ベルリン便り

ドイツの大学でドキュメンタリー映画を制作しています。

ザックエブラヒム/テロリストの息子に生まれて 日本語字幕

2016年02月28日 | Weblog



日本語字幕版



新聞記事より目に止まり少し調べてみた。

ブラボーで有りブラボーで無いんじゃないか、それがわたしの素直な感想。
彼がアメリカで、マイナスのフィルターをかけられた環境に生まれ育った事から、後に現実と向き合うきっかけを得た事までのスピーチ。
対局にある自身の暮らしているアメリカのあり方に対する言葉が無く。
イランのマフマルバフファミリーを知った時と似ている、何かが腑に落ちない。

TEDは時々友人にリンクをもらい何度か観た事があるけれど、あまり好きじゃない。TED自体に改めて疑問を持った。
(現在はカナダ、バンクーバーでの講演、組織団体はアメリカ。)

ただ、ザックの中で彼が自分で感じ得た克服があり(まだ完璧にではないのが伝わる。そう言う部分もブラボーと言えるスピーチではないと感じた理由の一つ。)、彼に次のステージに行って欲しい希望より。






アムゼルの歌/Gesang der Amsel/Song of a Blackbird

2016年02月27日 | Weblog






先週は少し時間が出来たので彼のいるパリで過ごした。
4時頃目が覚め、外の空気に触れたくて庭に出たら、アムゼルが鳴いていた。
パリはベルリンより気温が高い、今年が暖冬なのもある。
2月にアムゼルの鳴き声を聴くなんてと驚いたけれど、わたしはこの鳥の鳴き声が大好きで嬉しくて、静かに耳を澄ませた。

ベルリンに戻り翌日の明け方、さすがにベルリンではまだ早いだろうなと思いながら窓を開いたら、ベルリンでも既に鳴いていた。


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彼のお家に夜遅く到着し、翌日リビングに行ったら小さなグラスにオキザリスの葉と赤いペニセタム(ファイヤーワークス)が活けてあった。
あっ!秋におじゃました時わたしが同じ植物を活けたのだ。
ママンは出張で数日留守。もともとその小さなグラスに活けてあった庭のかすみ草が、ママンが出張から帰る前に枯れてしまった。
人によっては切り花が終わる様子も美しいととらえるからどうしようかなと考えたけれど、あと数日ママンは戻らない、庭に沢山ある植物なので許してもらえるだろうとグラスを洗い片付けた。
片付けた後何か物足りなさを感じ、庭を散策し少しの遊び心と共に2つほど植物を選び、再びそのグラスを出しそれらを活けた。
わたしが到着する前にママンは同じ植物達をそっと活け、わたしを出迎えてくれたのだ。

彼とママンは同じ家に暮らしているけれど、トイレも浴室も勝手口も別にあり、それぞれに独立をし生活をしている。彼らの仲はとてもいい、互いに助け合って暮らしているのが様々な所から伝わる。
そんな訳でわたしもママンのプライベートに関わるほどの関係ではないけれど、ママンと話をするのは大好き。
彼女は心地の良い言葉を大切に話してくれる。
この小さな植物達を活けわたしを出迎えてくれたように、人の幸せの本質を彼女は知っている。

ドイツ暮らしで初めてお世話になったアストリット、彼のママン、大学の教授、、、わたしはわたしよりも一回り以上年のはなれたヨーロッパの女性たちが大好き。
教養があり、世界を知っていて、自立していて、強くて、優しくて、美しい。
いつかわたしもそういう女性になりたい。

土曜日、のんびりしようと思ったのにいつもどおりの時間に目覚めシャワーを浴び、掃除、洗濯。
音楽を聴きながら、ハーブティーを飲んでいたらお昼になった。
快晴、週末の買い出しの前に小さな森の中を歩こう。








Rachel Grimes - Every Morning, Birds

2016年02月26日 | 音楽
Rachel Grimes - Every Morning, Birds

政治と宗教 不健全と宗教

2016年02月22日 | love and peace


わたしは日本人の宗教観に対しての不信が随分以前からあって。
自然崇拝や土着の精霊宗教からそれぞれの土地の主(王)の維持へと繋がり発展した神道は、皇族と神を繋げた事で現代に至る。
聖徳太子の時代に仏教が学問として日本に伝わり、鎌倉時代に政府の異常なまでの年貢の取り立てのために、政府が仏教を利用、「仏教を信仰すれば幸せになれる」と布教し、政府の異常な年貢の取り立て方に庶民の反発が向かわないようコントロール、そして庶民に仏教が定着した。
これは戦後も続き、昭和の終わりから平成の始まり頃まで強く人々の中にあり、世代によっては、人によっては仏教が日本の国教だと誤解している人たちがいたほど。
(神仏一体と二つの宗教はともにあると表現する人たちも)

秘密保護法が出来るころから一時帰国をした時神社に向かうたび、今までとは異なった空気を感じていた。
当時感じた違和感は、昨今如実に姿を現し始めて、記事にされる人が増えてきた、宗教の政治利用。
場や心身を清める事は(清潔を心がける、でもかまわない)好き。自問する時間も大切だし自然から受け取るエネルギーも大切。
ただ、今のように利用をされるのであれば、わたしはわたしなりに距離をとる。

