がんばる高校球児を、同じ高校生がダンスで応援するテレビCMができあがった。出演は同志社香里高校(大阪府寝屋川市)のダンス部らで、振り付けは自分たちで考えた。全国で放送が始まっている。
【動画】高校野球ダンスCM 制作の舞台裏大会をPRするCMで、制服姿の女子生徒35人が、ダンス&ボーカルユニットのDream5が歌うアップテンポにアレンジされた大会歌「栄冠は君に輝く」に合わせて校舎内などで踊る。振り付けには、投球や打撃の動作、監督が出すサインの様子など、野球にちなんだ動きが随所に盛り込まれた。
ダンス部部長の谷岡優(ゆう)さん(3年)は「仲間や指導者、親といった多くの人たちに応援され、プレーする球児の姿をイメージした」と話す。
部員らの制服には背番号「19」。甲子園のベンチ入りは18人で、19番目のメンバーとして応援するというメッセージだ。そこから、「たくさんの人に球場に見に行ってほしい」という思いに、語呂合わせの「19(行く)」をかけて、踊りの最後を「19」をアピールするポーズで締めた。
撮影は6月中旬、同志社香里高校の校内や近くの淀川の堤防などであり、丸2日がかりで計約30シーンを撮影した。一シーンに10~15回は踊る上、撮影の合間の休憩時間にも、個人で振り付けのチェックに余念がなかった。谷岡さんは「数百回以上は踊っているかも。みんなの熱を一つに、CMから応援する気持ちが伝わってほしい」、約2週間で振り付けを完成させた。
(wev抜粋)
応援も選手と同一