髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

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「ドラゴンボール超」はどうなっていったのか by 髭人

2018-04-14 21:00:25 | レビュー・考察 (総合)
さて過去2回行った「ドラゴンボール超」のどうなっていくのかって話。

~その1~が番組開始からの1年間の内容
(2015年7月~2016年6月末)

~その2~が番組2年目から1年間の内容
番組開始からの1年間の内容
(2016年7月~2017年6月末)

さて今回は2018年3月末で放送が終了した。
よってまとめなければならないだろう。

2017年7月から番組終了時の内容。
最初は主に、「力の大会」編についてまとめる。

折角だから個別に宇宙やらキャラなどを取り上げてみようか?
(書けないポッと出キャラが大半だろうが…)

第1宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「至高の宇宙」
 レベル1番目

第2宇宙
 公式的に「優しさの宇宙」
 レベル6番目
 『リブリアン』以下「愛、愛、愛、愛」うるさい奴ら…

 ・『リブリアン』:変身したらブスになるという出オチキャラ
  なのに比較的長くいるから『ウザイ』という印象付けられてしまった(悲)
  更に覚醒したら美しくなるか可愛くなるかすれば
  ワンチャンあったが羽根みたいのが生えるだけでデブスのまま(涙)

 『カクンサ』『ロージィ』:変身女2名、
 『ジーミズ』:ヤードラット星人だから瞬間移動を使う。
 『ハーミラ』:『天津飯』が道連れで落とす。

 他の語る事がないキャラクターたち
 『ザーブト』『ラバンラ』『ヒカル』
 『ザーロイン』『プラン』

優しさの宇宙というが
優しさではなく全体にキャラがウザいだけであった。


第3宇宙
 公式的に「精神の宇宙」
 レベルは第7番目

 ・『ボラレータ』『コイツカイ』『パンチア』が合体して
  『コイチアレータ』という名称になる。
  単に手足など一部引っ込めてくっつくだけなので
  『ピラフマシン』と同等であり驚きはない。
  しかも造形的に優れている訳ではなく印象もないので合体メカ的な感じで
  おもちゃ化することは永遠になかろう。

 ・『パパロニ』:上記『コイチアレータ』と合体する事により
  『アニラーザ』という名称になる。
  先ほどの3人合体とは似ても似つかぬ容姿


 ・『ニグリッシ』:語尾に「グリ」と付けるらしいがアニメでは未使用。

 他キャラは名前ぐらいは調べてあげておこう。
 『ナリラーマ』『ザ・プリーチョ』
 『カトペスラ』『ビアラ』『マジ・カーヨ』

精神の宇宙というが精神要素が絡むものってあったっけ?
 

第4宇宙
 公式的に「陰謀の宇宙」
 レベルは第9番目

 『ダモン』:虫人間、ピッコロを落とした。
 『シャンツァ』:幻術を使う。
  公式的には語尾に『ツァ』と付けるらしいが本編では未使用に終わる。
 『キャウェイ』:容姿が女子でカワイイだけ

 特に語る事が出来るキャラはいないが
 名前はぐらいは調べて挙げておこうか…
 『ガノス』『ダーコリ』『ショウサ』
 『モンナ』『ニンク』『マジョラ』
 『ガミサラス』

陰謀?
あったかな?
真っ向勝負はなかっただけだったである。


第5宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「バランスの宇宙」
 レベル3番目 

第6宇宙
 公式的に「挑戦の宇宙」
 レベルは10番目

 『ヒット』:『ジレン』と戦い、早めに敗退していた。あまり目立っていなかった。
 『フロスト』:隙を見せた『クリリン』を押し出す。
     『フリーザ』と共闘しようとして裏切られる。

 『ボタモ』:熊みたいな奴、悟飯に打撃で浮かされぶっ飛ばされる
 『マゲッタ』:メンタルが弱い奴。耳栓をしていたがそれが壊され、
  罵倒され、ショックで動けなくなりベジータに落とされる。


 『サオネル』『ピリナ』:第6宇宙のナメック星人
  他のナメック星人で合体しまくり力をつけて戦いに挑んでいたが…
  『ピッコロ』の『魔貫光殺法』で貫かれ脱落。
  この二人で合体すりゃ良かったのに

 『キャベ』:第6宇宙のサイヤ人組で最初の脱落者。
     ま、キャラが薄いからな…

 『カリフラ』:ヤンキー女サイヤ人。
     性格的にがさつなヤンキーで、
     体も第6宇宙のサイヤ人は肉体的にペラッペラなので魅力は薄い。
     折角の女子なのに実に勿体ない。

