HIROZOU

おっさんの夜明け

クラス会は開かれない4

2016-10-28 18:10:26 | メモリー

そう言えば中学3年の時、スター誕生の予選を受けたんだ

田舎にいても予選会なんか開かれないから大阪のおばさんの住所を借りて応募した

そうしたら大阪の南森町かどこかで予選会があった

おふくろが

「あほ!やめとけ、なんで大阪くんだりまでハジさらしに行くんや」

「いや、わしはスタ誕受けてスターになるんじゃ」

「森昌子も桜田淳子もこっからスターになったんや」

とか何とか言って大阪までのこのこと出かけた

何を歌うかが問題やったけどその頃の新御三家から選んだ

秀樹や無いし・・・ヒロミ・・でも無いし

やっぱ五郎やな

ちょっとジミやし

わはは!

予選を受けるにゃ受けに行ったけど

いかんせん

人前で歌を歌った事が無い

音楽の授業なんていつもお祭り騒ぎだったから

ピアノの伴奏で歌った事も無い

どうやって練習したかと言うとプレーヤー(ステレオは無かった)のレコードに合わせて歌っただけ

予選会に行ったら

テレビによく出て来るアコーディオンの横森良造さんがいた

横森さんはテレビで見かけるおっさんじゃ無くてすごくダンディな方だった

その横森さんがアコーディオンじゃ無くてピアノを弾いて一人ひとりが1小節か2小節歌うんだけど

その日、予選会に来た奴が500人以上いたからビックリした

その全員を横森さん一人でピアノの伴奏をしていた

わしはピアノの伴奏で歌を歌った事が無かった

なんせ中学の音楽の授業が崩壊していたから

50人づつグループごとに一人ひとりが歌うんだけど

わしは人前に出ただけで頭が真っ白になったその上歌まで歌わにゃならん

ただでさへその頃は毎日一人でひきこもりのような生活をしていたからこう言う状況は考えも付かなかった

とりあえず声は出した

そこはここは大阪

「こいつ何、歌うとんねん全然ちゃうやんけ」

と目の前の椅子に座った女の子達の声が聞こえた

こうしてあえなく、わしの第1回?のオーデション挑戦は終わった

第2回があるんかい!

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