
関電、企業向け料金19.23%値上げへ 家庭用は11.88%認可申請
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121126/biz12112614090008-n1.htm
家庭向け電気料金値上げの申請書を資源エネルギー庁の高原一郎長官(左)に手渡す関西電力の八木誠社長
=26日午後、経産省
関西電力は26日に開いた取締役会で電気料金の値上げを正式決定し、政府に認可申請した。
値上げ幅は家庭向けが平均11・88%。来年4月からの実施を目指す。
決定すれば33年ぶりの値上げとなる。
また政府の認可が必要ない企業向け電気料金についても平均19・23%を値上げする。
同社は原発停止で代替となる火力発電用の燃料費が経営を圧迫され、深刻な赤字経営が続いており、
値上げで平成25年度の黒字転換を目指す。
値上げの認可申請にあたり、大企業平均の1・35倍に上る社員の給与水準の大幅削減、新卒採用の抑制、
広告宣伝費や寄付金の圧縮などを盛り込んだ経営合理化策も提出する。
7月に再稼働した大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に加え、高浜原発3、4号機(同高浜町)の再稼働を想定している。
政府は申請を受けたあと、料金改定の基となる人件費や燃料費などのコストが妥当か査定する。
9月1日に家庭用電気料金を値上げした東京電力は、当初10・28%の値上げ幅を申請していたが、
査定で8・46%に値上げ幅が圧縮された。
関電も経営合理化に余地があると判断されれば、値上げ幅が申請よりも圧縮される可能性がある。
一方で、今後、計画通りに再稼働が進まなければ、再び値上げを行う必要に迫られることにもなる。
関電に続き、九州電力も27日に家庭向け電気料金の値上げを政府に認可申請する。
値上げ幅は8・5%程度で最終調整している。企業向け料金も15%前後値上げする方針だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます