ナメタガレイ (ババガレイ)
- Microstomus achne (Jordan and Starks,1904 ) -
ナメタさんったら、夏バテでしょうか ?
ひっくり返って、お昼寝中です。
婆婆鰈なんていう失礼な名前をつけられてしまってるけど、
とてもチャーミングで可愛いらしいカレイです。
食べて美味なる事は、広く知られるところ。
特に煮付けは絶品ですね。
ナメタと言えば、煮付け。
カレイの煮付けといえば、ナメタ。
もう、誰もが知る定番ですね。
数多いカレイの中でもナメタは特別な存在。
わたしも、ナメタをこよなく愛しています。
ナメタガレイのガーリックバターソテー
ナメタと言えば、煮付け、と言いながら、今日はソテーです。
煮付けは、そのうちに必ずアップしますね。
ナメタは、舐多という字を当てるように、たいへん滑りの強いカレイです。
調理前に、丹念に塩揉みをして洗うのが最初の一歩。
洗って塩揉み、そして洗って塩揉み、洗って調理といった感じ。
二度くらい塩揉みが必要ね。
塩揉み洗いをしても、そのまま放置したりすると、また滑り出すので、調理前に洗うのが良いですね。
五枚に卸して、皮を引き、塩・胡椒で下味。
オリーブ油で大蒜と乾燥唐辛子を弱火で炒めて香り出し、片栗粉を振った魚肉を投入。
焦げ付かないように、フライパンを振りながらゆっくり火を通し、
八割方焼けた所で、白ワインとバター、そして今回は水菜と葱を少々入れて完成。
わたしは、魚肉をひっくり返さない、片面焼きです。
お皿に盛り付け、乾燥バジルと黒胡椒を振り、檸檬をしぼって、「いただきまぁ~す」。
しっとり、ふんわり、潤んだ様な高品位の魚肉は、さすがです。
これぞナメタという感じでしょうか。
クセもクサ味もなく、とても旨み成分が多く、美味しいです !
ナメタに限らず、厳冬期から春先の、大きな卵巣を抱えたカレイも人気がありますね。
真子はとても甘くて美味しいものです。
でも、私は、真子付きのカレイより、オスの個体の方が好きなの。
だって、魚肉の旨み、甘み、奥行き、質感が断然良いから。
真子に栄養を取られてしまっている産卵前のカレイの魚肉は、余り美味しくないわね。
今回はオスの個体。ほぼ理想に近い美味を堪能できました。
とっても美味しかったです。御馳走様。
ナメタもマコも高価なカレイなんだけど、何とかこのへんまでは庶民でも手がでますね
でも昨日のマツカワなどはお手上げね、それはそれは美味しいのはしょうちしてるけど、ペナルティーものよ
マツカワを連続して二枚たべるなんて、じつは鶲さんは名だたる名家のご令嬢だったりして?
あら、長い付き合いなのに、今頃気付いたの。
わたくしは、アンドロメダ銀河に君臨するお魚王国の王女なのよ。
おわかりいたしましたかしらん?
暑さで脳の働きが麻痺しているわけではありませぬ。。(笑)