 『ケール』:女ブロリー、出オチキャラでしかなく
     初のブロリー化した時に『ブロリー』をパロッた台詞を吐きながら
     『キャベ』を殴ったり岩盤に叩き付けたりしていたが
     それでネタ的には終了だろう。大会前が始まる前ってのにねぇ…
     大会で『ブロリー』化して暴れていたがすぐに『ジレン』に鎮火させられていた。
     その後はポタラ合体するまで戦闘能力的には空気。

  『ケフラ』:『カリフラ』と『ケール』のポタラ合体した姿。
    超で珍しく時間切れはなかったが、
    2度目の不完全身勝手の極意の『悟空』の前に敗退していた。
    下半身はタイツみたい。服装が残念だなぁ…

    2人の女子キャラであったが
    『ブルマ』『チチ』『ランチ』『ビーデル』の4人の若いときと比べたら
    『カリフラ』『ケール』は魅力として数段、劣る。
  

 他一名『Drロタ』は語る事なし

前の第6宇宙との交流戦があったため、
全体的な力としては『ジレン』に劣っているもののキャラとしては優遇されていた。
消えるときの『シャンパ』のアッカンベーは彼らしくて結構好きだった。


第7宇宙
・クリリン

 大会の前に2回にわたって『クリリン』の戦意回復&新技獲得イベントをやったのに
 新技を披露する事もなく調子に乗って『フロスト』に落とされるハゲ。
 何だったんだろうか…

・天津飯

 『四身の拳』を使って敵1人に絡み合って落下していったハゲ。
 『クリリン』よりはマシであるが、新技もなく強化されているようにも思えず
 修業は続けていたようなのにアツイ見せ場はなく残念感が漂った。

・ピッコロ

 『パン』の世話役にさせられた緑。
 復活のF編で『悟飯』の盾になったり、
 力の大会では落ちそうになった『悟飯』を手を伸ばして戻すなど、何かと『悟飯』のサポート役が主な働きか…
 しかし、今回活躍した『17号』とかつて良い戦闘を繰り広げた『ピッコロ』が
 虫人間という極小の敵に落とされた。非常に残念である。
 意外性ってのは大事だけど
 『ピッコロ』自身「ドラゴンボール超」であまり日の目を見る事はなかったなぁ…


・悟飯

 魔人ブウ編で出したものの
 復活のF編では急な来襲で出し方を忘れてボロボロにされ情けない姿にされていたが
 アルティメット化を引っ張って来た。
 そのおかげか終盤まで善戦していた。


・亀仙人
 謎強化の人1人目

 3人ぐらい、『魔封波』や『萬國驚天掌』などを上手く使って場外にしていて
 ボロボロになって、自ら場外になっていた(描写はない)
 しかしボロボロって…らしくないねぇ…
 第22回の『天下一武道会』の時は『天津飯』と戦っていた時、結構余力残していたものの
 世代交代としてスッキリとした顔で自ら場外負けにしていたのに…

 隠れて修行していて(『悟空』談)
 『ユーリン』とかいうポッと出の小娘に操られて『天津飯』と戦い
 今まで修行していたであろう『天津飯』に勝つって…

 あの時のお前の負けはなんだったんだよ…
 とはいえ、主力もなれないポジションなので微妙。
 『天津飯』の株を落としてまで出番を作る意味はあったのだろうか?


・17号

 謎強化の人2人目
 修行描写などほとんどないのにジレンのコスチュームの背中に穴をあけるという強さっぷり

 『ジレン』戦の『17号』を例えると
 『ネイル』との同化なしで『フリーザ』第2形態に挑む『ピッコロ』状態だろ。
 勝てる訳がない!!

 (劇中、界王星で数日間した修行『ピッコロ』が

  「俺を生き返らせて
   ナメック星につれて行ってくれ」

  つって、『ポルンガ』に願わせて『ナメック星』に着いて
  『フリーザ』の所に向かう途中で『ネイル』と同化して強化され
  第2形態の『フリーザ』に大して互角以上の戦闘を行っていた)


・18号

 元々戦闘力が高いしエネルギーが無限なので活躍するのは当然か…
 『リブリアン』を倒していたしな。
 最後は17号を助けて脱落していた。
 しかし第2宇宙の敵に対して、『17号』と共に名乗りをしていたのは何なんだろうね。
 割と周囲のノリを無視するクール系な人でしょ。18号って

・フリーザ

 『悟空』と共に『ジレン』を押し出した大戦果のキャラではあるが…

 大会では悪役としての貫禄を出している所が見られたが
 昔の場面のオマージュの仕方がとにかく下手。

 破壊神となった『トッポ』の光球を受けようとして

 「こんなものー!」

 と、『悟空』からの『元気玉』を受けていたけど態々受ける必要があったんかと…
 次に、身勝手の極意のなりかけの形態に『悟空』が初めてなって
 体力を消耗した『悟空』に気を分けていた。

 かつて自分が放った誘導気円斬で真っ二つになった時に命乞いをした後に
 『悟空』から気を分けてもらった時の台詞をオマージュして嘲笑っていたけど
 別に悟空が

 「フリーザ…た、助けてくれ」

 って言ったのであれば話は分かるけど、今回はお前が勝手にやっていることやん。
 いくら屈辱的でフリーザ自身の記憶に鮮烈に残っていたとはいえ、
 以前の『悟空』の台詞を一々、自分流にアレンジして喋っているのがダサい!ダサすぎる!!
 悪の帝王が聞いて呆れるわ。


・ベジータ

 『悟空』と共闘し『ジレン』を倒そうとしていたが
 『悟空』が一時的に戦線を離脱していた時に、やられ、
 『悟空』に気を託して敗北していた。


 「第6宇宙の『惑星サダラ』に行く」

 と、『キャベ』との約束したので
 既に消えた第6宇宙を超ドラゴンボールで復活させるようと戦っていたら
 ブルーからさらに目をきらめかせて戦っていたけども
 そんな約束は出場者全員が自分達の宇宙のキャラ同士でやっていた事だろう。
 『ベジータ』だけ特別って訳ではないはずだ。
 サイヤ人だけの便利覚醒かねぇ?


・悟空

 2度、身勝手の極意を発動させようと失敗。
 ようやくちゃんと発動させて『ジレン』を圧倒したら時間切れ。
 (好きだな。時間切れ展開)

 『フリーザ』と共に『ジレン』を押し出していた。

 大会中、『フリーザ』や『ベジータ』などに微量の気をもらっただけで
 その直後、全回復しているかのような動きをしている違和感が凄い。

 サイヤ人はエンジンをかけるきっかけさえもらえばいくらでも全快で戦えるって事なんかな?


第8宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「勤勉の宇宙」
 レベル4番目

第9宇宙
 公式には「姑息な宇宙」
 レベルが12番目

 『バジル』『ラベンダ』『ベルガモ』:
 「トリオ・ザ・デンジャーズ」なんて名称を付けていたが…
 全覧試合で出し尽くしたって感じだったので特に語る事もない。

 他キャラは名前すら思い出せない。
 名前だけは調べておいて出しておこうか?
 『ローゼル』『オレガノ』『ヒソップ』
 『チャッピル』『ソレル』『ホップ』
 『コンフリー』

 他宇宙多数いた中で真っ先に敗退した宇宙である。
 大会前に『悟空』や『フリーザ』にちょっかいを出していたがそれだけで終わり
 何が姑息なのか分からん。
 ちなみに『姑息』とは多くの人が『卑怯』『卑劣』なんて意味でとらえられているが
 それは間違いで正確に『その場しのぎ』である。
 とはいえ、その場を凌ごうとすらせず消滅したのだからどちらにせよアホ宇宙である。
 コイツらは復活させる必要があったのあろうか?


第10宇宙
 公式的には「マッチョな宇宙」
 レベル8番目

 『オグニ』:『ゴワス』から「こいつがいれば勝てる」などと言われるが
  『悟飯』に対して気の扱い方で
  いい勝負をしたものの結果を出す事がなく敗退
  敗北後に家族写真が残され、宇宙消滅と同時にそれも消されていた。

 他キャラは名前だけ…
 『ムリチム』『リリベウ』『ジラセン』
 『ムリサーム』『メチオープ』『ナパパ』
 『ルバルト』『ジルコル』『ジウム』

マッチョな宇宙って酷いよな…


第11宇宙
 公式的には「正義の宇宙」
 レベルは5番目
 
 『ジレン』
 『トッポ』
 『ディスポ』

 他キャラは名前だけ

 『ブーオン』『クンシー』『タッパー』
 『ゾイレー』『ココット』『ケットル』
 『カーセラル』


第12宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「究極の宇宙」
 レベル2番目
 (第1宇宙と見て「美味しんぼ」好きでもいるんだろうな…)


以上



この『力の大会編』で思う事は主に4つ

・多くのキャラが薄っぺら過ぎる。

 キャラの大半はモブでしかなくせいぜい名前がある程度の印象。
 力の大会出場キャラクターをの顔と名前を全部当てるぐらいの事が
 「ドラゴンボール超 マニアクイズ」として成立するだろう。
 それぞれの活躍や脱落理由や特徴など詳細が分かってこそじゃないのかなぁ?

