そろばん 「シナプス先生」のそろばんブログ

HPは興珠会シナプスクラブで検索してください。http://yubisakiikunou.sakura.ne.jp/

難関「ぱち6」

2012年03月10日 01時25分25秒 | 教室

難関「ぱち6」

ぱちぱちランド1は、そろばんの指使いのトレーニングです。

間違った方法で指使いを覚えてしまうと、後の速算に影響がでます。

 

ぱちぱちランド2は10への繰り上がりを学びます。ここで役に立つのが

入会後すぐに挑戦を始める「なかまさがし」の学習イベントです。

指導者と生徒との指導口調は「たせない時は、なかま引いて10」で進めます。

注意しなければならないのは、このあたりでご家庭での指導の介入です。

家庭で、子どもに指導を行う場合は、子どもに対しての遠慮がありませんので

教室で行っている口調など全く関係なく我流の指導が入ります。

ご家庭での指導への介入は絶対にしてほしくないのです。

何故なら、保護者の言葉は子供にとって絶対です。

指導が全く混乱し、教室での指導に著しい障害になります。

以前にも申し上げましたように、指導法が数通り存在します。

保護者の方が習われたやり方と、教室のやり方が違う場合、不信感につながってしまいます。

我々専門家は数通りある指導法をすべて把握していますが、

保護者のかたは自分が習った方法がすべてと勘違いされ、子どもに余計な矯正を行ってしまうのです。

さて、ぱちぱちランド3では10からの繰り下がりを学習します。

「ぱち2」と「ぱち3」は比較的簡単に通り抜けるのですが

第一の難関が「ぱちぱちランド4」で立ちはだかります。

いままで繰り上がり、繰り下がりが10を対象に仲間をさがしていたのが

この単元から5に対しての補数を使いだします。

混乱して間違い直しを、そろばんで行わず、頭の中で答えを導き出すのも

ぱちぱちランド4で起こります。

これを通過すると「ぱちぱちらんど5」に入ります。

この単元は10の合成分解と5の合成分解がまじりあった混合計算になります。

ぱち5で突然わからなくなる生徒は、ぱち4で指導者の目を盗んで

頻繁に頭の中で計算していた生徒です。

ぱち5も終わり、基本のファイナルステージである

難関「ぱちぱちらんど6」が次に待ち構えています。

このドリルの最終ページは、全国珠算教育連盟の8級のみとり算と同じレベルになっています。

そのため、ぱちぱちランドは難しいので他の教材を使用する珠算塾もあります。

興珠会シナプスクラブではあえてこの教材を使用するのは

みとり算の力がつくからです。

ただ、過去のドリルと比較して間違う頻度が多くなります。

ここでは「ぱち2」~「ぱち5」で習ったすべての問題が出てきます。

学習者が過去の単元を忘れずに覚えているかというとそうではありません。

2年生で学習する九九と同じで、2の段から開始して9の段が終わったら

2の段をすっかり忘れているということが

ぱち6でも起こります。

それを指導者は、ヒントを出しながら思い出す誘導をしながらトレーニングを繰り返します。

ぱち6の後半は間違いが多くて当たり前とお考えください。

こどもたちは過去の問題を思い起こしながら問題に挑戦しています。

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