第65回ゴールデン・グローブ賞のノミネートおよび受賞予想。

第６５回ゴールデン・グローブ賞のノミネートおよび受賞予想。

ジョニー・デップ主演の映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
が４部門でノミネートされた。全米１２/２１公開。
日本では、０９年２/１９公開だ。ミュージカルで、
ジョニー・デップがかみそりを振り回しながら踊り、歌っていると思うと
面白怖い。

トム・ハンクス主演の“Charlie Wilson’s War”が５部門、
『ノーカントリー』、『マイケル・クレイトン』、
『スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』の３作品が
４部門ノミネートで続く。
また、ケイト・ブランシェットは、主演女優賞（『エリザベス／ゴールデン・エイジ』 ）と
助演女優賞 （“I’m Not There”）、
フィリップ・シーモア・ホフマンは主演男優賞（“The Savages”）と
助演男優賞（ “Charlie Wilson’s War”）で、それぞれダブルノミネートされている。


第６５回ゴールデン・グローブ賞のノミネートおよび受賞予想は、　　
本命◎、対抗○、穴馬△で示した。

本命◎よりも、むしろ穴馬△のほうが予想は難しく、
おそらく取らないだろうが
もしかしたら・・・という可能性のある秀作にした。

ゴールデン・グローブ賞を選ぶのは、
僅か８６人ほどの主にヨーロッパのプレスの記者とのことで
権威のほどは、アカデミー賞には遠く及ばないが、前哨戦・・
スパーリングのような気楽さで、予想してみました。


今年の主要部門ノミネート作品


第65回ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表！アカデミー賞の前哨戦に日本人は食い込めず… - goo 映画



※日本語タイトルは原題を含みます
特にズバ抜けた作品がなく、全体的に票が割れる結果となり作品賞は
７作品のノミネートとなった。
　

作品賞（ドラマ部門）

■ノミネート

　『American Gangster／アメリカン・ギャングスター』

○　『Atonement／つぐない』

△『Eastern Promises／イースタン・プロミス』

クローネンバーグ監督の新作。前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」A History of Violence と同じく
ヴィゴ・モーテンセンが主役。
ロシアのマフィアを描いた犯罪スリラー。
２００７年のトロント国際映画祭で最高賞を受賞。

『The Great Debaters／ザ・グレイト・デバターズ』

監督は出演も兼ねるデンゼル・ワシントン。
１９３０年代に小さな大学で黒人の討論チームを結成した
メルヴィン・B・トルソン教授（ワシントン）を描く実際の話を元にした作品。
トルソン教授のライバル役に、フォレスト・ウィテカー。

『Michael Clayton／マイケル・クレイトン』

◎『No Country for Old Men／ノーカントリー』

○『There Will Be Blood／ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

「マグノリア」のポールトーマスアンダーソン監督、ダニエルデイルイス主演。
西部時代テキサスでの石油発掘をめぐる家族ドラマ。
　



作品賞（ミュージカル/コメディ部門）

■ノミネート

△『Across The Universe／アクロス・ザ・ユニバース』

出演者達によって３３曲のビートルズソングが歌われるミュージカル映画。ラブストーリー、そして反戦作品。

◎『Charlie Wilson's War／チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ。原作は、ジョージ・クライルの同名ノンフィクション小説。テキサスの国会議員チャーリー・ウィルソンとCIAが、アフガン戦争でいかにして武器を輸送しアフガンゲリラを訓練したかを描いたもの

　『Hairspray／ヘアスプレー』


　『Juno／ジューノ』

アメリカのインディペンデント・スピリット・アワードには
主演女優賞候補としてノミネートされている。


○『Sweeney Todd／スウィーニー・トッド～フリート街の悪魔の理髪師』
サスペンス、犯罪、そしてミュージカル映画。


　監督賞

■ノミネート
○ティム・バートン
　『Sweeney Todd／スウィーニー・トッド～フリート街の悪魔の理髪師』

イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン『No Country for Old Men／ノーカントリー』


◎ジュリアン・シュナーベル
『The Diving Bell and the Butterfly／潜水服は蝶の夢を見る』


リドリー・スコット『American Gangster／アメリカン・ギャングスター』


△ジョー・ライト
『Atonement／つぐない』


主演男優賞（ドラマ部門）

■ノミネート
◎ジョージ・クルーニー
『Michael Clayton／マイケル・クレイトン』


○ダニエル・デイ・ルイス
『There Will Be Blood／ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ジェームズ・マカボイ
『Atonement／つぐない』


△ヴィゴ・モーテンセン
『Eastern Promises／イースタン・プロミス』


デンゼル・ワシントン
『American Gangster／アメリカン・ギャングスター』
　


主演男優賞（ミュージカル/コメディ部門）

■ノミネート

◎ジョニー・デップ
『Sweeney Todd／スウィーニー・トッド～フリート街の悪魔の理髪師』


△ライアン・ゴズリング
『Lars and the Real Girl／ラーズ・アンド・ザ・リアル・ガール』
監督クレイグ・ギレスピー,セックスドールに恋してしまう？
あるようでなかったストーリーは、奇妙で面白く観客の心に残る.