 キャラ数を増やせば出番を減らさざるを得ないから覚えてられないのは仕方ないにしても
 同じ宇宙のキャラ同士の関係性を全く感じられないのはキャラクターとして悲しいというか可哀想。
 第7宇宙の出場者の人間関係はどれもこれもめちゃくちゃ複雑だろう。
 となれば他の宇宙のキャラであっても親子、ライバル、恋人関係、師弟関係だとかいくらだってあるだろう。
 仇であるが自宇宙存続のため、やむなく協力するとかね。

 全滅したら自分たち含めて宇宙が消滅なのに武舞台に残っている選手に
 応援を全くしないモブ宇宙のキャラクター達。
 ただ単に、応援している描写を省いているだけって風には思えないんだがな…

 「コイツら、
  1つの宇宙につき10人って縛りの為に生み出された
  数合わせキャラにしか過ぎないんだな…」

 勿論、各キャラの人間関係を説明していると大会が始まらないってのは分かる。尺の問題ね。
 だが、出番は少な目で内容を明かさないのは仕方ないにしても
 それを匂わせる台詞を少しでも入れれば視聴者の妄想は膨らむ。
 なんもないから何も感じない。何にも発展しない。
 せめて公式HPなどのキャラ紹介でテキスト程度で載せられるだろうにねぇ…
 ま、作ってすらいないんだろうが。
 完全になかったって訳ではないか…
 第10宇宙の『オブニ』の家族写真をペラっと出て来たっけか。
 そこに家族を思い出すようなセリフや描写があれば少しは違ってきたのだが…

 既存キャラを食うぐらいの良好なキャラを沢山出してもいいんじゃないかって思えたけど…
 大会での強キャラ『ジレン』の生い立ちを説明する上で
 『ジレン』の家族や師匠を殺したキャラですら第11宇宙のピエロ破壊神が

 『奴』

 と言う極めて抽象的な表現しか出来ない始末。
 姿が明らかにならないばかりか名前すら出てこない。
 作り手はやる気ねぇのか?
 いや、もしかして名前『ヤツ』なの?

 「出番が少ないキャラ=カス同然」 

 って思えて実に不憫である。
 自分の宇宙の命運を握る戦いに参加している者だろうが!
 全てのキャラに平等に生い立ちを愛をこめて作りこめよ!

 ただその唯一の掘り下げされたボスである『ジレン』に関しても
 見た目がなぁ…何でカッコよくしなかったんだろうか。
 コイツ強いってだけで登場時には評価点に挙げられるけど
 後々出てくるボスキャラが出てきて強さのランクが下がると同時に

 「コイツ大したことないじゃん。見た目も良くないし」

 で見向きもされなくなるんだろうな…

・バトルロイヤルを活かさない。

 大抵、その場で戦っている奴らが固定しがちで乱戦になる事がない。
 戦っている数人の隙を狙って
 そいつらを脱落に追い込むような戦術を取るような奴がいてもいいようなものだが…
 視聴者側としては邪魔されて脱落したとして

 「この二人の決着を見たかった」

 ってなったとしても、前提のルールがそれなんだから文句をつけるのはダメだろ。

 せいぜいバトルロイヤル要素と言えば
 折角、『悟空』と『カリフラ』が戦っている最中に『ケール』が支援した時に

 悟空「邪魔しないでもらえるかな?」

 援護された『カリフラ』もそれが『悟空』とのタイマンを望んでいたから
 『ケール』の援護を鬱陶しがっていたもののバトルロイヤルなんだから
 俺ルールを押し付けたらアカンだろ。

 だったらバトルロイヤルなんてルールにせずに
 端からトーナメント戦でええやん。


・何も考えてない神々達

 各宇宙にはそれぞれ『界王神』と『破壊神』がいるが
 場当たり的で言動をするばかりで策略などはない。
 自宇宙の出場選手が減って来たら
 同じように選手が少ない別の宇宙と一時的に同盟を組むとかね。
 他宇宙の人数が多い中、他に出場選手が半分以上残っている中で(80人中68人も残存)
 真っ先に消滅した第9宇宙は選手含めてアホとしか言えない。
 どこが『姑息』な宇宙やねん。
 元々『姑息』というのは「その場しのぎ」という意味であるが、
 真っ先にやられていってその場を凌ごうともしてないやん。

 他にも『ポタラ』解禁後積極的に使わないとかね。

 「必要ない」

 と言う自信過剰な神々の多い事、多い事…
 それで敗北して消滅する事になる神々はただのマヌケか?
 一応、第2宇宙の2名が使おうとして失敗していたけども
 結局、ポタラ使用が出来たのは第6宇宙の『カリフラ』『ケール』というたった1件のみ

 その辺りの小学生が『界王神』や『破壊神』であったとしたのなら
 もう少し策略を練るだろう。
  
・体力

 大会開始直後は「スタミナ温存」とか言ってスーパーサイヤ人になるのを控えていた。
 それは分かるけど、中盤以降は適当だよね。
 『ジレン』に『元気玉』使って『身勝手の極意』の手前の形態になったもののなりきれずに失敗。
 ボロボロになっていたのを『フリーザ』から気を分けてもらっていた。
 それだけでその後、普通に戦っていたからなぁ…

