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奇跡への絆

図師ひろき

雑感153

2011年08月16日 23時37分27秒 | Weblog

 戦没者供養式典に参加させていただきました。

 朝方に雨が降ったおかげで、体感温度が低く、例年ならばスーツの下で汗が滝のように流れるのですが、今年は一筋二筋伝うのが感じられるくらいでした。

 それでも耳をつんざく蝉の声を頼りに

 “戦時中の夏は、さぞ暑かったことでしょう…皆様の尊い犠牲のおかげで我々の生活が成り立っています。”

 と心静かに英霊に哀悼の意を捧げました。

 以前、知覧の特攻隊資料館を訪ねたことがあります。

 まだ10代の少年が子犬を抱き、無邪気に笑う写真を今もはっきりと覚えています。

 あの少年も自分の命を懸けて、日本を守ってくれた…英霊のためにも今を真剣に生きなければならないと思います。

 資料映像の中で特攻前夜、家族が送別に来られた時の話がありました。

 その時父親は、悲しみのあまりお酒を飲み過ぎてしまい、トイレにも一人で行けなくなってしまったそうです…

 その時、宿の方が手を貸そうとさえると
 
 「私に最後の親孝行をさせてください。」

 明日飛び立つ息子が、父親をおぶってトイレまで連れていかれたそうです…

 供養式典の間、戦争の悲惨さをあらためて胸に刻むとともに、家族への愛情表現は素直にできているか…親への孝行は…日頃の生活と向き合っていました。

 終戦記念日のときだけではなく、平和と家族への感謝を忘れることなく切に生きていきます。

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