと暴力を描く。 (Amazon より)


1997年12月05日  第1刷
1997年12月20日  第3刷

毎日新聞社

P426



はっきりと言って、前読んだ、「マークスの山」「照柿」の分厚さに、「読むの無理!!」と断念しかけ、やっと読んだ・・・といった感じだったのに、又この「レディ・ジョーカー」を手にとってしまった!!
しかも!! 分厚い差は前作と変わりないのに!! 「上下です!!」分厚さ×2倍!! しかも、2段だ~~~~~~!!!!!
何故!!私はこの本を手にとったのだ!!
読むのには、私にとっては、とて~~~もとても勇気と根気がいる、高村薫氏!!
でも、読まずにはいられない、高村氏の本!! 高村氏を1冊読むのだったら、他の本3.4冊くらい読めそう・・・である。 
でも、これが、高村氏の魅力か!!?? 

で、根気を出して、読もうと思ったら、
「・・・・え・・・・え・・・・ええ・・・・????」
としょっぱなから、挫折しそうになった!!

最初、むかし~~~~のお手紙から始まります。
そう!!昔の手紙だから、旧漢字なのです!!
だから、
「え?これなんて読むの??」であった。
で、文庫本でこれ新しく出ていたのを手にとったら、ちゃんとふりがながうってあった!! でも、高村氏の本って、「マークスの山」は文庫本にした時に、ところどころはしょっているそうで。ラストだけ本屋で文庫本を立ち読みしたのですが、ラストもはしょっていた。 のを見て、「いいや、これで!」と。
(【マークスの山】の最後の合田と加納さんの会話は好きなんだけど、何故これ文庫本でははしょってるの??機会があれば、文庫本も読みたいのだが、根性がいるので、無理!!)

読むのに、1ヶ月かかった!! 又図書館の本、延長しちゃったよ!!


で、
これは私だけと思いますが、

【マークスの山】【照柿】とは、違って、
「お、これはエンターティメント的だな」と。
いえ、重~~~~~いいいい、内容なんですよ・・・。
ネタバレですが、被差別の内容です。
そこが原点的な、お話です。
ただ、【マークスの山】【照柿】それぞれ、雰囲気は違ってましたが、これも又違ってました。前作は、【地味】という印象が強いので。

で、前作同様!!
もうもうもう~~~~~~~~!!!
「登場人物が多いんだよ~~~~~~~~!!!!
である。
今回は、犯人と刑事に+新聞記者もうじゃうじゃ出てきます!!
もう、訳解らん!!
一応、最初に、主な登場人物欄はありますが・・・。これは前作ではなかったな。

そして、犯人達が、何故、このような事件を思いついたのか、が、語られます。
本当に、悲しいし、
でも、泰野美津子は、気に食わん!!もう、自分の事しか考えてない!! 自分が選んだ結婚相手なのに、「お父さんがちゃんと相手を調べてくれなかったからこうなったのよ!!」と、おいおい?矛先が違うだろうが!! 多分この女なら、両親が反対しても結婚して、で、今のような台詞を吐くんだろうな・・・であろう。と、この女が目の前に居たら、私は殴っているぞ!! ってくらいの、なんと高慢ちきな高飛車の女である!!

そして、「む・・・難しい~~~~!!!」で、御座いました。
あほな私には、2回読まないと理解出来ない・・・(いや、何回読んでも、理解出来ないであろう。)でも。前作同様、「2回も読む気力なない」で御座います。

何故、犯人達は「レディ・ジョーカー」と名乗るのか!
納得のネーミングだと、私は思いました。全ての思い入れが、この名前に表している!!

