あるテレビ番組で、「ゴボウの皮にサポニンが含まれ、老化防止作用があるので、ゴボウ茶の飲用がよい」ようなことを勧めてました。ゴボウについてサポニンを研究した方がいるのかと、文献検索しましたが、出てきません。文献のあるのは、ヨウシュヤマゴボウなどヤマゴボウの仲間のサポニンについての研究です。ゴボウはキク科、ヤマゴボウはヤマゴボウ科で全く植物が異なります。ヨウシュヤマゴボウについては毒草として知られています。
たしかに毒草の研究をすれば、適量なら薬になるような成分がみつかるかもしれません。ヨウシュヤマゴボウは、ブドウのような実のなる植物で、荒れ地でよくみかけられます。サポニンが入っているからと、食用にすべきではありません。一方、食用のゴボウについては、サポニンが含まれているという根拠が定かではありません。皮をむいて食べると大事な栄養素を捨てるようなものと番組では解説されてましたが、ゴボウにおいて、(一番はっきりしていて)重要な栄養素は食物繊維だと思います。茶にするよりも、食べやすい形で(皮の有無は気にせず)、食べるのが一番だと考えます。
ゴボウとヤマゴボウは別の植物です。ミソもクソも一緒にするような放送は考え直すべき時だと願っています。
たしかに毒草の研究をすれば、適量なら薬になるような成分がみつかるかもしれません。ヨウシュヤマゴボウは、ブドウのような実のなる植物で、荒れ地でよくみかけられます。サポニンが入っているからと、食用にすべきではありません。一方、食用のゴボウについては、サポニンが含まれているという根拠が定かではありません。皮をむいて食べると大事な栄養素を捨てるようなものと番組では解説されてましたが、ゴボウにおいて、(一番はっきりしていて)重要な栄養素は食物繊維だと思います。茶にするよりも、食べやすい形で(皮の有無は気にせず)、食べるのが一番だと考えます。
ゴボウとヤマゴボウは別の植物です。ミソもクソも一緒にするような放送は考え直すべき時だと願っています。
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