仙丈岳（１日目前編）林道歩きとテントの設営

日付　：２００９年５月９日（土）
天気　：晴れ
コース：歌宿→北沢峠→小仙丈岳→仙丈岳→小仙丈岳手前（テント泊）














雪の仙丈岳。
いつからか、漠然と行きたいと考えていた山。
なかなか今回まで、実現できなかった計画。















行ってきました。















仙丈岳への登山口である北沢峠には、自宅からは芦安広河原経由の方が近いのですが、
今の時期、広河原行きのバスはなく、
木曾側からの入山になります。

















深夜、仙流荘の駐車場に到着。
少しの仮眠をとります。












６時５分発のバスで、歌宿を目指します。
バスの窓から、北アルプスがクッキリと見えていました。

この時期、こちら側のバスも、北沢峠までは乗り入れていません。

途中、バスの運転手さんの計らいでバスを停めて、固有種である、シナノコザクラを見せてもらいました。












驚いたことにバスの中には、以前ご一緒いただいた美都さんがいました。
北沢峠までの車道を、想い出話、近況などを話しながら歩きました。












およそ２時間かけて６ｋｍの道のりを歩き、太平山荘の手前の登山道へ入ります。

緑のコケが、とてもきれいでした。












１０分ほどかけて登って、元の林道に戻ります。












そこからしばらく歩くと、北沢峠。
そこで、美都さんたちは北沢峠でテントを張ると言うことでお別れし、
ひとり、上を目指しました。












５合目までの大滝頭まで、ゆるい雪で踏み抜くこともありましたが、
比較的順調に高度を稼ぐことができました。












１０時４０分、大滝頭に到着。

この先しばらくすると、ＧＷ以降、降り続いたという新雪の登りが始まります。












森林限界を越えると、背後に甲斐駒ヶ岳が摩利支天を従えて、高くそびえていました。












真っ青な空に飛行機雲。
いい天気です。












小仙丈岳への最後の登りは、急登。
雪も柔らかく、積もった雪もたくさんあり、崩れる雪をかき分けて進んでいきます。
また、太陽の日差しもあり、とっても暑い。
独り格闘。
ビッチョリ汗をかきました（苦笑）












１１時５０分、小仙丈岳に到着。
ここから眺める仙丈岳は、絶品の風景。
私のお気に入りの風景です。












小仙丈岳で大休憩をして、出発。
この後は、５０ｃｍほど積もった雪の中をラッセル。
苦しいですが、天気が良いため、楽しく感じます。












小仙丈岳から少し進んだところ、平らな場所があります。
今日のテント場所は、ここに決定。












穴を掘りながら、雪のブロックを作ります。
雪のブロックは、そのまま城壁として、周りに積んでいきます。












稜線上のテント設営。
風が吹けば怖い思いをするため、壁造りは念入りに。
約１時間かけて、しっかりしたものを作りました。

周りには、仙丈はもちろん、北岳から続く南アルプスの南部の山々。
甲斐駒、鳳凰三山に中央アルプス。

いい場所に張ってしまいました（笑）












ＧＷ以来の晴天。
雪と雨が続いていたようで、稜線上は踏み跡なし。
誰も歩いていない雪の上を歩くのは気持ちがいいものですが、ラッセルはやっぱりくたびれる。












しかし、天気がいいと、辛いのも忘れてしまうものです。
休憩してセルフ写真を撮ったりして、遊んでいればいいんです（笑）












甲斐駒も、クッキリきれいに見えていました。












目指すは、仙丈岳。
荷物が軽いと、息が上がることもなし。（だったような・・・？）












そうこうしていると、美都さんチームが小仙丈岳に到着していました。












しばらくすると追いついてくれ、この先は交替で先頭を歩いてもらえるようになりました。












トレースができれば、さらに登山は楽チン。
追いつかれることを心待ちにしていました（苦笑）












登っている最中、汗が滴ってきます。
もう夏とも思えるほどでした。












きつい急登も、ゆっくりゆっくり、一歩ずつ一歩ずつ、登っていきます。












６人のパーティー。
一定間隔で先頭を交代しながら、頂上を目指して進んでいくのでした。












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