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2022年は客観的な予想を心がけます。

菊花賞(GI)調教診断

2007-10-19 10:13:14 | 調教診断
ヴィクトリー頂点を狙える攻め内容
菊花賞を現地観戦して参ります
栗東トレーニングセンター観戦記はこちら

【ヒラボクロイヤル】○ 迫力満点のフットワーク
武幸を背に坂路で2頭併せ。ラスト1ハロンで手綱をしごかれ、13秒3を要したが、力強い後肢でチップを蹴り上る。ゴール前で左ステッキが数発入り、頭の位置は高かったが、迫力あるフットワークを披露。案外だった1週前より良化しているし、ジョッキー騎乗でビシッとやられたことが起爆剤になれば。

【ウエイクアイランド】○ 推進力を感じさせる動き
中1週のため、南Wで2頭併せの外をサッと流した。直線でスッと左手前に替えると、四肢を目一杯伸ばした重心の低いフォームで駆け抜けた。どこまでも伸びそうな推進力を感じさせた。

【ブルーマーテル】◎ 全身を使ったダイナミックなフォーム
田中博を背に南Wで3頭併せの外、追走。全身を目一杯使ったダイナミックなフォームで並ぶ間もなく抜き去った。気を抜く面はあるが、この日は追われてから集中力に研ぎ澄まされていた。文句なし。

ロックドゥカンプ】◎ ゴーサインにスッと反応
柴山を背に南Wで3頭併せの中。直線入り口で併走馬と馬体が接触するも、全く動じず。馬なりのままゴール前で軽く気合いを付けられると、四肢を目一杯伸ばした柔らかいフットワークで、ジョリーダンスを突き放した。走る。

【エーシンダードマン】○ 大きなフットワークで迫力あり
角田を背に坂路でトーセンアーチャーと併せ馬。テンをゆったり入り、ラスト1ハロンから伸ばされると、前脚を高く突き上げ、シャープな脚捌きで突き放した。大きなフットワークでどこまでも伸びそうだった。大型馬の叩き2走目。確実に上積みを望めそうだ。

【コートユーフォリア】○ ピッチの利いた回転の速いフットワーク
中1週のため、川田を背に坂路でサッと。首をグッと下げ、ピッチの利いた回転の速いフットワークで登坂。動き自体は悪くない。

【タスカータソルテ】◎ ダイナミックなフォームで突き放す
福永を背に坂路で併せ馬。ラスト2ハロンをビッシリやられてきた。ダイナミックなフォームで併走馬を瞬時に突き放し、24秒8-12秒2。文句なしの動き。1週前にもCWで終い重点に追われ、順当。

マンハッタンスカイ】◎ 見た目以上のスピード感
1週前に坂路で併せ馬をビッシリ追われ、鋭い動き。最終追いは、小牧太を背に坂路で馬なりのままサッと。それでいてラスト2ハロンが24秒8-12秒3なのだから凄い。見た目以上のスピード感はデキのいい証拠だ。


【サンツェッペリン】○ 余裕残しのまま併入。
斉藤誠師を背に南Wで2頭併せを追走。4角で抑え切れない手応え。重心の低いフォームで余裕残しのまま併入。重苦しい動きだった前走時よりも明らかに良化している。順当に上積みを望める。

【アサクサキングス】○ 追って頭高く、今ひとつ
1週前に四位を背にDWでヒヤボクロイヤルと長めからビッシリ追われ、最終追いはDWで5ハロンから単走。大きなフットワークで脚捌き自体は相変わらずの迫力だが、春当時よりも追われてから頭の位置が高くなっているのは気がかりだ。推奨できるほどの動きではない。

【フサイチホウオー】○ 若さ見せるも、ビッシリ追われる
安藤勝を背に坂路で併せ馬。ゴール前でステッキ3発が注入されるも、左右にフラつき、舌がハミを越すなど、相変わらず若さを見せる。元々、攻め駆けするタイプではないので気にする必要はないか…。これが起爆剤になれば。

【アルナスライン】○ 中1週も、坂路でビッシリと
中1週だが、和田竜を背に坂路で併せ馬をビッシリやられてきた。相変わらずの力強い脚捌きで、ラスト1ハロンは13秒3を要したが、全体が51秒9なら問題ない。この動きなら反動を心配しなくて良さそうだ。

【ローズプレステージ】○ 重心低く、集中力感じる
秋山を背に坂路で併せ馬。力強い脚捌きで重心も低く、集中力を感じさせる動き。53秒8-12秒9と時計自体は平凡だが、悪くない。

【デュオトーン】○ サッと流す程度で平行線
2週続けて坂路でサッと流す程度。強調できる攻め内容ではないが、力強い四肢の捌きで、悪くない動き。上積みは望めないが、平行線。

【ベイリングボーイ】△ 外ラチにぶつかり
渡辺薫を背にCWで3頭併せ。最後は筒一杯になり、頭が上がって苦しくなっていたし、鞍上は「モタれて外ラチにぶつかった」と。左ブリンカーを装着し、モタれ癖は解消されていない

【ドリームジャーニー】◎ 右手前のままも、相変わらずのアクション
DWで馬任せのままサッと。小柄な馬体を目一杯伸ばし、柔らかい首の使いで、相変わらず惚れ惚れする動き。例によって右手前のままだったのは不満だが、動きは依然として絶好。

ホクトスルタン】◎ 長めをビッシリ、攻め強化で万全
CWで2頭併せを先行し、長めからビッシリやられてきた。向こう正面で3馬身ほど先行し、3,4角で併走馬を待つ形。直線入り口で並びかけ、そこから追い出されると、首をグイッと使い、推進力に満ちた動きを披露。スピードの持続性に富んだ走りだった。1週前にもCWでビッシリやられ、攻め強化。万全の態勢。

ヴィクトリー】◎ 折り合いが付き、カミソリの切れ味
岩田を背にDWで前に2頭を置き、道中は折り合いに専念。ラスト1ハロンから抜け出す形で気合いを付けられると、抜群のアクションでカミソリの切れ味。終いだけ伸ばしただけに、過大評価は禁物なのだが、それにしても切れに切れた。攻めで嫌々を連発していた春当時を思えば雲泥の差だ。この中間は、普段の調教から連日、岩田が跨りDWで前に2頭置いて折り合いを付けることに終始。前走時までは坂路調教のみだったことを考えても、コースで乗られるだけでスタミナ強化に繋がる。馬インフルエンザで攻め不足だった前走から一番の変わり身を望めるのはこの馬だ!!


エーシンダードマン


アサクサキングス


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