重大な告白

個別にはそうでない人だっているんだろうけど、コモンセンスとして女性に対して「ディズニーランドってそんなに面白いですか?」みたいな事を言うと、面白いとかつまんないとかいう返答があるのではなく、なぜか人でなし扱いを受けたりするのである。
正直な話、俺はディズニーランドが嫌いなわけではない。
とはいえ、言うほど楽しいという気はしない。
ということを、ちょうど隣にいた人にこそっと申し述べたら。
「冷静になって自分を振り返ったりしたらダメだよ。楽しむ気持ちを持ち続ければ楽しめるんだから、冷静にはなるな」という教訓をいただきました。
あんがい重要な告白だと思います。

ついでと言ってはなんですが。
俺がこつこつ貯蓄したニコニコ初音ミク好き曲集。
しかしなんというか、芸としては VOCALOID2 初音ミクに「おおシャンゼリゼ」 を歌わせてみた あたりがホントは最強なんじゃ無いかという気がしてます。ミクが歌ってて良かったな、という気になれるし。
あと単体としての完成度は、なぜか テレポーテーション－恋の未確認 － (VOCALOID2 MIKU ver) が抜群に高いような気がする。もっと上手いのもあるかもしれないけど、ここぐらいから先はなんで人間が歌わないのか、という事になってしまうぐらい人間っぽい、と思う。

ネタフリ数年越し

比較的どうでもいいことなんだけど、俺は数年前に知り合いの女性に斧をプレゼントしようとして受け取ってもらえなかった事がある。
もちろん斧といっても装飾用で、武器には使えないやつだ。
「叩けばへこむ」というのが、断わり文句にはあったけど。
そのときの教訓は「斧は女性向けのプレゼントにはならない」だった。

本日、こういった感じの痛ましい事件があった。
いちおう引用しておこう。

警察官が首切られ死亡　殺人容疑で二女逮捕　自宅寝室で
１８日午前４時４０分ごろ、京都府京田辺市興戸塚ノ本、京都府警南署員北門和一郎さん（４５）方で、北門さんが首を切られたとの通報が家族から田辺署にあった。署員が駆け付けたところ、北門さんは既に死亡し、専門学校生の二女（１６）が殺害したことを認めたため、田辺署が殺人容疑で逮捕した。

調べでは、北門さんは首を手おののようなもので切られ、寝室で倒れていたという。
田辺署は動機や経緯などを調べている。（共同）

だそうだ。

本日たまたま、その俺が斧をあげようとした人と同席していて、しかもこのニュースを見かけて嬉しそうに話しかけてくるのだった。
「ほら、ひぐらしだよひぐらし。今頃2chでは祭なのかなぁ」
完全にオタクの人のリアクションである。
「えー、祭はやってるだろうけど、俺はひぐらしは『嘘だ!!』しかしらないから、あんまりいろいろ言われてもわかんないよ」
「こっちだって主題歌ぐらいしか知らないよ」
というダメな会話をしつつ、しかし問題の言葉を言うのでした。
「だいたい斧なんて一般家庭には無いものだよね、どこで手に入れたのかなぁ」
……忘れてたんでしょうねぇ。
もちろん俺はすかさず答えるのでした。
「斧が欲しいんなら、僕がプレゼントしますよ」
「……」

その後は、この事件の話題を振ってくれなくなりました。
しかしまぁ、ボケるだけボケとけば、どこで拾えるかわかんないもんですねぇ。

本日の教訓は「たしょう興味を示してるようであっても、やっぱり斧はプレゼント向きじゃない」と言う事でしょうか。
意中の異性がいる諸兄はよくよく心に留めておいてください。

初音ミクに感動した件について

初音ミクはかなり凄い。
とりあえずYouTubeから、もののけ姫を歌ってるところ。

この人がどういう人なのかというと、ソフトウェアです。
と言っても音声まで合成なわけじゃなくて、声のモデルの人に呪文のようなものを録音してもらって、そこからサンプリングしてきて上げたり下げたりとかをしてるって事みたい。
なので、こういう声そのものを合成できるって話でも無いらしい。