 放送回を跨いだら体は汚れているだけで体力的には全回復しているようにしか見えなかったし。
 
 力の大会での気を分けるってのは起爆剤みたいなものなん?
 『1』もらったらもらった方は『10』動けるみたいな。
 だったら起爆剤役を1人置いて、
 後は最初から全快パワーで戦って
 体力が切れた時に回復でええやん。 
 
 自分が持っている『100%』の力を大会終了までどう温存しつつ
 最後まで戦い抜くかってのも見どころだと思ったんだけどな。

 例えば『悟空』を終盤に100%で戦ってもらうために
 序盤は『ベジータ』が頑張って『悟空』は戦闘を避けるみたいな展開ってのもアリだろう。
 
 最初から『悟空』も戦いまくり…
 体力に関してはただ戦闘重視でガバガバだったという印象。


力の大会をまとめれば

しかし、『ジレン』一強にしたのは謎だわ。
バトルロイヤルなんだから戦闘を偏らせるようなことはせず
コイツは強いから少しでも削っておこうって思うだろ。
何たって10人敗北で自分たちの宇宙が消滅なのだから…
戦闘参加メンバーだけではなく参加しない友人知人、家族、恋人などの一切が消滅。
それが自分たちの双肩にかかってるわけだ。
責任はあまりにも重大である。

後、自分の宇宙のメンバーが減って来て自分の宇宙が危ないって事で
他宇宙と一旦同盟関係を結ぶなんて展開もやってもよかった。
同盟結んでからの裏切りなんて流れも目が離せないだろう。

そういった要素なしにただ無策にメンバーを消耗し
真っ先に消されていた第9宇宙陣営とか

体内の気と体の動きをずらすなんていう特殊な戦法を取る『オグニ』って奴が
1名しか自陣営に残っていないにもかかわらず

ゴワス「負ける気がせんわ」

などと言って余裕かまして
その直後に消滅する事になった『ゴワス』率いる第10宇宙陣営は
ドアホとしか言いようがない。
(そりゃ、こんなアホが上司では『ザマス』も反逆するわな)

『ジレン』一強にするにしてもどうにか削ろうとするだろう。
「エアマスター」なんて格闘マンガみたいに乱戦が起こり
最終的に満身創痍の『悟空』と『ジレン』が
最後の気力を振り絞った死闘を演じるっていう感じが理想だったんじゃないかねぇ…

後、描写も良くわからんかったな。
第2宇宙の「愛、愛」言うだけの変身少女軍団。
変身すると容姿が劣化するという出オチ展開。
それはそれでありだろうが、数話引き続いて登場させ続けるようなもんじゃない。
出オチキャラは出オチらしくとっと脱落するのが本人たちの為だった。
特に成長するわけでもなく、その後覚醒したら超絶美少女になる訳でもなかったからな。
ブタに羽根が生えただけだった。
無駄に長々と居座ったために無駄に顰蹙を買っていたのは実に可哀想である。

(検索サイトで「ドラゴンボール リブリアン」と入力したら
 「うざい」などと文字が出てくる始末である…
 『デブ』で『ブス』で『ウザイ』って救いようねぇなぁ…)

しかもその第2宇宙メンバー全員敗北での消滅時
意味もなくポーズをとって消えていた。
第2宇宙の人々にも大会に負けたら自分達が消滅って話が伝わっていたとの事だから…
こんなバカ共によって消滅させられる人々の悲しみは計り知れない…
(まぁ宇宙の代表がこんなノリなら第2宇宙の奴らもみんなこんな知能だろうからいいか?)
「愛」を拘っていた第2宇宙。
実際、劇中の扱いとしては



でしかなかった…(悲)

それと主役で、「悟空」が「かかって来い」と煽っていたとはいえ
第七宇宙偏重主義もウンザリ。
もっとモブキャラ同士で熱い戦闘させろよ。
商業的にもキャラ展開させるつもりなんだろ?

初出のキャラ同士が戦えばどっちが勝つか分からないというドキドキ感があるだろう。

 「俺、第△宇宙の〇〇ってキャラが気に入ったわ」

って言いたくなるような初出のキャラがサバイバルの戦闘中いたか?