前2作に出ていた、合田 雄一郎は、警視庁から離れ、所轄へと、これは自分で移動願い出して受理されたんですよね? で、所轄へ行った雄一郎は、前2作とは、「べ、別人ですか??」ってなくらい、変わった?? だって、笑顔で「今からヴァイオリン習いに行くんです」と!! 「誰!!??」でした。

でも、それは一時だけ??
「ヤモリかイモリのような目」「刑事の目」と記者に思われてました。
そして、前作へは、結構美男子的な書き方だったのに、上司から「君は目立たないから、護衛に選んだ」と言われるし、「え?そうなの??どうなの??」であった。

日之出ビールの社長の護衛に選ばれた合田雄一郎。普段は白のスニーカーが、革靴に背広姿!!の鞄持ちに!! サラリーマンに変身だ~~~~~!!
「その雄姿を見てみたい!!」と思っちゃいました!!
でも、日之出ビール社長の城山さんからは「スパイ」と見なされるけどね。

そして、義兄の「ホ○」疑惑も!!
いや・・・、【マークスの山】から、「そうなのでは?」と思っていた私ではあったが・・・。真実は如何に!?
でも、加納 祐介さんは好きです!!
義弟のワイシャツにアイロンを掛ける貴方が好きです!!

ああ~~~
犯人達には捕まって欲しくない・・・
けど、捕まるんだろな・・・

以後、下へと続く。


今度も、1ヶ月後に更新出来たら、いいんだけど・・・

ロードス島伝説 5至高神の聖女  水野 良

2011年02月21日 22時41分23秒 | 作者  ま
ロードス島伝説 5至高神の聖女  水野 良

甦った魔神と人間との戦いは、大詰めを迎えつつあった。モス連合騎士団と“百の勇者”によって、魔神はその生まれ出た地スカードに追いつめられたのだ。だが、ロードスの力を一つにできたはずのナシェルは逝き、魔神王を倒す希望は、七人に委ねられる—聖騎士ファーン、戦士ベルド、鉄の王フレーベ、司祭ニース、魔術師ウォート、謎の魔法戦士、そして聖女フラウス。彼らはロードス存亡をかけた戦いに向かっていった!伝説完結。



平成14年11月01月  初版発行

P251

角川スニーカー文庫





前回同様   あまり良いこと書いてません。






















魔神王を倒すシーンは、私はRPG のFFしかしていないのですが、
まさに、ソレでした。


でも、魔神王のラストは、あっけなかったです。


エピローグの伝説の終焉のラストは良かったです。



幻影の王子・・・


あの三角州の塔に幽閉された魔物退治のお話ですが、
私が読みたかった、魔物退治のシーンは、はしょってます。
私はこのシーンが読みたかったのに・・・。
わざわざ、番外編で書く必要あったのか??

疑問である。



ロードス島伝説  4 伝説の英雄  水野 良

2011年02月19日 17時20分48秒 | 作者  ま
ロードス島伝説 4伝説の英雄  水野 良

ついに魔神との戦いは最終局面をむかえた。ナシェルは“勇者隊”を統べる者として、モス連合騎士団と共にリュッセン、そしてマスケト解放をめざす。ベルド、ファーンら希代の英雄たちの活躍、ウォートの魔術、フラウス、ニースの加護。ナシェルの旗のもと、戦いの趨勢は決まったかにみえたのだが…。伝説の英雄たちが躍動する大叙事詩、かつてない感動と愛の奇跡を謳いあげ、ここに完結。



平成10年04月01日  初版発行

P318

角川スニーカー文庫





前回同様、

あまり良いことかいてません。

















まあ、詳しい真相は、又別冊にて・・・な、そうですが、
【真実の鏡】を使って、魔神王を解放した真意が解りました。
ナシェルの父であるスカード王が余命いくばくもないから、息子のナシェルを覇王にする為に開放したのだと・・・。
それを知った、ハイランドに集結した諸侯と騎士達。
まあ、怒るのは無理ないけど・・・
あそこで、ナシェルが「私は魔神王だ!」と言って、城から出て行くって・・・
あーた・・・
あそこには、魔人を見抜く、【聖者】も居たんだから、まあ、非難轟々言われようが、「私は、この戦いが終わったも、王になるつもりはない!」と言っていいんじゃなののかな?
なんか、逃げたい気持ちは解るが、今までだって、魔族を解放した王の息子 で通ってた訳だし? あそこに居ている人が全員ナシェルが覇王になろうとする野望を持っているとは思ってないし・・・。
まあ、覇王にさせたがっている人は居たけどね。
なんかね・・・。
誰一人として、ナシェルをかばってあげないというのは・・・どうよ?

