ブログ・若手研

愛知でサークル活動をしています。授業づくり、サークル活動、初志の会について、ワイワイ、一緒にしませんか。

7月8日(金) 挑戦的・実験的授業

2005年07月09日 | 授業実践
 本校の授業研究で、新卒6年目の仲間が、「教師が出ない授業」に挑戦した。本人の目標は、10分間、教師の出をなくして子供たちだけで話し合いを行うこと。しかも板書もしない、ということだった。
クラスは5年生6人、教科は国語、題材は教科書読み物教材の授業だ。

 一人学び(一人読み)の時間を設定し、自分の疑問とそれに対する考えを持たせたあとの授業だった。
 結果、ほぼ30分、子供たちの相互氏名だけ話し合いが続いた。

この授業をどう評価するか。
授業後の校内事後検討会は、大いに盛り上がった。
 ①本時のねらいと達成たれたのか。
 ②なぜ板書をしなかったのか。
 

 ・些細なところが問題になり、教師が話し合わせたい内容について話し合いが行われなかった。
 ・10分間子供たちが話し合うという目標は達成された。
 ・話し合わせることが目標なら、学級会と同じではないか。
 ・話し合いで教師の出場があるはず。それがなしでいいのか。
 ・授業が終わっても子供たちは、意見を言っていた。話し合いが自分のものになっていた。
 ・子供の思考を引っ張り過ぎない板書もある。教師が描かなくても持っていることが大切ではないか。
 
 ・不十分な授業であったが、高い理想を掲げた授業。志を高くした以上は、それ相応努力をし、実力を高  めることが必要だ。 

  など、本当に多くの意見が出された。 9月にもう一度と彼は授業研究をおこなう。そのときの姿に注目したい。