日付 :2010年11月25日~26日
以前、赤岳天望荘の泊まった時、藤森さんが言っていた。
「雪の時期、杣添尾根は雪が深くて大変だ。人は少ないよ。」
そんなような言葉で、
ずっと避けていたような、憧れていたような・・・。
「ガッツリ雪にまみれたい。」と思う気持ちと、
「まだ、それほど深くは積っていないだろう。」
と安易な気持ちとを胸に、登山口に向かって車を走らせた。
杣添尾根は美濃戸側と違い、入山者数が俄然少ない。
そのため、うっそうと茂る緑があちらこちらにあふれて、また、苔もたくさん生えており、癒される空間となっている。
水の流れも、気のせいか、ゆっくりに感じる。
標高をあげると、途中からは深い雪に阻まれ、進まなくなってきた。
標高2,500mを過ぎたあたりからは、潜る雪に何度も何度も立ち止まる。
息もあがる。
最後の登りは、ハイ松に掴まってでも、這い上がっていくという感じ。
稜線の標識が見えた時、ホッとしすぎて、気を失いそうになる。
稜線に出ると太陽の光がまぶしく、また、風もなく、温かく感じるほどだった。
三叉峰からの雪の降り積もった岩場。
気の抜けない場所をひとつひとつ確実にクリアしていく。
遅い出発と、ラッセルに手間取ったことにより、時間切れのビパーグ。
日が落ちていった。
赤岳も不気味に黒光りしていた。
夜から猛烈な風が吹き始め、テントごと飛ばされそうになる。
命の危険を感じた。
なんとか朝を迎え、荒れ狂う風の中、テントを無理やりザックに押しこんで、逃げるように稜線をあとにする。
すさまじい寒さに凍りつく髪の毛。
「赤岳は次回にとっておこう。」
悔しくも、次回までの楽しみが増えたと、考えることにした。
詳細はこちら。
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経験豊富な貴殿であれば、大丈夫と思いますが、くれぐれも御身お大事に。
テント泊などできないひ弱なジィ~ジには想像を絶する世界です。
チョウノスケソウ観賞目的で、まだ歩いていない杣添尾根が来年の予定に入っています。
今度は鬼太郎のような髪の乱れにビックリ!!
やっぱり三脚マンさんは脚本家~だじょ!
八ヶ岳はもうこんなに雪積もってるんですね~
次のレポ楽しみにしてますよ~!
ここはヒマラヤですか?な世界ですね~(^^ゞ
三脚マンさんも霧氷状態ですね~(笑)
ここは6月ごろに登ってまだ雪が残ってました。
人少なかったですよ、その時も。
八ヶ岳の稜線テントは、、、想像するだけですさまじそうです。今回もご無事でなにより。
それにしても私たちが行った10日前とはすっかり様変わりですね。八ヶ岳の季節到来ですね!!
強風に煽られるテントはキツイですよね。次の日睡眠不足にもなるし・・・
三脚マンさんの相反するハードな山行!
刺激をたっぷりもらいました。アイゼンとピッケルの点検しておこうっと。
いえいえ、まだまだですよ。
無理はしないように、気をつけますね。
輝ジィ~ジさんの快足ぶり、しっかり知っていますからね!
杣添尾根、是非登ってみてください。
これといった特徴がない登山道ですが、静かで緑が豊かで気持ちがよいです。
チョウノスケソウは、6月が綺麗なときですね。
横岳辺りがちょうどいっぱい咲いていますよ。
なんだか私も行きたくなってしまいます(苦笑)
>バレリーナ
あははっ!
ツッコンでいただけて、少しうれしいです(苦笑)
八ヶ岳は雪がいっぱいでした。
でも、温かい日が続くと、溶けてしまいそうですよ。
たまたま、降雪後の時に当たってます。
>ヒマラヤ
んも~。もちろん、sanaeさんたちのよく知る八ヶ岳ですよ~(笑)
この時期、風が強いと
本当に怖いですよね。
凍傷の危機もないわけではないので、気をつけたいと思います。
杣添尾根は、おっしゃるとおり、静かな登山道ですね。
>ひたすら見つめ
何だかそんな風に・・・。
照れますよ~。
見つめられて勘違いしそうです(←嘘です嘘です)
横岳から硫黄岳辺りは、とくに風が強いところですね。
横岳はまた、地形上いろいろな方向から風が吹くとのこと。
恐ろしいところでした。
今後は気をつけます。