奇跡への絆

図師ひろき

雑感333

2012年07月04日 23時05分53秒 | Weblog


 “走れない”“泳げない”“丸いものが嫌い”

 丸いものとはボールのことで、野球もサッカーはもちろん球技はまるでダメだった運動嫌いの少年が、41歳となり偉業を達成されました。

 登山家の竹内洋岳さんが、日本で始めてヒマラヤ8000m峰14座の完全登頂されたことは、各種マスコミが取り上げましたので、ご存知の方も覆いと思います。

 中学時代は帰宅部で、高校で山岳部に入ったのも、必ず部活動をしなければならなず、人気のなかった山岳部にたまたま入部されたそうです。 

 やる気のなかった竹内さんの存在感は薄かったようですが、部活動で北アルプスに行った際、間近で見た山肌から衝撃を受けることになります。

 “山には何か別の一面がある。登ってみたい!”

 と、山の魅力にのめりこんでいかれます。

 それでも山に向かう姿勢はいたって自然体で

 “登りたい山に1つずつ登ってきただけ”

 竹内さんが高校時代に北アルプスで感じた・・・

 “何か”

 それは竹内さんにしか分かることのない動機付けであったことは間違いありません。

 人にはそれぞれ人生を左右する衝撃を受けることがあると思います。

 衝撃とまで大げさなことでもなくても、出会いであったり、書店でたまたま手にした本であったり、本人は望んでいなかった出来事であったり、人生の転機となるようなサインは、時々身のまわりに前触れなく現れるものなのかもしれません。

 そのサインを捉えて、どう人生に活かしていくかは、その人次第なのでしょう。

 振り返れば私にも何度か人生の転機となるような出来事がありました。

 中学生のとき、お袋が老人ホームで勤めていて、車椅子に乗せてもらったときに抱いた感覚・・・“何か”がありました・・・

 そして今、私は人生の岐路に立っていると感じています。

 福祉の現場を知り、世界最先端の福祉国家でも学び、日本型福祉と行政のひずみを改善するために何かを変革させなければならないと強い問題意識を持っています。

 私なりの山頂に近づくため、今一度足元の道がどこに通じているのか、大局から判断して進んでいきます。

 

 


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