キングサーモンのハラスのアリオリ

週末はパスタ
キングサーモンのハラスのアリオリ


週末はパスタ をシリーズ化をしようとしているのよ。
今週は、キングサーモンのハラスを使ったアーリオオーリオにしてみました。

最近、ニュージーランドから養殖キングサーモンが流通するようになりましたね。

価格的には、ダントツに高価で、ノルウェーのアトランテックサーモン、チリのトラウトサーモンより
格上の価格設定で、鮭鱒の文字通り「キング」という位置を固めつつあるようです。




今回のは、アラスカ産の天然物。

流石に一尾丸買いは出来ずに、兜・カマ・ハラスとフィレ肉600gを切り分けてもらい買ってきました。
結構沢山の粗もオマケで貰えて嬉しかったわ。

トータルで1.3キロもあって、なかなか食べ応えがありそうです。

お刺身を味わうのを楽しみに、最も肉厚のフィレは、まずは冷凍庫でお呪い中ね。

今日のはハラスから骨を取り除いた部位を使ってます。
マグロでいう大トロ部分ですね。

最も脂ののった旨味の強いハラスなので、この脂でパスタを美味しく味わおうという目論見です。




アリオリは、公式通り弱火で大蒜と鷹の爪の香味をオリーブオイルにじっくり移します。
ハラス肉は、軽く塩・胡椒して小麦粉をうっすらと振り、このオイルでソテー。

ハラスなので炒め始めるとかなりの脂がジブジブと馴染み出て良い感じ。
この脂に、サーモンの旨味がたっぷりなのよね。

使った具材は、最近のお気に入りの大型のブラウンマッシュルームのみ。
ストレートにキングサーモンを味わおうという感じでシンプルにしてます。

アルデンテに茹で揚げたフェデリーニを、さっと絡めて、Ex.バージンオイルを振って完成です。




美味しかったわ。
流石に、キングサーモン。「キング」の名に相応しい旨味、コクに溢れたパスタになったわ。

キングサーモンの本名は [マスノスケ] 。

日本でも回遊途中のものが、少数捕獲され、漁師や釣り人を喜ばせてくれます。

沢山獲るには、日本の沿海は少し暑すぎるみたいね。
基本的にかなり北方のアラスカや北極海あたりに暮らす寒帯の鮭なんですよね。



週末はパスタ、美味しかったです。
近く、マスノスケのお刺身とお料理も登場予定。お楽しみに～。






余談ですが・・・・

ハラス、ハラモ、ハラミと呼ばれる部位がありますよね。
腹部の内臓を包み込んでいる辺りの、最も脂の乗った旨味の強い部分。

この呼び方が人それぞれで気になって調べてみたのですが、
これといった決まりがあるものではないものの、何となく使い分けられている事が分かりました。

基本的に「ハラミ」は、牛、豚肉に使われ、魚肉にはめったに使われないみたいです。

「ハラモ」は、マグロとカツオに使われる言葉とされ、それに類似するお魚もハラモという言葉を使う事が多いようです。
ブリ三兄弟なども「ハラモ」という言葉が使われる事が多い感じです。

一方、「ハラス」というのは、鮭につかう言葉で、鮭はもれなく「ハラス」と呼ばれ、「ハラモ」は使わないですね。

結局、結論としてマグロとカツオに代表される様な、たっぷり厚みのある腹部をもったものは「ハラモ」が使われ、
鮭のように、かなり薄い腹部のものや、小魚などは「ハラス」が習慣的に使われているようです。

こういう使い分けってなかなか難しいものですね。
でも調べてみると、なるほどと思わされ、たのしいものです。

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