うきくさ・・・ただよふ

海 島 水辺を旅するダイバー・うきくさの出会った
心優しい風景たち 仲間たち そして...
それらが心に残したもの 

イソバナの森へようこそ

2009-07-30 12:54:57 | 海の生物たち

 

透明度40m見渡す限り

 

 

ドロップオフの壁面は

すべてリュウキュウイソバナに

占領されていた

 

 

トリコロールのコントラストは

瞼の裏から いまだに離れない

 

 

 

 

 

          名称       リュウキュウイソバナ

                      学名: Wrightella tongaensis

           撮影地      鹿児島県 吐噶喇(トカラ)列島

                     小臥蛇島  『沖の瀬 』

          撮影日      2009/6/6

           Depth        20m

          Length      60cm

 

 

 

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孤高の君

2009-07-29 12:54:31 | 海辺の仲間たち

ロウニンアジという魚は
あまり好きではなかった



潮の速い海を
ひとり颯爽と泳いでいく・・・



本当かどうか分からないけど
そんな名前の由来を持つ魚なのに
初対面は最悪だったから



グレートバリアーリーフの
ナイトダイビングにて



彼らはダイバーたちに群がっていた



ダイバーたちの照らすライトの先に
獲物の小魚たちを見つければ
そこへ殺到する



まるで 権力者に群がるハイエナのよう



正直 「ロウニン」というのは
名前負けしてると思った



吐噶喇の海で遭遇した彼は違った



傷つき老成した身体からは
銀色の部分がかなりこそげ落ち


白濁した眼球は
あらゆるものを見てきたと
言わんばかり


自分は・・・


彼のような存在に会いたかったんだ






         名称       ロウニンアジ

                     学名:Caranx ignobilis

          撮影地      鹿児島県 吐噶喇(トカラ)列島

                   中之島  『 草瀬 』

         撮影日      2009/6/5

          Depth        22m

         Length      160cm

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硫黄島を臨む

2009-07-28 23:42:27 | たびのおはなし

 

 

『民宿くちえらぶ』さんは

口永良部島の高台の地域にある

 

眼下には

口永良部ブルーの海と

硫黄島が広がる

 

それを独り占めできる縁側は

全てのゲストのお気に入りとなる

 

 

 

昔の小学校を模して

オーナーがご自身で建設した建物は

焼き色をつけた板張りで

天井もとても高く

広いダイニングは とても心地よい

 

 

 

子供たちは

TVやゲームに興じることなく

野山を駆け回り

静かな夜は本を読みふける

 

大人たちは

その日に必要な食材を

海や山から調達してくる

 

大物が釣れれば

隣近所はおろか島全体に

おすそ分けすることもある

 

 

ここにはそんな生活がある

 

 

 

 

              2009/6/5

              民宿くちえらぶ にて

 

 

 

 

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Landmark

2009-07-17 12:17:30 | 海の生物たち

 

 

とても目立つピンクの屋根が

 

僕の家の目印です

 

 

 

 

          名称       ウツボ

                   (種類わかりません、ごめんなさい)

                      学名: ?

           撮影地      鹿児島県鹿児島郡三島村

                    『 湯瀬(デン島) 』

          撮影日      2009/6/4

           Depth        12m

          Length      1.2m?

 

 

 

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ふたりのために世界はあるの

2009-07-16 13:09:04 | 海の生物たち

 

 

エントリーしてみたら

海水面からはそうと判断できない

ものすごい潮流に当たる

 

 

ガイドの指示通りの

掴まるべき岩肌までも

行き着けない

 

 

やっとの思いで

潮流の影響のない

岩肌にしがみつく

 

 

ひどい息切れは止まらない

 

 

ふと 目線を下に向けると

そんなこととは全く無関係で

「ふたり」は寄り添っていた

 

 

 

どんなに潮の流れが強くても

彼らを見てるダイバーがいたとしても

 

 

 

 

          名称       シンデレラウミウシ

                      学名: Hypselodoris apolegma

           撮影地      鹿児島県鹿児島郡三島村

                    『 湯瀬(デン島) 』

          撮影日      2009/6/4

           Depth        15m

          Length      4cm

 

 

 

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何回振られたら諦めますか?