で、冒頭の曲はほとんど人間が歌ってるように聞こえると思う（ので俺も感心した）んだけど、自然と上手く歌えるわけでも無いらしい。(歌声は同シリーズ別のキャラクターのようだ。それはそれとしてインパクトありすぎだけどね)。もののけ姫も、言われてみれば同じような声の傾向、立ち上がりが遅いというのかそういう感じがあるのも判ると思う。
ただ、外人のVOCALOIDの上手いヤツになると、もうそれもわかんないんだよね。
外人でも下手なのはわかるんだけど。

ちょっと思うのは、こういうのに対して「歌ってる人」という言葉を使うのに、俺はそれほど躊躇しないよな、という事だったりする。もちろん別に人間だと思ってるわけでないのは当たり前なんだけど、「歌の上手いソフトウェアだな」より「歌の上手い人だな」と思ったほうがしっくりくるんだよね。これはなかなか面白い感覚だ。
同じくyoutubeなんかでも、「ゲームを操作ミスの無いツールで操作させて理屈上の最速を希求する」TASっていう遊びの動画もあるんだけど、これも「向こうの人」がいる感じがする。「ゲームは操作してる人がいて当然」という学習が自分にされていることも面白いし、人間が操作しているはずのものがいれば論理的に向こう側が見えなくてもそこに人を感じるのが面白いのだ。
いわゆる「中国人の部屋」っていうやつの、ものすごく現実的な発現例だと思うので、そういうのに興味がある人はなんらかの感想を持ってみたほうがいいと思う。
感情とかも感じ取ろうと思うとなお面白いかもね。

とまぁ、やや堅い感想はここまでにして。
以下、ニコニコの初音ミクで俺が感心したもの。

初音のアクエリオン……すごく微妙な感じ。不気味の谷に相当するかも
姉妹一緒に「鳥の詩」 MEIKOと初音ミク（ネギの人 版）……レベルの違う自然さ。凄い。人間は二人以上の声を聞くとき、分解して聞けるわけじゃないんだろうね、たぶん。
恋のミクる伝説 [修正版] （VOCALOID2 初音ミク ver.）……もともとアニメの挿入歌で「わざと下手に歌う」というネタのものなんだけど、それを初音ミクにやらせてると言う複雑な面白さです。これは使ってる人が上手いって話ですが。
VOCALOID2 初音ミクがFF7の「J-E-N -O-V-A」を歌うそうです……なんかちょっといろいろ凄すぎてどうにもできないです。感想もいえない。面白いですが、困る。
初音ミク３パートで般若心経木魚 付き……経文ってのが音楽だっていうのはどこかで聞いた話だけど、初音ミクに実感させられるとは思わなかった。ブレス無しで最強かもしれない。

本日はもうひとつオチがあります。
僧侶のアクエリオン 【Full Version】……「歌詞のついた歌を歌う」のと「声で歌を歌う」のでインパクトがあんまり変わらんというのは俺としては発見かもしれないです。まぁハミングとはの効果ってのはこういうことですか、なるほど。

ワールドコン終了

ワールドコンが月曜に終了した。
英語で言ってることなんて1/5も判らないというのに、なんだか楽しかった。
（あ、日本語だけでやってる企画も存在しました。同様に英語だけも存在したけど）
正直、進行はめちゃめちゃグダグダでどう頑張っても褒められたものじゃないんだけど、不思議と腹なんて立たなかった。日本人も外人も、誰も腹立ててませんでした。非常に不思議な感じの空間だった。

個人的に総括すると、俺は「エレン・カシュナーの追っかけをしてた」という事にまとめられるんじゃないかと思います。
なんというか、いわゆる商業主義的な手があんまり入ってない手作りのイベントで、これだけ規模が大きいものって他に無いんだろうと思う。初参加で感じたのは、基本的に内輪に向けたイベントで素人にはお勧めできないけど、「お勧めされなくたってこれに参加したいんだよ」と思う人なら誰でも楽しめるんじゃないかと思う。

各企画の詳細なんかはtriskaidecahedronで。