サイヤ人つながりである第6宇宙の『カリフラ』『ケール』ぐらいが少々健闘していたな。
強敵である第11宇宙の『ジレン』つながりで『トッポ』『ディスポ』ぐらいが記憶に残っているな…

それ以外の初出組は殆どダメだろう。
というか名前すら覚えられず消えていくというのが実情だった。


最後は力を振り絞り、『フリーザ』と『悟空』が『ジレン』を場外に道連れにしていたが…
個人的には避けてほしかったなぁ…
この展開というよりは…『フリーザ』を出場させる事自体がね。
髭人としては、「たったひとりの最終決戦 フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父」が好きだからね。
『バーダック』が死ぬ直前に『フリーザ』と我が子『カカロット(悟空)』が対峙する予知夢を見て
満足げにニヤリと笑って死んでいったのにさ…
最期に

「カカロットよ――――!!」

と、『フリーザ』からの光球に巻き込まれ『惑星ベジータ』に落ちて行ったけど
もし力の大会の夢を見てしまっていたら

「カカロットよ――――!!
 何でそんな奴と一緒に戦ってんだ―――――!!」

って言っていたんだろうな…泣けるわ…
同情して…


最後に残ったのは『17号』
そこでの『スーパードラゴンボール』の願いは

「消滅した宇宙を元に戻せ」

意外性もなく普通過ぎて何とも思わなかったな。
結局、この大会はただの

『ほぼモブしかいない他宇宙キャラとの交流戦』

でしかなかったんだから…
もしくは『17号』ファンのシリーズだったな。
どれだけいるのか定かじゃねーが…



ここまで「力の大会」編の話ね。
ここからが「ドラゴンボール超」全体の話といこうかな…




一番気になったのは『技』に関してだな。

・過去の技

 「ドラゴンボール超」は過去の技を結構出していたけど
 アツイと思わせるような演出がされてなかったのが甚だ残念である。

 『スーパーサイヤ人ブルー』時の『界王拳』とかね。
 引っ張って来るのは面白いけど、
 前提が10回に1度しか成功しない。失敗したら死ぬ。
 って言って使っていたのにいざ成功したら『ヒット』と流暢に会話するとかね。

 「余裕かまして喋ってないではよ殴れ

 としか言えない。


 動画を見て5分練習した程度で『魔封波』を習得してしまう『トランクス』もねぇ…
 初見で返した『ピッコロ』ってのはあるが、あれは『ピッコロ大魔王』のつながりがあるから
 さほど不自然ではない。
 しかも、折角使ってもお札の為に失敗に終わるという始末…

 後、いきなり『ギャリック砲』を多用し始める『トランクス』にも違和感。
 『ベジータ』と『精神と時の部屋』で、1年間分過ごしたけど
 その後、原作で『ギャリック砲』を使った事なんてなかったのに
 「超」になってからやたら使っていた。
 何で?未来に帰ったら父親の『ギャリック砲』が恋しくなったのだろうか?
 『メカフリーザ』には避けられていたけど『バーニングアタック』を進化させればよかったんちゃう?
 ゲームで出て来た『フィニッシュバスター』とか… 

 まぁ、『ザマス』戦で『親子ギャリック砲』をやりたいがために使わせたんだろうけどね。
 (ただ、『ザマス』に対してやっただけでロクに効果も出ず、ただやらせただけに終わった)


・使う対象

 『ジレン』に対して『元気玉』を使う『悟空』
 そもそも『元気玉』ただの強い敵に対して使う代物ではなく
 その時点での巨悪に立ち向かうための切り札であったんじゃないのか?
 『元気玉』を使用した相手は

 原作
 『ベジータ』『フリーザ』『魔人ブウ(純粋)』

 GT
 『超一星龍』

 映画
 『Drウイロー』
 『ターレス』
 『スラッグ』
 『人造人間13号』(元気玉では倒していないが)

 である。
 別に『ジレン』が悪って訳ではないだろう。
 まず、『プライドトルーパーズ』とかいう正義の組織の一員なんだから。
 これで純粋に良い奴だったのなら、
 『クリリン』が放った『元気玉』を『ベジータ』が避け、幼い『悟飯』が跳ね返して当てていたけど
 『ジレン』が『悟飯』同様、ノーダメージで簡単に跳ね返す可能性もある。
 劇中では力で跳ね返されて『元気玉』に包まれた結果
 『身勝手の極意』形態になろうとするきっかけになっていたけども。
 どっちかって言うと「超」の『悟空』ならダメージ受けそうだよな(笑)


・新形態

 「超」では様々な形態が出た。

 『スーパーサイヤ人ゴッド』『スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人(スーパーサイヤ人ブルー)』
 『身勝手の極意 兆』『身勝手の極意』

 それと、名称不明だが、『ベジータ』が更に『ブルー』から進化させていた。

 後、敵である『ゴクウブラック』が『スーパーサイヤ人ロゼ』

 計6つもあるけどもこれらみんな
 元の髪型の時や髪を立たせてから髪色を染め直したとか目がキラキラしているとか…
 結局

 「色を変えた」 

 にしか過ぎないってのがね。
 『フリーザ』も若干デザイン変えてはいるけど、金色になっただけって…

 「ドラゴンボールGT」の『スーパーサイヤ人4』は
 目の周りが髪の毛が伸びて目の周りが赤くなったり体に赤い毛が生えているのは
 個人的にあまりダサイと思える。
 しかし、その分、『ゴジータ』になってからの『スーパーサイヤ人4』はカッコイイ。

 試行錯誤しようという姿勢は良いだろう。
 なのに「超」では色替えってさ…
 あまりにも守りに走り過ぎてないかい?