2009-07-10 17:35:46 | 海の生物たち

 

過去3年で3度

念願のトカラ行きは

天候・海況に阻まれた

 

 

そして

吐噶喇(トカラ)列島の入り口の

手前の手前

湯瀬ことデン島までやって来た

 

 

久しぶりということで

カンパチの若魚たちに

お出迎えをいただいた

 

 

 

 

          名称       カンパチの若魚

                      学名: Seriola dumerili

           撮影地      鹿児島県鹿児島郡三島村

                    『 湯瀬(デン島) 』

          撮影日      2009/6/4

           Depth        18m

          Length      40cm

 

 

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日本の正しい学生鞄事情

2009-07-09 13:10:17 | たびのおはなし
4年越しの希望を胸に

鹿児島中央駅に降り立った



なにせ4年越しだから
気合いというか気負いが入りまくり
鹿児島での電車移動は初めてなのに
気負いのせいで周囲は見えていない



そんな自分に手一杯なところに
数多くの黒い物体が視界を横切る




なんだ?なんだ?なんだ?




それは
東京23区内では
おそらく絶滅したであろう
大きな黒皮の学生鞄だった


自分が中高生の頃は
『お医者さんカバン』といって
揶揄されたりしていた


ヤンキーの人たちは
なぜか学生カバンを
ペッチャンコに潰して
何も入らなそうなものを
なぜか持ち歩いていた


実際 とても重い割りに
あまり物が入らないので
みんなが見捨てていた




それがそれがそれが




鹿児島では見かける中高生(特に女子)の
8~9割以上の人たちが
黒く重たそうな鞄を
「正しく」持ち歩いていた




帰宅時間帯で少々混んだ電車内では
学生は誰一人として座席に座ってい
なかった

座席にいた者はみな笑顔でご老人に
席を譲っていた

そして そのおそらく見ず知らずな
者同士(ご老人と女子高生)が気軽に
談笑していた





ここは・・・

日本だよね???




思わぬところで

日本の原風景を

見た気がした




確実に

心洗われた

串木野までの電車旅だった



        



            2009/6/3

            串木野方面行きの電車内にて

            *カバンの所有者の方には了解いただきました。
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疑惑の天才

2009-07-07 20:49:52 | このごろおもうこと
少し前のこと

知る人ぞ知る

世界的に超有名アーティストの

お祝いの席に招待された



会場のレストラン?Bar?に到着すると

お祝いされるご本人が

お出迎えの演奏を談笑しつつ

奏でていた



その後も

お開きになるまでの3時間あまり

ゲストの会食を最高に演出するために

ほとんどの時間をご本人が演奏していた



僕はといえば

飲食もままならず

友人の話も上の空で

どこまでも続く演奏に

耳を離せないでいた



この世の中で

天才は

一人しかいない


素晴らしい人は

たくさんいるけれど

その分野にいる天才は

やはりひとりだけ



若い人たちは

自分が素晴らしいと思った

人、物、出来事・・・を

「神」と表現するらしい



彼らが

今の偽物の「神」を捨て去って

本物の「神」に出会える日を

待ち望むだけ







           2009年 某日 東京都内某所

           *肖像権の問題があるので遠景にて失礼します。


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Piscine Naturelle をただよふ

2009-07-06 21:41:24 | たびのおはなし

 

 

ピローグを降りて

ジャングルトレッキングを

40分ほど楽しむと

Piscine Naturelle (天然のプールという意味)に

たどり着く

 

 

この島で一番人気のある

シュノーケリングポイント

 

 

とても穏やかだったので

コンデジで半水面の写真にも

挑戦してみた

 

 

 

ツバメウオやヒメジの仲間もたくさんいた

 

 

 

サザナミハゼもいた

こんなところで初めて会うとは

 

 

 

 

 

 

誰もいなかったので

「天国」を独り占めで

満喫した

 

 

 

 

           2009/5/9

           ニューカレドニア イルデパン島 

            ピッシンヌナチュレルにて

 

 

 

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男の子って・・・

2009-07-05 10:15:13 | たびのおはなし

 

 

誰もが

「自分こそ船長だ!」と 言わんばかりに

ピローグ(いかだ)の舳先に 陣取っていた(笑)

 

 

 

彼こそが 船長です

 

 

 

 

           2009/5/9

           ニューカレドニア イルデパン島 オロ湾

            ピローグ船上にて

 

 

 

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