○トム・ハンクス
『Charlie Wilson's War／チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』


フィリップ・シーモア・ホフマン
『The Savages／ザ・サベージ』

ジョン・C. ライリー
『Walk Hard: The Dewey Cox Story／ウォーク・ハード/ドウィー・コックス物語）』
　

主演女優賞（ドラマ部門）

■ノミネート
○ケイト・ブランシェット
『Elizabeth: The Golden Age／エリザベス～ゴールデン・エイジ』


◎ジュリー・クリスティ
『Away From Her／アウェイ・フロム・ハー』


ジョディ・フォスター
『The Brave One／ブレイブ ワン』


△アンジェリーナ・ジョリー
『A Mighty Heart／マイティ・ハート～愛と絆』


キーラ・ナイトレイ『Atonement／つぐない』


　
主演女優賞（ミュージカル/コメディ部門）

■ノミネート

エイミー・アダムス
『Enchanted／魔法にかけられて』


ニッキー・ブロンスキー
『Hairspray／ヘアスプレー』


△ヘレナ・ボナム・カーター
『Sweeney Todd／スウィーニー・トッド～フリート街の悪魔の理髪師』


◎マリオン・コティヤール
『La Vie En Rose／エディット・ピアフ～愛の讃歌』


○エレン・ペイジ
『Juno／ジューノ』
　

助演男優賞

■ノミネート
○ケーシー・アフレック
『The Assassination of Jesse James／ジェシー・ジェームズの暗殺』


◎ハビエル・バルデム
『No Country for Old Men／ノーカントリー』


フィリップ・シーモア・ホフマン
『Charlie Wilson's War／チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』


△ジョン・トラヴォルタ
『Hairspray／ヘアスプレー』
トラさんは、助演女優賞では？


トム・ウィルキンソン
『Michael Clayton／マイケル・クレイトン』
　

助演女優賞

■ノミネート
○ケイト・ブランシェット『I'm Not There／アイム・ノット・ゼア』
ケイトが、ボブ・ディラン？


△ セルシャ・ローナン
『Atonement／つぐない』


◎ ジュリア・ロバーツ
『Charlie Wilson's War／チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』


エイミー・ライアン
『Gone Baby Gone／愛しき者はすべて去りゆく』


ティルダ・スウィントン
『Michael Clayton／マイケル・クレイトン』
　


外国語作品賞

■ノミネート
○『4 Months, 3 Weeks and 2 Days／4か月、3週と2日』
（ルーマニア）


◎『The Diving Bell and the Butterfly／潜水服は蝶の夢を見る』
（仏／米）


△『The Kite Runner／君のためなら千回でも』
（米）
マーク・フォスター監督、カーレド ホッセイニ原作の「カイト・ランナー」 を、
映画化。アフガニスタン人からの視点で歴史を見つめ直す。


『Lust, Caution／ラスト、コーション』
（台湾）



『Persepolis／ペルセポリス』
（仏）



アニメ賞

■ノミネート
○『Bee Movie／ビー・ムービー』


◎ 『Ratatouille／レミーのおいしいレストラン』


△ 『The Simpsons Movie／ザ・シンプソンズ MOVIE』



脚本賞

■ノミネート
△『Juno／ジューノ』

『No Country for Old Men／ノーカントリー』


○『Atonement／つぐない』


◎『The Diving Bell and the Butterfly／潜水服は蝶の夢を見る』


『Charlie Wilson's War／チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
　


音楽賞

■ノミネート
△『Atonement／つぐない』


『Eastern Promises／イースタン・プロミス』


◎『Grace Is Gone／グレース・イズ・ゴーン』
スタンレー・フィリップス（ジョン・キューサック）は、
イラク戦争に派兵されていた 妻グレースが戦死したことを
２人の娘達に告げられずにいた。サンダンス映画祭観客賞を受賞。


○『Into the Wild／イントゥ・ザ・ワイルド』


『The Kite Runner／君のためなら千回でも』
　


オリジナルソング賞

■ノミネート

"Despedida"『Love in the Time of Cholera／コレラの時代の愛』

◎"Grace Is Gone"『Grace Is Gone／グレース・イズ・ゴーン』

△"Guaranteed"『Into the Wild／イントゥ・ザ・ワイルド』

○"That's How You Know"『Enchanted／魔法にかけられて』


"Walk Hard"『Walk Hard: The Dewey Cox Story／ウォーク・ハード』


★セシル・B・デミル賞　（生涯功労賞）

スティーヴン・スピルバーグ監督

監督として受賞するのは１９７２年のアルフレッド・ヒッチコック以来2人目。