１９９９年９月１９日
オープンウォーターライセンスを取得した
あれから１０年
とても有難いことに
たくさんの海に
たくさんの魚たちに
たくさんのダイビング仲間たちに
出会うことができた
向こう１０年は
どんな世界が広がっているのか？
名称 ホムラハゼ
学名： Discordipinna griessingeri
注： 「炎」と書いて「ホムラ」とも読むらしい
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２３
Depth １８ｍ
Length ２ｃｍ
今 世間では大変なことが起こっているらしい
この秋に発売された恋愛シュミレーションゲームが
大きな反響、波紋、騒動を引き起こしているようだ
なんでも２４時間リアルタイムで
「恋愛」をリアルに楽しめるらしい
ゲームマニアではない男性たちがのめり込み
それが理由で奥さんや彼女と大喧嘩したり お別れしたり・・・
たかがゲーム されどゲーム
いやはや人がゲームに支配されている
ということに・・・
ゲームソフトはどこの店でも売り切れ
ゲーム攻略本もどこの店でも売り切れ
ゲームを楽しむことが出来ない「難民」は
相当数おり 逆上具合も甚だしいらしい
以前は 恋愛シュミレーションゲームといえば
言い方は失礼かもしれないが・・・
一部のアキバ系のオタク風男子が
ひっそり楽しんでいたものだと
思っていた
一部のマニアの方が ひっそり楽しむといえば
水中生物では・・・
ウツボかもしれない
周囲にも数人ウツボ好きがいるけど
ウツボ好きを押し付ける人はいないし
「○○ウツボが絶対見たい！！」と
ガイドさんに熱烈リクエストする人を
見たことがない（外国の方を除く（笑））
今はまだ 日本では火の付いていない分野だけど
そのうち海はウツボ好きでごった返すことが
あるかもしれない
柏島の海は多様な水中生物が生息していることで有名だけど
ウツボも例外ではないと思う
行くたびに見たことの無いウツボを見るし
ダイバーの間では知られていない
凄いウツボも見られるらしい
そのうち柏島の海は・・・
ウツボ好きダイバーで
ごった返すことが・・・
無いかな（笑）
名称 ヒレオビウツボの幼魚（上の写真）
学名： Gymnothorax zonipectis
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２１
Depth １８ｍ
Length １ｃｍ（見えている頭の部分）
名称 ユリウツボ（下の写真）
学名： Gymnothorax mieroszewskii
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２１
Depth ３０ｍ
Length １．２ｍ
柏島でお世話になる宿は
海の幸を中心に料理がとても美味しい
それでも
旅に貪欲なベテランダイバーたちは
宿毛駅への道すがらにある
イタリアンレストランへ向かった
高知県の片隅にあるこのレストラン
ワインもとても美味しいし
パスタや肉料理もとても美味しかった
（月並みなコメントで申し訳ないです）
ご一緒した方々に会わなければ
みんなで外食しようとは考えなかっただろう
そしてここで食事することは無かっただろう
旅慣れた旅人は
ときに予定調和を良しとしないけど
予定調和を覆す素敵な機会に
誘うことがある
２００９/９/２２
心優しきフォト派ダイバーのＮ氏にモデルをお願いした（笑）
（なのに・・・寝起きでぶれてます（涙））
柏島でお世話になっているお店の常連のゲストの中には
「いやらしい写真」の巨匠がいる（笑）
とはいっても・・・
それは「スケベで卑猥な写真」ではない
被写体は当然、水中生物または水中景観で
その出来上がり具合が、とても甘ぁ～いかんじで
いかにも女性受けしそうな雰囲気のある写真を
ゲストたちは「いやらしぃ～」と言う
背景の色やボケ具合がその評価？の対象となり
特に背景がピンクやクリアな水色だったりすると
評価の高さは跳ね上がる
動きの早い魚には まだ撮影の下手な自分では
太刀打ちできないので、動きのあまりないウミウシで
「いやらしい写真」に初挑戦
やはり・・・
お子様・うきくさには
遠く及ばない領域だった
名称 イガグリウミウシ
学名： Cadlinella ornatissima
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２１
Depth ８ｍ
Length １．５ｃｍ
出来れば
君とは
春のお花畑で
逢いたかった
そして
出来れば
全身を見せて欲しかった
そしてそして
もっとお近づきになりたかった
名称 ナノハナフブキハゼ
学名： Vanderhorstia rapa
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２０
Depth ３７ｍ
Length ８ｃｍ
ヨコシマエビを観ていると
某ロックバンドの曲が
頭を過ぎるのは僕だけ
名称 ヨコシマエビ
学名： Gnathophyllum americanum
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２０
Depth ８ｍ
Length ２ｃｍ
小学校の低学年では
ご多分にもれず
ウルトラマンごっこが流行った
クラス中の誰もが
ウルトラマン役を
やりたがった
そんななか
クラスで一番身体の大きな吉田くんだけは
なぜかいつも怪獣役を進んでやっていた
身体が大きくて適度に応戦する手ごわい怪獣役は
児童たちの繰り出す必殺技に
迫真の最期を見せ付けていた
だから
すべてのウルトラマン役の児童は
彼と闘いたがった
彼は「ウルトラマンを苦しめる役が面白い」と
常々言っていた
本当は・・・ウルトラマン役をやりたかったのかな？
そして そんな日常を残して
僕は転校した
あのあと
吉田くんがウルトラマン役をすることは
あったのかな？
巣穴を飛び出したホタテツノハゼが
頻繁に飛び跳ねたり・・・
背びれを頭上まで広げたり・・・
そうするのを見て・・・
なぜかウルトラマンごっこのことを
思い出していた
名称 ホタテツノハゼ
学名：Flabelligobius sp.
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／２０
Depth ２０ｍ
Length １０ｃｍ
物言いに毒のある人
というのがいる
自分も昔
初めてビートたけし（北野武）の文章を読んで
その毒気にはまったこともあった
痛烈だけど魅了される毒だった
このヌノサラシという魚は
他の魚と一緒に同じ水槽で飼うと
他の魚は たちどころに死に至る
体表面の粘膜から出る毒は
自らの安全を守るもの
と同時に他者を一切寄せ付けない
自らの毒で他を魅了する者
自らの毒で他を殲滅する者
皆さんはどんな「毒」をお持ちだろう？
名称 ヌノサラシ
学名：Grammistes sexlineatus
撮影地 高知県 大月町 柏島 『勤崎』
撮影日 ２００９／９／２０
Depth １８ｍ
Length １０ｃｍ
ダイビングポイントには
そこの見所となる生物が
そのポイント名になっていることが
結構ある
ただ 今となっては
名前だけが残っているポイントも
しばしば
勤崎のアサヒの根は
かろうじて主役が存在する
亀裂の穴に入って
なかなか出てこないことが
多いらしいけど
うきくさが訪問したときは
少しだけ顔をのぞかせてくれた
名称 アサヒハナゴイ
学名： Pseudanthias flavoguttatsu
撮影地 高知県 大月町 柏島
『勤崎 アサヒの根』
撮影日 ２００９／９／２０
Depth ４０ｍ
Length ８ｃｍ
以前から疑問に思う
海の中なのに
なぜ「ヤマノカミ」 なのだろう？
名称 シマヒメヤマノカミ
学名： Dendrochirus brachypterus
撮影地 高知県 大月町 柏島 『後浜』
撮影日 ２００９／９／１９
Depth １０ｍ
Length ３．５ｃｍ