で、

ナシェルは単独で、スカードに赴きます。

そこでね・・・

なんかね・・・。

真実の鏡を使って
皆に、語りかけるナシェル
ここがね。
どうして、誰一人として「一人で行くな!戻って来い!!」って言えん?
ここまで、ナシェルがどれほど苦労したのか、皆知っているだろうに・・・。
表面では非難しても、裏ではかばうとか・・・。牢に閉じ込めておくけど、仮面かして、皆に素性が解らない様にして、戦うとか・・・できんかったのか?
英雄のみんなは、ナシェルが魔人達と手を組みなんて微塵にも思ってないのに・・・

で、
そこで、皆に語りかけるナシェル。
まあ、ちと、目がウルっときました、が、あそこは誰だってうるってすると思う。
けど、なんか、
くさい!!
誰かが同行して、
「皆に伝えて欲しい」
で、後にそれを伝える・・・の方が、私には良かった・・・と。
で、
父親と対決。
しかし、
父は、魔人に入れ替わってました。それを殺すが、妹のリィーナに取り付いていた魔神王に刺されます。
そこに駆けつける、風竜
ナシェルを連れて、飛んで行きます。
そして、
再生への道を・・・

残った英雄達は、戦いの戦の準備をします。

で、

終わり・・・



このお話は、最初に【ロードス島戦記】ありてで、過去版として後の書かれているそうで・・・。

う~~~ん・・・


まあ、人気あるから、続編が一杯でているんですし、

まあ、私には合わなかった・・・という事で・・・

ロードス島伝説  3栄光の勇者  水野 良

2011年02月18日 21時16分18秒 | 作者  ま
ロードス島伝説  3栄光の勇者   水野 良


竜騎士となったナシェルの活躍で、モス諸国は再び結束、魔神に対する反撃態勢は整ったかにみえた。だが、ロードス各地は益々混迷を極めていた。ヴァリスでは鏡像魔神の暗躍のために、ファーンが聖騎士隊長の地位を追われ、ベルドの武勇によって決起したはずの“百の勇者”にも不穏な空気が…。闇が大地を覆うなか、荒野の賢者ウォートはついに魔神殱滅の切札を放つ!若き勇者たちが、ロードスの平和を目指して躍動する英雄叙事詩、いよいよ佳境へ―。 (Amazon より)



平成09年04月01日  初版発行

P275

角川スニーカー




前回同様、

あまり、いい事書いてません。














私だけの意見であろう。
私が「読みたい!」と思うシーンは、はしょっている。


大湿原の古城シーン・・・も、対決シーンははしょってるし・・・。


で、金鱗の竜王を開放するシーンも、


「え?こんだけ?」
と、
はっきりといって、見せ場じゃないの??
と思うシーンは、・・・



ロードス島伝説  2天空の騎士   水野 良

2011年02月14日 23時32分31秒 | 作者  ま
ロードス島伝説 2天空の騎士  水野 良 


神を率いるのがスカード王ブルークと判明し、モス諸国は大混乱に陥った。“竜の盟約”が破棄され、ナシェルの立場は益々苦しいものに。だが、己の運命を切り拓くため、ナシェルは勇気ある決断を下した。一方、フラウスはファーンらと共にライデンを訪れ、ベルドと衝撃の出会いを果たす。この瞬間、ロードスの未来が大きく変わろうとしていた―。(Amazon  より)



平成08年07月01日   初版発行

P248

角川スニーカー文庫






2巻目




1巻と同じように、あまり良いこと書いてません。

























私は、この作者とは、相性が合わないようである。


なんか、別にどうでもいいシーンは書かれてて、読みたいと思ったシーンは、はしょってる・・・。

ナシェルが風竜を手なずけるシーンが・・・。
会社の子に聞いたら「ああ、それ番外編でするよ」との事。
私だけだろうか?「読者にはあまり親切でない作家だな・・・
会社の子に借りてなかったら、途中でやめてる・・・。
読みたいと思えない。
謎があるのはいい。
その謎を解明していくのはいい。
ただ、・・・
この作者の書き方なんだろうな・・・
でも、私には、
魅力に欠ける。
こうも、読みたいと思うシーンをはしょってるのは・・・。
イライラを通りこし、「もう、いいや」なんですよ・・・。
なんか、本当にどうでもいいシーンは、書いてて、「ここは!?」と思うシーンを書いてない・・・なんて・・・。
言い方は悪いが、
番外編の本を買わす為の謀略としか思えない・・・。
いや、やめる人はやめるだろうけど・・・

ロードス島伝説  亡国の王子    水野 良

2011年02月13日 21時55分21秒 | 作者  ま
ロードス島伝説 亡国の王子  水野 良

英雄戦争から遡ること30年。呪われた島・ロードスは、未曾有の危機に瀕していた―。それは、島の南西部・モス地方から始まった。大地の妖精族ドワーフが築いた石の王国から出現した魔神の大軍は、国を亡し姿を消した。彼らとの友好で独立を守っていたスカードは、不在の国王に替り若き王子ナシェルが全権を掌握する。そして、運命の時を迎えた…。ベルド、ウォートを始め英雄たちの若き姿が甦る。(Amazon より)



平成06年09月01日 初版発行
平成09年04月01日 7版発行

P274

角川スニーカー文庫


会社の子が貸してくれました。



ライトノベルでは結構人気のあった作品だと、お聞きしている。
アニメにもなってるしね。








ちと、あまり良いこと書いてません・・・

















登場人物が多く、名前も外国人なので「???」だし、地名が多く、「????」でした。
そして、ある戦いのシーンは、はしょってる。
「このシーンは?」と思ったら、番外編で掲載します。との事。おいおい?

そして、交渉シーン??も、ナレーション的で終わっていて、ちと残念であった。

謎だらけで、まあ、こういうお話なのだろうとは思うけど、なんか・・・。

続きはどうなのだろうか?
でも、別に続きを読みたいと・・・いう気にさせてくれない。
この物語は4冊で終わりだとか、一応、最後まで読もうと思うけど・・・。会社の子が貸してたし・・・

警察裏物語  北芝 健

2011年02月07日 22時27分13秒 | ノンフィクションなど
警察裏物語  北芝 健


小説やTVドラマより面白い警察の真実を、元警視庁刑事の著者が大公開。モテモテ絶倫警官、銃を撃ちたがる警察官の行く末、株主総会シーズンの密かな楽しみ、警察官の合コン事情…。門外不出の裏話が満載!  (Amazon より)

2006年06月16日 初版第1刷発行
2006年08月10日 第5刷発行

バジリコ株式会社

P261

テレビにもちょくちょくでている、
ファンタジー 北芝氏の本です。

面白かったです。

人間十人十色。警察官も十人十色で御座います。

どの章も面白かったですが、
というに笑ったのは、「警察官は刑事ドラマ好き」でした。
ちと、読んでて、爆笑してしまった。

後、検察官の認識とか、
前 田中森一氏の「反転」を読んで、検察官の認識は多分一般の人よりも私の見解は違うと思います。
(って、最近、あの「郵政制度」で、検察官の不正があって、一般人の検察官に向けての見解が変わったかもしれないけど。)
これを読んで、又新たに、検察官の見方が悪いほうに深まってしまった。
中には、良い検察官もいるであろうけど。
人間十人十色です。

巷に刑事ドラマはたんとある。今期、警察ドラマがわんさかだ!!
どれが、真実の警察に迫っているのだろうか?
まあ、ドラマですからね、フィクションというよりもファンタジーだろうね。

読みやすいです。
警察官や、内部の事を知りたい方は、お奨めかな?