 しかし、「超」で最強の『身勝手の極意』だけど
 『ウイス』曰く

 「意識と肉体を切り離し無意識に任せる力」

 だそうで
 体が勝手に反応して戦う。
 だから『身勝手の極意』
 個人的に何それって思うんだけどな。

 敵の攻撃を体が勝手に防御し、敵に対し体が勝手に攻撃して倒しましたって
 何か首をかしげるんだけどな。

 別の見方をするなら
 宿題を出されたから体が勝手に反応して解きましたみたいな事か?
 そんな『のび太』が欲しがる状態でええんか?
 何か能動的に行うのって自分の意識があってこそじゃないか。

 強敵が襲って来たけど体が反応したおかげで倒せたぜ!

 って微妙だと思うんだけどな。
 それとも別の解釈?
 仮にそうだとしても非常にわかり辛い形態だわな。


・新技
 昔のを発掘したり新形態は豊富だけど、新技という新技がないんだよな。

 ずっと修行していた『悟空』『ベジータ』『天津飯』
 隠れて修行していた(とかいう)『亀仙人』も…

 何していたんだろコイツらは。
 『クリリン』の新技が出来たと思ったら大会で披露せずに終わるとか…

 更にカッコイイオリジナル技を見たかったが…
 悲しいなぁ…



ストーリーに関しては
行き当たりばったりで作っていたんだろうって印象。
未来トランクス編のタイムマシンでの行き来やらそのオチ。
力の大会の体力の適当さ加減やら格下であろう『亀仙人』や『17号』の活躍とか。
細かいことを気にするなっていうけど…
明らかにやり過ぎレベル。

たまたま宇宙の旅をしていたらとある星に封印されていた最強の力を発見し、
それを身につけたなどという子供騙しにもならない新設定を簡単に作れば
原作のただの人間キャラレベルでしかない『パンプット』や『チャパ王』などが主力して活躍できるレベルだろう。

例えばただの小汚いオッサンでしかない髭人が
急に思いつきで半年の間、血のにじむ練習しただけで
プロ野球に出場してガンガン通用するなんてそんなスポーツアニメを見たいかい?

キャラに関しては愛皆無の使い捨てキャラの多い事…
他宇宙の名有りのモブは勿論の事。
相当な活躍をした『17号』もキャラがブレッブレだったし
第2宇宙キャラの変身中に邪魔をするような空気読めない行動をしていたのに
その後の第2宇宙に対しての名乗り口上を入れるとはどういう事なん?
作り手側もキャラを作り込めてないやん。

他には『ジャコ』だな。

「ああ~。そんな奴いたいた」

と、「超」の中での忘れられキャラの筆頭だろう。
元々『雑魚(ザコ)』って名前からとったんだろうけど
ここまで出てこないと、『雑魚』どころか『空気』やん。

『力の大会』の出場選手は80人。
1つの宇宙に1人ぐらい当たりがいればと思ったら恐るべきほどのハズレの嵐。
ここまで外し続けるのは逆に才能があるとさえ思えるわ。
というかなんで力を入れて魅力的なキャラクター作りこまないのかね?
強い方がいいが弱くても愛されるようなキャラを作れば視聴者から人気が出て
再登場したり、スポットライト当てたスピンオフに作ることだって可能だろう。
「ドラゴンボール」をより盛り上げていけるだろう。

商売をするという意味でも価値があるはずなのに無でありすぎてスゴイ…
あ!
『悟空』や『ベジータ』などの人気を脅かすようなキャラクターを作ってはいけないという
圧力がどこからかかかったから
敢えて…敢えて(大事だから2度言う)面白みのないキャラクター達を作ったのだと
髭人は理解しておくことにするよ。



ツッコミどころはいくらでもある。
とは言っても全てが悪いって訳でもない。

「超」の唯一、評価すべきは中盤ぐらいからの戦闘描写だね。
作画班は凄いなと…。
序盤は世間でいう作画崩壊が多々散見されたが
未来トランクス編からの動きは目を見張るものがあった。
力の大会はその描写を見る為だけに見る価値はあった。

