桜ばかりが春の花でないですよね。今年は桜花は駆け足でした。しかし野邊を歩いてご覧なさい。胸一杯に緑春の生気を満喫できます。ところで先日は満潮の海辺を歩きました。福博は海の恵みを快く受けるべきところだと思います。いまの食材では若布と筍と少々遅れはしましたが、土筆があり蕗の新芽も有りです。
春の落葉 というお寺の境内掃除は厄介な代物があります。話は変わりますが、筍と若布とは春の柔らかい食材です。
お酒好きの鬼君がいました。村の綺麗な若い女たちは揃って太鼓や笛に併せて踊り出し、若い衆は手拍子。八幡様の縁側には酒の入った瓶がずらりと並んでおります。このような雰囲気でしたからついつい鬼たちも一口二口その先は大丼でガブガブ、そしてお膳の筍を食べ始めました。ところが鬼さんには歯が立たない。筍でなく竹でしたからね。相席に端座した村人たち美味そうに食べるのです。そこで村人たちはこれでは悪いと豆腐料理を鬼さんに進上しましす。鬼さんたちはこれまた硬い硬い石の豆腐に歯を欠くばかりの難儀です。村人たちは豆腐ですから美味そうに食べています。幼児のころ聞いたお話でしたがすっかり忘れておりました。春先の若布と筍の時季になるとぼんやり思い出すのです。しかし童話のもとが不詳でしたが、図書館職員さんにより「埼玉県の民話」であることを教えてもらいました。
春の落葉 というお寺の境内掃除は厄介な代物があります。話は変わりますが、筍と若布とは春の柔らかい食材です。
お酒好きの鬼君がいました。村の綺麗な若い女たちは揃って太鼓や笛に併せて踊り出し、若い衆は手拍子。八幡様の縁側には酒の入った瓶がずらりと並んでおります。このような雰囲気でしたからついつい鬼たちも一口二口その先は大丼でガブガブ、そしてお膳の筍を食べ始めました。ところが鬼さんには歯が立たない。筍でなく竹でしたからね。相席に端座した村人たち美味そうに食べるのです。そこで村人たちはこれでは悪いと豆腐料理を鬼さんに進上しましす。鬼さんたちはこれまた硬い硬い石の豆腐に歯を欠くばかりの難儀です。村人たちは豆腐ですから美味そうに食べています。幼児のころ聞いたお話でしたがすっかり忘れておりました。春先の若布と筍の時季になるとぼんやり思い出すのです。しかし童話のもとが不詳でしたが、図書館職員さんにより「埼玉県の民話」であることを教えてもらいました。