新宿鮫  大沢在昌

2011年02月06日 09時20分54秒 | 作者  あ
新宿鮫  大沢在昌

ただ独りで音もなく犯罪者に食いつく―。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠!絶体絶命の鮫島…。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感!超人気シリーズの輝ける第1作。 (Amazon より)


1990年09月25日 初版1刷発行
1997年03月30日 50刷発行

光文社

P278



面白かった。
同じ作家で、前作の「撃つ薔薇」を読んで、「どうしようかな・・・」と思ったのですが、人気がある作品は、やはり面白い!

2段でした。

でも、
前、【不夜城】を読んだのですが、同じ新宿を題材にした作品ですが、
「ホモ率が高い!!」で御座いました。
新宿って、そうなの??

ラストまじかは、本当に手汗握る感じでした。
「14歳年下の彼女」=晶 を愛し、心底心配し、恐怖する鮫島は、とても人間らしい。最初 晶 とあり「え?主人公もホモなの?」と思っちゃいましたが、(だって、しょっぱな、そういうシーンから始まるんだもん!)晶(しょう)はロッカーの女の子で御座います。 鮫島はロリコンか!? 晶とのイチャイチャシーンは「まあ、こういう時も必要だよね?」である。

警察官内で孤立している鮫島。上司?から、子供じみた嫌がらせを受けます。
「おいおい・・・」です。 女の嫌がらせもすごいが、男の嫌がらせはもっとすごいと、同僚の子が言っていた。

銃の事も詳しく、(というか、私が知らないだけ?)「どこで覚えたの?」と感心。
エンターティメントとしては、良かったです。

ただ、「悪は絶対に許さない」のは、解るのですが、そこまで潔癖はどうなのだろうか? ある程度というか、情報を得るためには、雀の涙ほどでもいいから、妥協は必要では? と思っちゃ駄目かな? そうすると鮫島の魅力が無くなる?

真田広之で、映画にもなっています。今度レンタルしようかな?

幸福な朝食  乃南アサ

2011年02月04日 09時15分24秒 | 作者  な
幸福な朝食  乃南 アサ

どうして大きくならないの?なぜ返事をしないの―。マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。狂気が胎児のように、着実に育ってゆく。友人の死にまつわる赤い記憶も、しだいに形をとりはじめ、そして―第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞。 (Amazon より)


発行 1988年11月15日
新潮社
P254


前に、『凍える牙』を読んで、同じ作家さんの作品をと、思い読みました。

サスペンスものとは知らず、だが、「なんか事件もんなんだろうな・・・」と、思いつつ読みましたが、「あれ?」的でした。

主人公の志穂子。誰もが認める美人。いつか「女優になる!」と思っていた。
が、自分そっくりの柳沢マリ子の出現により、その夢は絶たれる。
そして、影の人形操り士となる。
そして、今までスキャンダルが一切なかったマリ子に、人形劇で声優をしている良助との愛人スキャンダルが!
そして、志穂子は、「自分は妊娠した」と周囲に報告するのだが・・・

狂喜の、結末へと。

孤独な女が、周囲には言えない、静かな激情を秘めていた。
この時代だからでしょうか。
「子供を生まなければならない!!」
と強迫観念にかられた、女の、哀れな、お話。

前回読んだ『凍える牙』と同じ作者?と思ったほど、違いました。
と思うのは、私だけ?




正直な感想を!!










巻末の、
第一回 日本推理サスペンス大賞   選評

の審査委員のコメントの方が面白かった!! ごめんなさい!!

もうね、酷評なんですよ!!

これの 日本推理サスペンス賞に応募した中から、4名を選んだのですが、選んだにも関わらず、酷評!酷評!酷評!!

「だったら、該当者ナシ」にしたらいいのに・・・と思ったのですが。

ただ、大賞はなし。
優秀賞でこの「幸福な朝食」が選ばれた、のでした。

いや~、
他の3名の方の小説も読んでみたい。