さて…
「ドラゴンボール超」の話題をしていると大抵
「ドラゴンボールGT」と比べて上なのか下なのかという争い。

髭人としては「超」の方が軍配かね。
若干、戦闘描写を重視するからな。
力の大会の戦いは凄かった。これは認めるもの。
「GT」の最終回の『悟空』『クリリン』の描写は確かに良いんだけどね。
全体から見れば…

と言っても、誤差の範囲内であり大差はない。
「GT」のボール探しのギャグ描写は酷いというか寒いというレベル。
これは超序盤のギャグと勝るとも劣らないしな。
キャラの扱いもキツイし、台詞も酷いのはあるし
「GT」の『超17号』はどういう扱いにすんだろ…


まぁ…
更にどこが上でどこが下かって細かく分析する事も出来るでしょうが
もうやめましょうや。

生ゴミを並べて

「どっちがいい匂いだ!」

なんて争いをするのは。
そんなの不毛でしょう。


ってな訳で「ドラゴンボール超」
「ドラゴンボールZ」のオープニングテーマ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」で

『頭カラッポの方が夢詰め込める』

って言っていたからな。
頭カラッポにしていたら楽しめる番組でしたわ。
現状の最強形態『身勝手の極意』だって無意識に体が反応するって話でしょ?
見て凄い描写に沸く!ただそれだけ!

何も考えず頭カラッポにして鑑賞するのに適した
考えたら負けなアニメでしたね。






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5 コメント

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Unknown (LA)
2019-08-01 00:43:33
是非とも超ブロリーの感想も書いてください
要望 (髭人)
2019-08-01 19:43:23
LA殿
コメントさんきゅ~です。

要望ですか…
2019年の年末辺りにテレビで放送されるでしょうから見たら感想を言うかもしれません…

と、その前に「LA」殿のこの記事についての感想のコメントを頂けると幸いです。
Unknown (LA)
2019-08-02 00:31:17
失礼しました。確かに記事の感想を書かずに要望だけを書き込むのはおかしいですよね。全世界で大ヒットした超ブロリーをどのように見られるのか、この記事を見ていて気になってしまったものでつい・・見視聴という可能性を何故か考えていませんでした。
超は頭を空っぽにすれば楽しめるというのには同意します。GTのように迫力のあるバトルが一つもなく、悟飯が何の役にも立たないのに比べ、良いバトル描写もあり、悟飯が本来の戦士の立ち位置に復帰して敵を倒していただけでも見続けた甲斐があったと個人的には思ってます。漫画版に至ってはケフラと相打ちする程に強いです。

フリーザと悟空が共闘する事に関してはバーダックなら「てめえ、それだけ必死に努力して俺のガキ一人も超せねぇようになるとはな」とかフリーザを嘲笑いそうで別に個人としては共闘に不快感は無かったです。そもそも原作にたったひとりの~は存在してませんし、この辺は超ブロリーをご覧になって感想を書いていただきたい。髭人さんのGTの記事には私は完全同意するコメントを残しましたが、超ブロリーに関しては髭人さんはどんな感想を書かれるのか?というのが楽しみです。長々と失礼しました。
ブロリー記事 (髭人)
2019-08-04 21:44:44
LA殿
コメントさんきゅ~です。

私は世界的にヒットとかあまり気にしないんですよね。
自分がお金を払ってまで見る価値があるかどうか判断するだけです。

私は、宣伝を見た感想としては
悟空入りのポッドを見つめる『バーダック』と『ギネ』を見て
「あ…態々、マイナスを採用してしまったんか…」
というガッカリ感が強かったので
映画館に足を運ぶことはありませんでした。

でも、私の記事をあんま期待するほどの事はないと思いますよ。
私は所詮、普通の人ですから
本編の感想はせいぜい「作画が良かった」ぐらいじゃないでしょうかねぇ…
Unknown (LA)
2019-08-05 01:26:39
まぁ、原作ファンの私としてはたったひとりの最終決戦をそのまま原作に組み込まれても不満なのですが、アニメSPが好きだった方の気持ちは分からなくはないです。とはいえ、マイナスとは違い、最後フリーザに単身立ち向かうバーダックも描かれてますし、原作の展開と矛盾もほぼ無いですよ。

大体レビューサイトを見ると7割くらいは絶賛で批判している3割の方もアニオリと原作の区別のついていない人が多くいる感じなので、普通の人の評価と言うと高評価になりそうなのですが、髭人さんの意見だと違った角度から評価をしそうで楽しみです。とはいえ、予告の段階では事細かに色々なサイトで叩かれ、いざ公開したら大好評の映画なので、見る価値があるのは間違いないです。GTのような路線を最高と考える方や、旧ブロリーしか認めないような方以外はまず楽しめると思いますよ。

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