ベルリン便り

ドイツの大学でドキュメンタリー映画を制作しています。

60 Minutes Advanced PTSD Therapy

2017年06月15日 | Weblog


今英語を学んでいるんだけれど。
彼に勉強方法をたずねたら、こう回答が返ってきた。

「学んでいる分野、興味のある分野の動画を1日最低3時間流し続けなさい」

最初は、アンナポリトコフスカヤやサラエボの映画を観ることが多かった。「チトーについて、フェイクではなく、正確な情報(わたしが求める内容)の動画って見つからないかな?」と彼に尋ねたら、ノーの回答。
変りにこれはどうかと、ソルジャーが抱えるPTSDのTherapyについての動画をいくつか教えてくれた。


社会の中で、もっとも高いストレスを抱える仕事は「下兵」です。将棋でいう「歩」。

以前勉強のため、先輩からベルリンのセラピストの一覧をもらい、何人かにコンタクトをとった。そのうちの一人は兵士のPTSDと向き合っている人。この情報を知る前、彼女の写真を見た段階で、普通のセラピストではないとすぐに分かった。

大衆的に難解だととらえられる問題と対峙し、向き合い続ける人たちは、特有の力がある。強い(それを誇示はしない)、誠実、時間を必要としても放棄する選択がない人たち。

最近読んだテキストの一部、クライアントは最初の面談で医師やセラピストをテストしている。
敵か、味方か、信用出来るか、頼れる人間なのか、、、。