ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

目玉焼きハンバーグは四兄弟の野心

2018年04月04日 | 絵日記

ペコペコのお腹を抱えて今日もサイゼリアに入店です。

オニオンソースのハンバーグランチ(税込500円)到着。

うーん、美味しい!

ふっくらジューシーなハンバーグに半熟目玉焼きの黄身がとろりとからみ、コク旨な美味しいさ。

ご飯がばくばく進みます。 

目玉焼きハンバーグって本当に美味しいなあ。

 

目玉焼きハンバーグについては、最初にメニュー化した店舗がはっきりしています。

1970年にスカイラーク1号店で出した、「スカイラーク風ハンバーグステーキ(380円)」が発祥です。

ハンバーグステーキが千数百円はする高級洋食だった当時、380円という価格破壊と目玉焼きを絡めた革命的な美味で瞬く間に大評判の看板メニューとなりました。

 

さてさて1960年台の高度成長期、東京で一旗揚げようと信州から上京した横川家の四兄弟は、多摩のひばりが丘団地に食品スーパーを開業します。

しかし程なく、食料品から日用品まで幅広く取り扱う大型の総合スーパーに客を奪われ、経営に行き詰りました。

何か新しい商売はないかと訪れたアメリカで、見たこともない店舗を発見します。

郊外の幹線道路脇に設置された大型飲食店、ロードサイドレストランです。

日本でもこれからモータリゼーションの波が本格化する。この業態はいけるのではないか。

四兄弟は府中市の国道20号線脇に土地を確保、広大な駐車場を備えた大型レストランを開業します。

上京時の橋頭堡ひばりが丘の地名から、ひばりの英語名をとってスカイラークと名付けました。

そして四兄弟は力を合わせて経営に邁進します。セントラルキッチンやPOSシステムの導入、ガストなどの格安店舗やバーミヤンなど専門店舗の展開など、後にファミレス業界の常識となる斬新な施策を次々と打って拡大を重ねました。今では国内3000店舗を超える巨大グループとして日本の飲食界を牽引しています。

四兄弟は今でも仲が良いことで有名で、すかいらーく引退後も集まってはゴルフに旅行にと充実した日々を過ごしているそうです。

そして食の多様化が進んだ現在でも、四兄弟の生んだ「目玉焼きハンバーグ」は人気メニューとして全国で愛されています。

東京を夢見た信州の四兄弟が、一丸となって日本にファミレスという食文化をもたらした。目玉焼きハンバーグから始まった食の革命に感慨深いランチタイムでした!


コメントを投稿