ブログ・若手研

愛知でサークル活動をしています。授業づくり、サークル活動、初志の会について、ワイワイ、一緒にしませんか。

21年8月9~11日 初志の会全国集会参加

2009年08月12日 | Weblog
初志の会第52回全国集会に参加しました。
京都・聖護院御殿荘です。

◆基調講演(小林宏己・早稲田大学)
 「授業と子どもの”内実”の豊かさをめざして」
 指導要領、現在校内研修の問題点と、子どもを豊かにする学びとな何かをお話いただきました。話の中に出できた生活科でのA子ちゃんの姿が「しんの強い子」として心に残りました。ぜひ、A子ちゃんのような子を育てたいと思いました。
       
◆学年別分科会
    ○小2・生活 長野・伊奈市立美田か宮田小小林みゆき先生
    ○小4・社会 熊本・熊本大附小 横山幸生先生
    ○小5・社会 東京・東京学芸大附属世田谷小 岸野存宏先生
    ○小6・総合 東京・立教女学院小学校 高橋美穂子先生
    ○中学校・国語 愛知・東海市立富木島中学校 鶴見宗平先生

 私は、小6の司会者をさせていただいました。30名前後の参加者と2間、のべ8時間、授業記録を読み合いました。対象児のさと子(仮名)の成長を授業記録と2年間のカルテから読み解く作業、参加者の方の解釈をお聞きする時間は、とても充実したものでした。ずっと、こんままこの分科会を続けていたい、と思いました。参加いただいた方、本当にありがとうございました。
 提案いただいた高橋先生、私立の女子だけの小学校での実践、とても興味深く読ませていただきました。また、先生の飾らない謙虚で、真摯な提案ぶりにとても好感を持ちました。私は、先生が感情だけの平和教育にしたくない。に賛成です。子どもたちの中に国民の立場で話している子と、政府の立場で考えている子がいました。さと子さんは、政府のレベルで考えていたと思います。実際に当時の国民はどうだったかを想像したり、事実に向かわせる中で、さと子さんの思考が、もう一つ深まったのでは、と考えます。
 初志の会の魅力の一つが、この子どもの育ちを中心にした授業分析です。8時間が短い、足りないどです。参加すると、そのよさが分かります。この全国集会レベルの授業分析会をサークルや、地区集会で実施していくことが、重要だと感じています。

◆テーマ別分科会
 「学校が変わる校内研修を目指して」に参加しました。
 鳥取・泊小の先生や、今回小2分科会で提案された小林先生も参加してみえて、大変盛り上がりました。私の関心は、職場で、考え方や背景の違う職員が、分かり合っていくかでした。考え方の違う職員を「抵抗勢力」ととらえる考え方は止めた方がよいと感じました。実際に行動しながら、よいものは広まっていく、実践を通して分かり合っていくことが重要だと思いました。学校、職員の文化にしていく。上からの押し付けは根付かない。教師のやりがいにつながることだから。その場合の校長、教頭の存在は大きい。

◆サークル交流の場
 夕方、食事後に全国のサークル紹介をしました。我が東海地区は、静岡2、岐阜1愛知2、三重2の合計7つです。
 他地区の様子を伺うと、とても元気が湧いてきました。
 教育系大学を母体としているサークルは、メンバーが若く、人数も多く活気がありました。私たち若手研もがんばります。
◆シンポジウム 「子どもをとらえて授業するということ」
  ・植村繁芳(中央大学) 
  ・中村栄三(元長野・宮田小学校長)
  ・石田香奈子(神奈川・海老名市立中新田小)
 植村先生が、荒れた中学校で、クラスのボスのような反抗的で授業をうけようともしない女子生徒を授業に力で変えていくお話、涙がでました。あの林竹二先生の授業が重なりました。
◆上田薫先生ご講演 「教師というものの生きがい」
 しんの強い子を育てることこそ、教師の生きがいである。私は上田先生のお言葉をそう受け取りました。職場の教師が、集団として力を合わせるためには、共通の理念が必要です。私は、この言葉を職場のみんなと共有したいと思いました。

3日間が本当に短く感じました。
総会、運営委員会にも参加させていただきました。
今回の運営に携った方、本当にありがとうございました。
東海地区集会に生かしたいと思います。

この集会に来ると、合うことができる方に、
今年もたくさんお会いできました。
また、初めての知り合いになることができました。
ありがとうございました。


 
    


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