はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

冬の北陸の旅

2007-02-18 23:33:57 | 田舎暮らし雑記
前の記事で、疲れてごろ寝でしか見られなかったという番組の話です。


テレビ東京(石川ではMRO:北陸放送)の「いい旅夢気分
今日14時から、富山・氷見と石川・福井の再放送がありました。
冬こそ旨い!! 旬を極める海の幸めぐり特選4コース」(2007.01.10放送)

丸山弁護士ご夫妻が、旅された宿の「灘浦荘」は、能登の家から車で10分ほど。
一度宴会をしたこともあります。

この放送で嬉しかったのは、富山湾の寒鰤に対してようやく「正しい内容」だったことです。
・骨や内臓も含むグロスで1本10Kg以上を鰤と言う
・取材時に1kg8,000円などで1本8万円ほど
 (旬の時期5,000~10,000円/kg程)
・鰤大根は、鰤の骨が食べられるほど煮込む
などです。

特に、口に含むと骨がクシャクシャと溶けるかのように崩れるほど煮込んだ鰤大根の味は何モノにも例え難い味がします。(^^)

ただし、番組で3月末までとされていた寒鰤の本当の旬は、11月下旬から12月一杯まで
1月以降はやや旬を過ぎています。


次は、中日の落合監督夫妻の旅。

「金沢がメインでない」という今回の旅。
金沢・能登の人間からするとちょっと(かなり)悔しい思いがしました。
が…

それでも圧巻だったのは、1泊目の福井県三国温泉の民宿での料理。
茹で蟹(雄・雌一人一ハイずつ)、蟹のさしみ(二人で一ハイ)、焼き蟹(陶板での蒸し焼き・一人一ハイ)、蟹鍋、蟹ご飯など蟹づくしで一人26000円余り(税サ別)。

石川県側にも橋立漁港の民宿でも似たような蟹尽くしの宿があり、10年以上前に義母が行って来たそうですが、炭火で焼いていたとのこと。
(焼き蟹は、蒸し焼きよりも炭火で焼いた方が、時間が掛かりますが美味しいように思います…)

日本海のズワイ蟹は、漁獲調整をしているものの、近隣国の乱獲も手伝って(買っているのは日本人です…)年々漁獲量が減少し、食べられなくなるのも時間の問題との風の噂も耳にします。

一晩に雄蟹3ハイ近く残さずに食べつくせる自信はありませんが、一生に一度、死ぬほど蟹を食べに行きたいものです。

ちなみに、本当の茹でたての味を知っている者からすると
並みの旅館の食事に出てくるズワイガニは、残念でならないものです。
限られた彼らの「命」を「有難くいただく」ためにも、最高の状態で頂いてこそ。だと思うのです。
豊食→飽食→放食→崩食
と、この国のかつての食に対する接し方まで、今日の日本は崩してしまいつつあるように思えてなりません。

せめて、豊食に満腔の感謝をすべく
頑張って、お小遣い貯めよっと…(^^;ゞ


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