創価学会が政党(公明党)を持っている事自体禁止をされる宗教の政治への介入に触れるととる事も。
その公明党が自民党と連携し今の行動をとっているのは、仏教を媒体にしていると主張をする創価学会の思想にも反する。
3年前製作中だった作品、人間の深い部分にある問題に対し、宗教が果たして健全な役割をしているのかが気になり、わたしのメインにしている箱庭療法や聞き取りの他に、日本の新興宗教の在り方にも目を向けた。
答えとして導きだしたのは、「健全とは言えない」だった。

幸福実現党が政党として存在していいのだろうかと調べていた時、幸福の科学のウェブサイトでは戦争体験証言者と自称している人たちが数人動画に。
「わたしは戦場に行った、長く戦地にいた、慰安婦などどこにもいなかったのだ。韓国人や中国人の慰安婦など見た事も無い。」、、、。ーーーあなたについての情報が無い分、嘘など決して言わない誠実な方だと思った上で言うね、あなたの配属された部隊にはいなかったのでしょう。ーーー、、、これはこの党から「核武装せよ」とポスターが貼られていた時期だった。
独自のマルチ商法で(ねずみ講に類似、違法にかかるかかからないか瀬戸際のやり方)随分たたかれたアムウェイが「キラキラ女子」(ドイツに暮らし始めてから聞いた言葉でわたしはこの言葉を詳しくは知らないのだけれど。おそらく今の20代前半くらいの世代の女子力が高いと言われるライフスタイル)を全面に押し出し若者を取り込み立て直しをはかったように、幸福実現党はクリーンに「見える」人たちを表の顔に置く。どうやってクリーンを作っているか、それは自分たちの非を認めない事。自らに非はなく犠牲者で敵は外にいる、可愛い人でいられる。久しぶりに幸福の科学のサイトを開いたら以前の方向性は姿を消し、女子力にぴったり勉強、サイコロジーを表に出し、アムウェイと同じですねと苦笑い。

自民党政調会長の稲田朋美、彼女は生長の家(新興宗教)の谷口雅春に心酔。「戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事」など危険な発言が目立つ谷口の思想を稲田は支持し、彼女はこの思想とともに自民党のおおきなポジションにいる。
大丈夫なのか、自民党?
この思想の人を政調会長にしている党から立候補する元speedの今井、彼女は生きる上で周りの人たちよりも多くを見聞きし、何が本当の平和なのか共存とは何か自身の身を持って学んでいるはず。彼女が求めている事、社会に訴えようとしている事は、今までその分野に無関心だった人たちや悲しくも差別としての心を持っていた人たちの価値観を一転させる大きなきっかけに繋がると思う。だからこそ、今井が今広告塔として利用されようとしている事を近隣者が彼女に忠告するべきだし、早い段階で彼女自身に気づいて欲しい。今井さん、あなたのしたい事は政治家でなくても出来るよ、そして政治家でない方が純粋にあなたのしたい事が出来るのよ。色がなく本心で政治家を目指したいのならせめて大学で修士課程を終えてからにして。


一国に大きな宗教が盲目的に根付いているのを手放しに歓迎は出来ないけれど、宗教とは何かを考えていない人たちが多くいる国に新興宗教が溢れているのも望ましい状態ではないと思う。
アメリカも似たものを感じる、トランプ氏の演説は宗教の要素がとても強かった。
勉強で観る事になったトラビスアレキサンダー裁判の一連を思い出した。






ドイツ語の勉強/点子ちゃんとアントン

2016年02月21日 | 映画
ドイツ語を勉強し始める以前に観た幾つかのドイツ映画の中で上位で好き、今でも時々観る。
この映画から随分ドイツ語を得た。
まだわずかな言い回ししか出来なかった頃、点子ちゃんの台詞をまねて場を和ませた。

子供向けの映画だけれど、大人も十分楽しめる。













新聞

2016年02月16日 | Weblog
新聞を多くの人が疑っているよ。疑っている上で形だけをとらえる為にもしくは調べている問題に対しての情報の一つにすぎない、、、。ーーーヨーロッパの人もこんな風に思っている。言っておく、情報として利用している人たちは母国の新聞社数社、海外向け英字でも、それから海外の新聞も、英語と数カ国言と。

ジャーナリストたちが(ここには悲しくもお金で買われてしまった人たちもいる。彼らは権力者に利用をされ動かされているのだけれど)隠された情報を表に出す。国益を損なう事を公表してどうするのかと権力者たちは自分たちを正当化。新聞のポジションは?ーーー広報。
「秘密保護法」が出来たんだった。


昔からゴシップを扱っていたな新聞、それどころか日本の新聞のはしがけはゴシップ。
情報を上手に得ましょうね。

新聞社の皆さん、思うところがあるのなら、自分たちを選ばれた人たちだと思うのなら、新聞の在り方を問うてください。


大貫妙子 (Taeko Onuki) - 10 - 1986 - Comin' Soon [full album]

2016年02月13日 | 音楽
大貫妙子 (Taeko Onuki) - 10 - 1986 - Comin' Soon [full album]

ひまわり/大貫妙子 東京日和

2016年02月11日 | 音楽



安藤裕子/the other side of life

2016年02月06日 | Weblog
安藤裕子/the other side of life

US VOGUE編集長 アナ・ウィンター/73の質問

2016年02月05日 | Weblog




珈琲を入れていた。
「チューベローズ」と聞こえた時思わず振り返った。